移築を重ねて受け継がれる門/旧三瓶家門/イワテ歴史的建造物巡り12
投稿期間が空いてしまって申し訳ございません(汗)
ここしばらく体調不良などで記事を書くことができませんでした。しかし、岩手のことを少しでも発信したいと思い少しずつですが投稿していきたいなと思いますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
今回はかつて岩谷堂城家臣の住宅に使われていた門です。
自分は門が残っていることは知っていましたが最近まで場所を特定できずにいました。そしてやっと情報を見つけたので近くに行ったときに見てきました。
松岩寺北門として現在使われているこの門は旧三瓶家門といい、通称三瓶門として知られています。
立派な門なので新築されたものと間違えそうですが、実は建築年は…
弘化3年(1846)頃で築178年経過している事になります!
説明文によると三瓶清之進可則の自邸の門であり、三瓶家は松岩寺の檀家であったそうです。その縁があってここに移築されたのでしょうね(^_^)
ちなみに場所をしばらく特定できなかった理由もこの案内に書いております。
それは岩谷堂小学校の東口校門として使われていたという事です。
私はこの情報を元にマップアプリで旧岩谷堂小学校周辺をずっと探していたのでそりゃあ見つからないわけですよ…(ToT)
ついでにかつての東口校門の所も見てきました。
松岩寺の前はここに三瓶門があった様です。今でも基礎跡が残っていました。
改めて松岩寺北門の基礎部を見てみると一致するところがあるのでこの場所で間違いなさそうです。
平成28年(2016)に撤去されることになった際に松岩寺に移築再生されたことで歴史遺産の保護ができて岩手好き、地域遺産好きの自分として嬉しく思います♪
形式としては四脚門で脇の低い口はおそらく潜戸だと思います。かつては扉もついていたのでしょうか。
上の方も見ていきます〜
一部白く塗られているのも創建時の意匠でしょうか、立派な彫刻も見られます。
今回は短めになってしまいましたが、これから体調の調子を見ながら続けていきたいと思いますのでまたよろしくお願いしますm(_ _)m
【建造物DATA】
名称 旧三瓶門(松岩寺北門)
年代 弘化3年(1846)頃
住所 〒023-1114
岩手県奥州市江刺川原町
座標 39.1878583, 141.1805334
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