見出し画像

#2【幼稚園】【保育所】【子ども園】2学期のスタート!楽しい保育は必ずできます!【そのために大切なこと3つ】の【1つ目】

👦🏻「せんせーい!きょうは、だれのたんじょうびでしょうかっ!」
👧🏻「ワタシしってるーー!ドラえもーーーん!」
👦🏻「なんでゆうねん!」
👧🏻👦🏻「ぎゃーー!あははははーーーー!」

 9月3日の保育室は、こんなおしゃべりでいっぱいの、賑やかな遊園地みたいではないでしょうか!
9月の第1週、子ども達がそれぞれのペースで園生活のリズムに慣れることができるように、先生方は本当に優しく子ども達を受け止めてくださっていますね。

 4月から新年度が始まって、止まる事のないジェットコースターのような日々の繰り返し。「忙し過ぎて、その日その日が精一杯」「頑張っているのに空回り」
そんな風に感じているまま、9月、2学期がスタートしてしまった。少し自信を失っている保育者の方へ。大丈夫です!安心してください!クラスの子ども達はちゃんと成長しています!

 大切なことは以下の3つです↓↓

⑴正直でいること。誠実であること。
⑵保育計画は「長期」「中期」「短期」を持っておく。(準備は早め早めに)
⑶とにかく話す。(子ども達と、周りの先生方と、保護者の方々と)

一つづつ説明いたします。今回説明いたしますのは↓↓

⑴正直でいること。誠実であること。
具体的にどういうこと?

▶︎子どもとの約束は必ず守る。(姿勢を見せる)

 子ども達にとっては、遊びが生活そのものであり、喜びです!その場その場で完結する遊びもあれば、続きを楽しみにしながら継続する遊びもありますよね。
「この遊びの続きは、お昼ご飯が終わったらね」「明日も続きしようね」と子ども達に言った(約束した)のなら、必ず実現させてあげましょう。これは、裏を返せば、できない約束はしてはいけないということです。

 もしも、忙しいあまりに約束を忘れてしまっていて、やろうねと言っていたことができなかった時は、心からそのお子さんに謝りましょう
 そして、お子さんの気持ちに沿った(実はたいして遊びの続きへのこだわりがなく、もう忘れちゃっている場合もありますので)、守れなかった約束の代わりになるような、もっと素敵な代替案を一緒に考えて実現してあげてください。
「あなたとの約束はとっても大事なんだ」「あなたはとっても大事な存在なんだ」と心から伝えるのです。行動で示すのです。この積み重ねほど確実な保育はありません!

 突発的な事が次々に起こるのが保育現場の日常です。
膨大な仕事量、情報量の中に埋もれずに、楽しい保育をするためには、
「これだけは!」というこだわり、優先順位1位!というものを持っておくことがコツです。

 私が保育現場でこだわっていたのは「命」と「心」を守ることです。(当たり前ですね)

「命」に関わること。アレルギーや怪我、体調管理(個別に配慮が必要なもの)、ちょっとした顔色、目つき、どんな体調不良も見逃さない!「私は看護師さんかな?」というくらいにこだわっていました。
「心」に関わること。それが、子どもとの約束を守ること、守れなかったら誤魔化さずに心から謝ること、一緒に代替案を考えること、それを実現すること、です。

 クラスには大勢の子ども達がいるのですから、この1つのこだわりだけでも実行すれば20人分、30人分となりますね。
大丈夫です!できます!


▶︎失敗を隠さない。分からないことは分からないと言う。(素直が一番)

 子ども達は、よく先生のことを見ているし大好きなので、先生の失敗を見つけてはからかってくるでしょう。それには「あはは〜!」と言いながら難なく失敗を認める事ができる。

 でも、いざ、先輩の先生に怒られる(かも)・園長先生に怒られる(かも)・保護者に伝えたらややこしくなる(かも)と考えると、うやむやにしてしまおう。。となっていませんか?

 正直に話して、怒られちゃいましょう!
そうすれば失敗は学びになります
そして、不思議なことに、正直に話す人を怒る人はあまりいません。

 「何でもかんでも正直に」そうできればいいのですが、それもまた難しいことです。
正直に話すことで、話した本人はスッキリするけれど、そのことで誰かが困ったり、心配事が増えたりする、なんてことは避けなければいけません。
 特に、保護者さんの中には、聞いたことをマイナスに受け止めてしまったり、心配し過ぎてしまう方などもいらっしゃるので、そこは伝え方の工夫、ケースバイケースです。

「そんないい人にはなれないよ」と思っていますか?
「そんないい人になれるように頑張ろう」と思っていますか?

「正直でいること」「誠実であること」は、「どんな時もいい人でいようとする」ことではありません。「自分軸と学ぶ心をもち、嘘をつかず、目の前の人(子ども・保護者・職場の先輩同僚)に心から接する」と言うことです。できないことはできない、と断る勇気も含まれます。
(嘘をつく、隠す事が当たり前だったり、ましてやそれを強要されるような職場環境であれば、それは無理。そこからあなた自身を救い出してあげてください!)

 毎日毎日子ども達と一緒に生活を共にしている皆さん。実は、もうすでに皆さんは「正直で」「誠実な」先生です。あっちに走り、こっちに走り(走ってはいけません、子どもにぶつかります。)力一杯、子ども達のために尽くしてくださっています。

 なので、忙し過ぎて保育に迷ったら、ここに立ち戻って、「ありのままの私でいいんだ」と自分を褒めてあげてくださいね!

本当に、毎日毎日、ありがとうございます。

次回は、【大切なこと2つ目】です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
どうぞ健康第一で、お過ごしくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?