ケアマネ試験:3択問題の解法紹介【実例問題で徹底解説】
こんばんわ、momoです。
ケアマネ試験の過去問や予想問題を解いていると、「正しい選択肢を3つ選べ」という問題に多く遭遇することがあると思います。
先日、私は下記のツイートをしました。
この「消去法」を活用した問題解法について、より深掘りしていきたいとおもいます。
それでは、講義をはじめていきます。
令和3年度(第24回)問題10から引用しています。
まず、この問題で明らかに間違っている選択肢が1つあります。分かりましたか?
そうです、問4です。介護支援専門員の名義を他人に勝手に使用させて良いはずがありません。これは明らかに間違っているので誤りの選択肢だと気づくことができます。
では、他の選択肢はどうでしょうか。
選択肢を見ていきましょう。
問題1については、「業務を行うにあたって介護支援専門員証を必要に応じて提示しなければならない」とあり、業務を行うにあたっては必要に応じて介護支援専門員であることを明示(証明)していかなければならず、その証拠書類として介護支援専門員証を使用するためこの選択肢は正解です。
問題2については、「他の都道府県へ登録を移転する場合には、移転先が実施する介護支援専門員実務研修を受講しなければならない」となっており、一見は正しそうな選択肢に見えます。
しかし、移転した場合は移転先の都道府県知事に申請することは必要ですが、有効期間は前の有効期間を繰り越すことができるため、介護支援専門員実務研修を受講しなくてはならないという選択肢は誤りと分かります。
そもそも、介護支援専門員実務研修の受講日程は決まっていますし、移転してしまうと5年に1回の実務研修まで資格を喪失してしまうことになってしまいますので、不正解と導き出すことができます。
この時点で2、4の設問は誤りと判断でき、正解は1、3、5と選ぶことができます。
ちなみに、問題3は有効期間は5年のため正解の選択肢となります。
問題5についても、介護支援専門員には秘密保持義務(介護支援専門員は、正当な理由なしに、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。介護支援専門員でなくなった後においても、同様とする)とあるので、正しい選択肢です。
このように、「3つの正解を選ばないといけない」とだけ捉えるのではなく、「間違った選択肢を2つ消せばいい」という消去法を上手く活用できれば解法の幅が広がり、より高得点を目指しやすくなります。
過去問や予想問題等の問題演習を通じて、問題慣れすることとともに、解法テクニックも身につけて当日の本番試験に臨みましょう。
では、また次回に!!