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第四話「関西フォーク」

マーガレッツ解散後
また新たなグループを結成していた。
同じく1970年、グループ名は
はしだのりひことクライマックス
ここで初めてメンバーに女性が参加する。藤沢ミエ、愛称はミエちゃん、メインボーカルとして
活動する。1970年にクライマックス結成コンサートが開催しその模様がレコードに収録されている。(神田共立講堂にて)

メンバー
はしだ のりひこ:ギター・ボーカル
藤沢 ミエ:メインボーカル
坂庭 省悟:バンジョー・ギター・高コーラス
中嶋 陽二:ギター・ボーカル・低コーラス

結成コンサートで発表された「花嫁
1971年にデビュー曲として発表。
駆け落ちの歌だが疾走感のある明るい曲

となっている。シングル盤の裏に
プロフィールが載ってあるのだがおふざけ笑
個人的に陽二さんの趣味
はしだ家のハエたたきが面白かった。

〜花嫁は二つあった?!〜

この花嫁が出来上がる前の話。
作詞は北山修、作曲は、端田宣彦と坂庭省悟
となっているが、もう一つの曲については
公開されていない。ただ、はしださんが
もう一人に詞を頼んでいたという話がある。
レコーディング時に、はしださんが突然もう一つの花嫁を歌わせてほしいというお願いがあり
北山さんは驚いた。
はしだ:この詞もいいよね気に入ってるんだ〜
と二曲収録してどちらが良いか
迷っていたところ、たまたま遊びに来ていた
岡林 信康が北山さんの花嫁を気に入り決まった。
駆け落ちと聞くと暗いイメージを捉えるが
この歌は駆け落ちといいながら明るく前向きな歌である。実はこの収録時、ドラムの方がテンポを間違えてしまったのだ。それが、逆に良いんじゃないか?という方向に進み、そのまま変えず
収録し発表したところ大ヒットとなった。

〜他メンバー〜
少し戻るが…シューベルツ解散後
1970年前半にシューベルツの弟子バンドとして
組まれた同じく京都のグループ「マヨネーズ
その中に坂庭省悟中嶋陽二が参加していた。
演奏力が非常に高い実力派のグループである。
はしださんはここからおふたりを誘って
クライマックスを結成する。
マヨネーズ前身は、同じくシューベルツの
杉田二郎がいたジローズ。1968年ジローズでデビューした三人組、メンバーには杉田二郎の他に
塩見大治郎細原徹次郎がいた。

〜ジローズ、アマチュア編〜

この三人の他に、中嶋要次郎箕岡修二郎が参加していた。最初、ジローズは五人組であった。
1968年のレコードデビュー後、三人組ジローズが
解散することになり残された中嶋さんと箕岡さん。そこに中嶋さんの友人である、坂庭さんが参加し「マヨネーズ」が結成されたのだ。
(はしださんが名付け親)

ミエちゃんは元々ザ・パーティという
グループで活動していてそこでも
華麗なる歌声を放っていた。それを聴いた
はしださんが誘って結成するも途中で
脱退してしまう。

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