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今日の一曲
Spandau Ballet(スパンダー・バレエ)
/ TRUE
TRUEは1983年にイギリスのバンド「スパンダー・バレエ」によりリリースされた曲。自分もバラードの中では一番好きな曲の一つ。彼らの代表曲のひとつでもある。アルバムのタイトル曲でもあり、おそらくバンド最大のヒット作、、、、
Billboard4位、British singleチャート 1位を獲得するなど大ヒットした名作。
ジャンルとしては、当時の音楽シーンを席巻していたニュー・ウェイヴとブルー・アイド・ソウルが融合した、正に流行りの中の流行りの典型的な一曲。
スローテンポから繰り出されるカッティングギターとコーラスの時点で、雰囲気ができあがってしまう笑。
トニー・ハドリーの繊細だけど力強いボーカルはかなり耳に残るいい声。なんとなくだけど、この時期のブリティッシュロックシーンにはこういう少し鼻にかかったような色気のある声が多かったような気がするのは気のせいか、、、
途中サックスのソロもフレーズをほぼすべて記憶できるくらいわかりやすくて安心して聴いてられる。
歌詞は、恋愛と青春の悩みや歯痒さや音楽に対する気持ちが入り混じった気持ちをぶつけた感じで、若い頃に共感をした記憶が蘇る。
「Why do I find it hard to write the next line?」
次の一行を書くのがこんなにムズイのはなんで?
「I know this much is true」
これだけは真実だ
「Listening to Marvin (All night long)
This is the sound of my soul!」
一晩中マービンを聴いた
これが僕の魂のサウンドだ
そして最後に
「Oh, I want the truth to be said!」
本当のことを言ってくれ〜!
と叫ぶ、、、
うーん、悩ましい、、、
聴けば聴くほど耳に残るし、単なるバラードというより、リアルな感情を詩的に表現した事がヒットに繋がったと思うし、多くの人の心に響き続けているのだと思う。
そしてそれは今聴いても色褪せることなく、80年代のブリティッシュロックを語る上で外せない一曲だと思う。ぜひ聴いてほしい。
https://youtu.be/AR8D2yqgQ1U?si=iEgHaRy_nvT0R0QR