ギャラリー
有朋寮の寮長だけではなく、生徒会長でもあった有朋の首領(ゆうほうのどん)です。
まさに首領の中の首領です!
私は高校の時に寮に住んでいて、麻雀を毎日していました。
その日はいつものように5卓ほど立っていたのですが、23時を過ぎたので隣の卓のマジメな奴らは終了して、自分の部屋に戻ろうとしたのですが、4人全員が私の後ろで足を止めました。
「この局だけ見ていくか」
私と違いマジメな4人は、いつもなら自室に戻って寝ている時間ですが、最後の半荘が長引いていつもより遅い時間にもかかわらず、1局見ていくと言い出したのにはもちろん訳があります。
それは
私の配牌に字牌の対子が5つあったからです。
全員、麻雀を覚えたばかりの高校生です。
まずは字牌から切れば良いやろと思っているので、
ポン!
ポン!!
ポン!!!
3巡であっという間に字一色を聴牌しました。
私も含め、ものすごくレベルの低い麻雀だったので、ギャラリーの4人がいなければ、馬鹿なこいつらは「まさかね~、今のうち」と言いながら手牌に字牌があれば絶対に切っていたと思います。
特に西は世界で一番安全な牌だと当時は信じられていました。
※のちに内川pが誤りだったことを証明してくれました。
しかし私がギャラリーを4人も従えているので、他の3人は大物手がすでにテンパっている可能性を疑い出しました。
そして念のため、やめておくかといった空気が卓上に広がり、全員がべた降りし始めました。
こうなると山との勝負ですが、残念ながら結果は流局で私の一人聴牌でした。
すると倒された私の手を見て3人が大騒ぎです。
「やべ~~字一色初めてみた、和了っていないけど」
「お前ら(ギャラリー)がいなかったら絶対に中、切ってたわ、アブね~」
「海底のツモ、西だったんだけどwww」
私が人生初の字一色を和了るまで、そこから8年の年月がかかりました。。。
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