①獣医腫瘍科認定医2種 穴埋めのみ予想問題集 診断学総論編

2回認定医2種の試験を受けました。過去問など購入したりしましたが、全てを完璧にすることはなかなか難しく、細かなところまで把握しなくてはいけないなと感じたため。テキストベースで自分で穴埋め問題を作成しようと思い作成しました。かなりの量があるので章別でアップさせていただきます。今回は診断学総論のみなので公開範囲は広めで気に入っていただければ先も購入していただければと思います。
基本的には本に書いてある文章から穴埋めを使っています。また本文以外の図や表などの文章も入れたりしています。


腫瘍の定義は『本来自己の体内に存在する細胞が、(     )に(     )にかつ(     )に増殖する状態』
腫瘍は、その形態および動態によって(     )と(     )に分類される。

        良性腫瘍          悪性腫瘍
発育形態   (     )        (     )
周囲との境界 (     )        (     )
発育速度   (     )        (     )
増殖性    (     )        (     )
再発性    (     )        (     )
転移性    (     )        (     )

悪性腫瘍はその発生細胞の由来によっても分類されており、自ら独立して機能できる細胞の腫瘍を(     )、それ以外を(     )と呼ぶ。また後者は(     )細胞由来の(     )と(     )細胞由来の(     )に分けられる。
良性腫瘍は起源細胞・組織の名称の後に(     )をつけて表記する。

細胞増殖モデルでは(     )期に次ぐ(     )期を迎えた細胞群は、分裂のための準備期である(     )期を経て(     )期にいたり、有系分裂のプログラムを完了し増殖を果たす。
正常な再生組織ではこれらの(     )に加えて(     )を含み、それらは成熟した細胞集団である(     )と細胞集団の維持あるいは栄養不良などによっていったん分裂を中止した(     )によって構成される。後者は適度な増殖刺激{(     )(     )(     )(     )など}により再び分裂する能力を有し、M期とS期の間で停止して存在する(     )期の細胞として認識されている。

腫瘍の増殖率は発育段階に応じて(     )層から(     )層に移行する増殖曲線を描く。増殖初期では(     )も短く、(     )も高い。
臨床的検出段階は(     )個の腫瘍細胞がある。

腫瘍の発育形態
良性腫瘍では(     )で(     )発育を示すのに対し、悪性腫瘍は(     )で(     )発育の形態を取り、時に集団から離れて存在する(     )が認められる。

がん浸潤のメカニズムは(     )によりコラーゲンなどの細胞外基質を徐々に破壊し、(     )で細胞外基質タンパクと結合、これを足場に遊走範囲を拡大、(     )の量を減少あるいは消失させ、細胞をバラバラにしてより緻密な部位へ浸潤するようになる。このようになると(     )、(     )、(     )など組織構築のルーズな部分にそって侵入していく。

転移
(     )転移では血流にのったがん細胞は多くの場合、最初に通過する臓器に転移する(     )theory。腹腔内のがんの大部分は(     )を通り(     )に転移し、それ以外のがんは全身の血液が通過する(     )への転移が多い。
がん転移は血流だけでは説明のつかない臓器特異性の転移を起こす(     )theory。これらの転移は(     )での肝転移や骨転移をよく起こす(     )や(     )などが知られている。
(     )転移ではがん細胞はリンパ管を通り、近隣リンパ節を侵襲しながら遠隔のリンパ節へ転移巣を形成する。(     )転移は(     )転移より起こりやすく、これは(     )がルーズであること、リンパ管内圧が(     )であることによるものと考えられている。しかしがん細胞を含むリンパ液は最終的には(     )に到達し血液に合流するため(     )転移へ移行する。リンパ節浸潤・転移は(     )でよく見られ、(     )では主たる進展経路となっている。
(     )転移は、漿膜を破って出てきたがん細胞が播種しておこる転移形態で浸潤に続発して起こる現象。(     )、(     )、(     )でよく見られ二次的な変化{(     )、(     )}を高率に引き起こす。
がんによる主な死因
主に腫瘍の増殖が原因
(     )
(     )/(     )
(     )
(     )
主に腫瘍の転移が原因
(     )/(     )
(     )

TNM分類
T:(     )
腫瘍の(     )をTの後につける数字で表し、数字が大きいほど進行していることを示す。
N:(     )
腫瘍部位の(     )の状態や腫瘍浸潤をNの後につける数字で表し、数字が大きいほど進行している状態。腫瘍細胞が(     )的に確認された場合は数字の後に(+)確認されない場合は(ー)と明記する。
M:(     )
腫瘍の(     )・(     )の有無をMの後につける数字で表す。数字の後ろに()で部位を示す。
解剖学的部位・腫瘍の種類
11の構成
1:皮膚(LSA、MCTを除く) 2:皮膚(MCT) 3:乳腺  4:頭頸部  5:消化器
6:泌尿器  7:生殖器  8:骨・関節  9:リンパ節・造血器  10:呼吸器
11:内分泌(甲状腺・副腎)
で基準が定められている。
(     )、(     )、(     )の腫瘍は現在のところ分類はない。

病期分類(臨床ステージ分類)
5つに臨床ステージ分類が規定されている。
(     )、(     )、(     )、(     )、(     )
ステージⅠ
腫瘍が(     )
(     )~(     )
ステージⅡ
腫瘍が(     )に浸潤している状態
(     )~(     )
ステージⅢ
(     )に浸潤している状態
(     )~(     )
ステージⅣ
(     )がある段階
(     )
(     )と(     )のTNM分類はステージⅤまで設定
根治治療範囲・・・ステージ(     )~(     )
対症的治療範囲・・・ステージ(     )~(     )

術後病理組織学的分類
P:(     )         (     )段階で表す。
G:(     )         (     )段階で表す。
L:(     )         (     )段階で表す。
V:(     )         (     )段階で表す。

治療の目的
(     )治療:腫瘍の完全な根絶が目的
(     )治療:QOLの維持・向上が目的 腫瘍に対する治療は( あり・なし )
(     )治療:QOLの向上のみが目的  腫瘍に対する治療は( あり・なし )
治療成功のための全身評価
腫瘍の進行に伴ってさまざまな(     )が出現する。(     )や(     )を治療することによってがん治療の成功率を高めることができる。

原発腫瘍(T)の診断
表層からアプローチできる腫瘍では主に(     )、(     )あるいは(     )への浸潤度合い
体の内部に生じた腫瘍は(     )、(     )、(     )あるいは(     )への浸潤度合い
中腔器官に生じた腫瘍は(     )などへの浸潤
で診断が決定される。
領域リンパ節(N)の診断
腫瘍のリンパ節への浸潤をしんだんするには、(     )、(     )、(     )が主な評価の手段になるが、調べるべきリンパ節がどこにあるかということが重要。
遠隔転移(M)の診断
一般的には(     )により評価されるが、より完全に診断するためには時に(     )が必要になることも。

治療目的の決定
(     )治療(Ⅰ期治療)
完全なる腫瘍の根絶が目的
治るなら(     )でも許容
(     )治療(Ⅱ期治療)
QOLの向上・維持が目的
腫瘍を(     )
(     )治療(Ⅲ期治療)
QOLの向上のみが目的
腫瘍に(     )

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