海外で警官とバトル?!
昔はチンピラっぽい風貌だった、有朋の首領(ゆうほうのどん)です。
今は紳士そのものです。
私はいろんな国でトラブルに巻き込まれているのですが、ニュージーランドは旅行ではなく住んでいたという事もあり、トラブルにあった回数が断トツで多かったです。
過去に紹介したニュージーランドのトラブル ↓
今回はまだニュージーランドに住み始めたばかりの頃のトラブルの話をご紹介させていただきます。
私はニュージーランドでの最初の1か月間はホームステイをしていました。
ホームステイ先はGlenfieldエリアにあり、語学学校のあるオークランドまでバスで毎日通っていました。
まだ友達もおらず休日はすることがなかったので、いつもはバスでオークランドへ行っているのですが、その日は天気が良かったので、先日買った地図を片手に、オークランドまで歩いて行ってみることにしました。
当時、私には気になっている事が1つありました。
それは、ホームステイ先からオークランドへ行くにはハーバーブリッジを渡らなければ行けないのですが(※ものすごく迂回すれば行けますが)
はたして歩いて渡ることができるのか?
通学する際にバスから見る限りは歩行者の歩く場所は見当たらないのですが、車道の下は歩道になっていて歩けるんじゃないか確認してみようと思いました。
ホームステイ先から1時間くらい歩いた頃にハーバーブリッジが見えてきました。
橋の近く(上記の囲ったところ)まで来ると歩道がすでになく、歩いては渡れないんだろうなって気はしましたが、せっかくだから近くまで行ってみようと路肩を歩いていると、後ろからパトカーがサイレンを鳴らしながらやってきました。
特に気にもせず歩いていたのですが、パトカーは私を追い抜いた後、少し先で停まりました。
そしてパトカーから警官が降りてきて私のほうに向かってきます。
私はてっきり、危ないからパトカーで橋の向こうまで送ってやるよと言われると思っていたのですが警官が私に向かって叫びます!
「ここはモーターウェイだから歩いちゃだめだ!」
そうか、ここは歩いちゃダメだったのか。。。
とりあえず警官に連れられパトカーに乗るとパスポートを出すように言われ、住所や電話番号を聞かれます。
とりあえず注意を受けて、その後に解放されると思っていた私は衝撃を受けます。
なんと警官から反則切符を渡されたのです。
私は車を持っていないのに、反則切符を切られたのです。
本当にそんなことがあるのだろうか?
私が日本人だからカモろうとしているのでは??
パトカーに乗せられ橋を渡ったところで降ろされたのですが、朝っぱらからテンションはガタ落ちです。
せっかくオークランドまで来ましたが、意気消沈して何もせずバスに乗ってすぐに帰りました。
翌日、語学学校でこの話をしたところ全員がそんなことあるのか?と疑ってきましたが反則切符を見せると信じてくれました。
車を持っているクラスメイトが先日、一時停止違反で捕まった時の罰金が50ドルだったと教えてくれたのですが、私の罰金の額は250ドルでした。
車を持っている奴が50ドルで、車も持っておらず歩いているだけの私が250ドルなんて納得できません。
私は学校終わりに警察署に行くことにしました。
放課後
警察署で私はつたない英語で昨日の出来事を必死に説明します。
自分はニュージーランドに来たばかりで、よくわからなかったんだ。
なんとかならないのかと訴えかけます!
しかし対応してくれた警官はNoの一点張りです。
まともに話を聞いてくれません。
私があまりにもしつこく食い下がるので、もう帰れと言い出しました。
そこで、私は英語が得意ではないので、日本語が話せる人はいないか聞きますが
No!
もうこれ以上粘ってもダメそうです。
最後に日本大使館はどこにあるかを尋ねました。
日本大使館でダメもとで相談してみようと思ったのです。
すると警官は地図を私に放り投げてきたのです。自分で調べろって事か??
たしかに私はしつこかったかもしれませんが、道を尋ねた人に対して地図を放り投げるのは流石に許せません!
ここは警察署ですよ!!
以前にも書きましたが、人はぶち切れると母国語しか出てこなくなります!
私は大きな声で日本語で暴言をまくしたてました!!
そして最後に椅子を蹴っ飛ばして警察署を出ました。
↑これはよくなかったです
警察署を出て、さぁ大使館にどうやって行こうかと思ったのも束の間です。
私は追っかけてきた警官に壁に叩きつけられます!
身長181cmの私より背が高く、厚みも倍くらいはありそうな警官が私の顔の前に指を突き出し言いました。
「お前はニュージーランドに来たんだからニュージーランドのルールを守る必要があるんだ!わかったか!!」
いまなら震えてションベンをちびってしまいそうですが、当時の私はとがりにとがりまくっていたイキリ野郎だったので
「わかんねーよ!」
と言い返してやりました!
今思うと呆れたイカレっぷりです。
結局、納得のできない私は罰金を払わないままニュージーランドでの生活を続けていました。
このまま払わずに済むんじゃなかろうかって気がしてきたときにある噂を耳にします。
イギリス連邦の国で悪さをすると、その国だけじゃなく他のイギリス連邦の国にも入国できなくなる。
私は焦りました。
私は死ぬまでに100か国を訪れたいという夢があります。
まだまだ行ったことのないイギリス連邦の国はたくさんあります。
なんならニュージーランドの次はイギリスに行く予定でした。
噂の真偽はわかりませんが、私は噂を聞いた翌日に裁判所に250ドルを持って罰金を払いに行きました。
するとここで悲しい出来事が起こります。
半年以上も支払わずにいたので遅延金が加算され250ドル→400ドルになっていたのです。
あぁ何故すぐに罰金を支払わなかったんだろうと、私は己の愚かさを呪いました。。。