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人の痛みが分かるだろうか

これは
僕の個人的な経験ですが、

昔上司だった男の人がいまして、
彼は若い社員で頭痛持ちの男を
よく怒鳴ってました。


男が痛いとか抜かすな!

と叱責を続け、若い社員は辞めていきました。

数年して、僕は会社を変えて、
久しぶりに会った時、

その上司だった人が、
頭痛に生まれて初めてなったらしく。


頭痛って辛いな。こんなに苦しいとは、

と嘆いてました。

とっくにいびられて辞めた
若い社員が聞いたら
どう思うのだろうと僕は思ったものですが。


つまり、本来、
痛みはパーソナルなものです。

客観的に捉えられないし、
実はその時の感じ方にも
左右される、
固定されていないものです。


さて、僕がこの文章を
書き始めたのは、
悩んだ時人はどこに相談し、
解決すれば良いのかと
素朴に考えた事があるからです。


気持ちが落ち込んで、
例えば、心療内科や精神科に行きます。

面白いのは、解決能力が
彼らには無いんです。
なのに、医療の領域に居座っています。


分かりやすい精神科医の
香山リカさんは、
普通の人なら言わない、
本音を暴露してくれて参考になります。

患者を見てると甘えてるなと思う。
悩んでばかりいても仕方ない。


まあこの通りではないですが、
こういう医師の内面を吐露してくれます。


でも医師の仕事って何でしょう?

悩んでる人がいたらそれを解消する
それが仕事ではないのでしょうか。


カウンセリングだって職務な筈です。


でもはっきり言って、
精神科に通院して良くなった話は聞きません。

正確に言うなら、ようやく
病識(多分困り事の事です)

を持って通院を継続できる。

これが成果だと思ってるようです。



でもはっきり言えば、

調子の悪い時に何度か通院し治る、
これが病院の役割です。


勿論、重度の精神疾患もあれば、重い難病も
あります。


僕が今問題にしたいのは、
普通の人が躓いて
悩んでしまった時の事です。


僕が一番不思議なのが、

ほとんど問題を解決出来ない事に、
何とも思わない人が、
よくそういう領域の仕事を
継続出来るものだなという事です。

無力感に苛まれてる医師も実は多いですが
(問題を解決出来ないので)

じゃあ何でそんなものがあって
継続しているのか、

歴史的な事実と、
経済的な理由という

元も子もない話に繋げていきます。



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