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ミャンマーで闇両替

PayPayなどのスマートフォンのキャッシュレス決済サービスの使い方がよくわからない、アナログおじさんの有朋ゆうほう首領どんです。

セットで麻雀をした後に支払いをPayPayでみんなするのですが、私だけ現金で支払います。やっぱり現金が安心です!

今回はミャンマーを旅行した時のお話です。


ミャンマーの通貨はチャット(Kyat)といい
100円=1,355チャット(2025年2月現在)です。

最近(けっこう前から?)は旅先でクレジットカードが使えるところが増えましたが、私がよく行く開発途上国では昔は(今は知らん)現金しか使えないことがほとんどでした。

なので旅行に行くと現地通貨に両替をするのですが、基本そういった国の通貨は弱いため、現地で両替をすることになります。
※日本でも両替できるがレートがすごく悪い



私は空港で10USDだけを両替して(空港はレートが悪いことが多い)、そのお金でバスに乗りヤンゴンの市内までやってきました。

バスを降り、あてもなく歩き出すとチンピラ風の若者が声をかけてきます。

「両替しないか?」

どうやら、このチンピラ兄ちゃんは闇両替をしているようです。
闇両替とは、銀行や公認両替所と違い、正規の許可を得ていない両替屋のことです。
もちろん違法で、偽札をつかまされるといったリスクがあるので要注意です!
ただ銀行よりレートが良い(手数料が少ないので成り立っている商売)といったメリットもあり、私は少額の利用であれば、これまでにいくつかの国で何度か経験がありました。

レートを確認するとかなり良かったので、ちまちま両替するのもめんどうだと300USDを(うろ覚えですが450,000チャットに)一気に両替することにしました。

するとチンピラ兄ちゃんは

「こっちについてこい」

人気のない路地裏に連れていかれると、そこにはこれまたチンピラ風の男が2人いました。

旅に慣れていない人ならビビっちゃうんじゃないですかね。

リーダーと思しき男が手を出してきたので、私は300USDを渡します。
お金を受け取った男はウエストポーチを開けると、そこから札束を取り出し私に渡します。

「自分で数えろ」

こんな大金を渡すなよ、別に枚数をちょろまかすとか疑ってねーよと思いながら、私はお金を数えます。

そして紙幣を45枚抜き取り、残りの札束を男に返します。

男たちは「サンキュー!」といって、笑顔でその場からすぐに立ち去っていきました。


お金を手に入れた私は、さっそく屋台で食事です。
屋台では、すでに調理済みの料理が並んでいて、食べたいものを指さして注文します。
私が頼んだのはヒンと呼ばれるミャンマーカレーです。
めちゃくちゃ油が入っていましたが、まぁまぁおいしかったです。

お会計をした際に、少し違和感を感じましたが、とくに気にせず次はホテル探しです。

街をぶらついていると、ほどよく古びて汚い安そうなホテルを発見し、今日はここに泊まることに決めました。
フロントで2泊分の部屋代を払うと、またもや違和感を感じます。

なんかお金が少ないな。。。


300USDも両替したのに、すでに手持ちが半分もありません!


あっ!やっちまったぞ!!


ここで私は気づいてしまいます。
財布の中の紙幣をよくみると、そこには1000チャットと記載されています。

そうです!
私は450,000チャットを受け取らなければいけなかったのに、45,000チャットしか受け取らなかったのです!

紙幣が3枚から45枚に増えたので、お金持ちになった気がしていましたが、実は約30,000円を約3,000円に両替していたのです!!

450枚も必要だから、男は札束を渡してきたんですね。※さすがに450枚もなかった気がするが

まだ現地の通貨に慣れていないのに、いきなり大金を闇両替しちゃダメです😅


ちなみに私が旅行した頃には10000チャット紙幣(2012年発行)はなかったので、チンピラ達は私を騙そうと1000チャット紙幣を渡したわけではありません。

私が勝手に

セルフボッタクリ


されてしまったってお話でした😭

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有朋の首領
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