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ポケカnote批評~Revo編~ Revoを救いたい→救えない

イングランドの詩人である、ウィリアム・シェイクスピアはこう語った。
『天は自ら行動しない者に救いの手を差し伸べない。(God helps those who help themselves.)』

しかしこれは行動した者に必ず救いの手が差し伸べられるというわけではない───特に、悪意を持った者に対しては。


本記事はnote批評記事の第一弾です。
詳細については下記の記事をご覧ください。

大まかに概要を語ると、ポケカ高騰とともに好き勝手暴走しはじめたポケカnoteを自腹を切って読み、客観的に評価したうえでメッセージを送る、というものです。(少なからず主観は入るものの、それが大きすぎると好き勝手言いかねないですし、作為的に好意を持って取り上げることもできるため「客観的」という言葉を使っています)

今回はRevo(≒4海文書、レ坊)さんのnote『今すぐ買うべきカード』というnoteを中心に批評をつづっていきたちと思います。


Revoという人間について

まずはRevoがどういった人物なのか、について簡単に説明します。

Twitter:@bablypokeka

彼のTwitterアカウント開設は2022年9月。この記事を書いているのが11月初旬ですので、2カ月で2,700以上のフォロワーを獲得したことになります。この増加数はポケカクラスタの中でも早いスピードであると言えるでしょう。

彼のもう一つの特徴として挙げられるのはメンヘラ気質です。noteを書いてはアカウントを消し、アカウントを消しては名前を変えて復活します。
そしてアカウントを復活させた後にはプレゼント企画をしてフォロワーを稼ぐなど、非常に強かではありますが、多くの人にとっては理解しがたい行動をとっていると言えるでしょう。

Revoのnote『今すぐ買うべきカードについて』

彼の人物像について簡単に見てみたところで、早速本題に入っていきましょう。
まずnoteの評価軸ですが、以下の6つを10点満点で評点します。
 1.ロジカルさ
 2.読みやすさ
 3.思考プロセス
 4.(note購入者の)カモられ度
 5.評価カードセンス
 6.おすすめ度


3.思考プロセス が一番の肝であるというのは、はじめの引用noteにも書いた通りです。ポケモンカードに限らず、「魚の得方」ではなく、「魚の釣り方」を知ることが自分の思考軸を鍛えるのに有用であることがその理由です。

それでは、このnoteの評点をまず記載しておきます。

置きにいってませんか?

 1.ロジカルさ:4点
 2.読みやすさ:6点
 3.思考プロセス:3点
 4.(note購入者の)カモられ度:8点
 5.評価カードセンス:5点
 6.おすすめ度:3点

各評点について詳しく見ていきましょう。

1.ロジカルさ:4点
ロジカル、つまり論理的かどうか、といった点は3.思考プロセス にも繋がる手です。ポケカ高騰予想noteにおいては「上がったか下がったか」の事象はそれほど重要ではなく、上がる理由、下がる理由、そしてその期間がかかれているかのほうが大事だと言えます。

こういったカードをピンポイントで推奨するnoteにありがちなのは「読みやすいが論理がちぐはぐ」だという点です。上がる理由、下がる理由が主観で書かれており、過去のデータや事象に基づいたものではない。かつ結果だけを見て上がった理由にこじつける、といったことが少なくないため、この評価としています。

2.読みやすさ:6点
前述の通り、カードを推奨するnoteのメリットは「読みやすい」という点です。なぜなら画像一枚と適当な理由を並べておけばいいので脳を使いません。知識のない読者は「こういう理由で上がるから買っておけばいいんだ」と短絡思考で購入に走ってしまうことでしょう。

どこまでの価格帯を目指すか(どこで利益確定をするのか)も書いてはありますが、そこに論理性はありません。ただ、繰り返し述べている通り、はっきりと書いてはあるのでその点では読みやすさはあると言えます。

3.思考プロセス:3点
大げさな言い方ですが、ポケモンカードの高騰予想は長く生き残った者ほど有利です。過去の事象を見てきて、実際に起きたことをケースとしてこれから起きることを予測できるわけですから。

しかし、このnoteにはそれを感じません。私の記憶ではRevoさんはこのアカウントを作る前にもポケカ高騰予想をやっていたと思うのですが、その蓄積を感じることが全くできませんでした。
よくありがちな「夏冬のボーナスで上がるよ」「ピカチュウリザードンは人気だから上がるよ」「絶版だから上がるよ」に似た理論づけが(実際には別のことが書かれていますが)多く、彼なりの思考プロセスが書かれていないことがこの評点の大きな背景としてあります。

4.(note購入者の)カモられ度:8点
noteの売れやすさ、というのは比較的読みやすさに直結します。
なぜなら読みやすさ≒理解しやすさ であるためです。理解のロジックは破綻していても、自分なりに納得してしまえば行動に移しやすいためです。
ゆえ、初心者ほどこういったnoteを買ってしまい、2022年11月現在起こっているような下落に巻き込まれてしまいます。
しかしここまで書いてきた通り、このnoteにはそのシナリオは全くありません。9月、10月の上昇相場に書かれていた文章であり、単眼的な思考しか載っていないからです。

少し主観を述べますが、私はカードの高騰予想というのはいくつかのプランがあり、それぞれに可能性(パーセンテージ)を付けるものだと考えています。
例えば現在5,000円のピカチュウのカードがあったとして、
下落プラン(3,000~5,000):25%
横這プラン(4,000~6,000):50%
上昇プラン(6,000~9,000):25%
といったかたちです。
未来を完全に予測できたらnoteを売る必要もないでしょう。なぜ筆者がnoteを書いているのか、という背景は必ず考慮すべきです(もちろん、当noteも)

短文でまとめなければいけないTwitterならともかく、情報を多く記載できるnoteであればこういった起こり得る可能性については少なくとも述べてほしいものです。

5.評価カードセンス:5点
これも3.思考プロセスの項と似ていますが、このnoteなりの思考プロセスを感じ取ることが出来ませんでした。個人的には「結局このカードなんかい」「これなら誰でも知ってるでしょ」といった感想です。だけどそれを知らない人もいるからnoteが売れている、というのは悲しい事実です。
このnoteを読んでくださっている方は少なくとも、こういったピンポイントでのカード推奨noteは買わないで欲しいです…なぜなら思考プロセスがなく、どこかで見たようなこじつけ理論しか書かれていないので。

ポケモンカード投資黎明期ならまだしも、参入者が増えた今、noteはユニークな内容、かつ的を得た内容であることであることが求められると感じています。需要がないことはないですが、やはり「ユニークさ」がないことが加点されていない理由にあります。

6.おすすめ度:3点
これは私個人のおすすめ度なので、ほぼ主観です。
結論「買わなくていいnote」でしょう。
代わりにTwitterの高騰予想家を数十人フォローして、彼らのTwitterを数か月眺めていればいいです。そのうえで自分が考えたカードを買って、価格の推移を追いかけ、予想と検証をしてみることが何よりも重要だと言えるでしょう。
経験に勝る知識なし。noteはあくまでも「思考プロセスのショートカット」にあるのであり、買うべきカード・売るべきカードを知るためのものではもはやなくなっているというのが持論です。


以上、6つの評価軸の平均点は4.83点。
意外に高い点数になっていますね。購入のご判断は皆さまにお任せしますが、私の結論は前述の通りnot buyです。

あとは個人的にTwitterのアカウントを消して復活させ、その度にnoteを売る、という言動がまず信用性に欠けます。お金を費やしたのに発信を辞めていなくなる、そんな方にそもそも信頼をおけますか?という疑問があります。

彼のツイートによるとnoteの被購入回数は数百回を越えているようですが、アカウントの削除を繰り返しているようはもはや小銭稼ぎも通用なってくるのではないでしょうか。11月5日時点でプレゼント企画を行っているようですが(なぜかワンピースの)、noteを売るターゲットを増やしているのでしょうか。

彼のやっていることは焼畑農業のように思えます。カモを見つけては売り、カモを見つけては売り。彼のような人がそこまでするか、と個人的には思います。これは救えないね。

まとめとおまけ

以上、(もしかしたら今後追記するかもしれませんが)note批評第一弾でした。
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読んでほしいnoteがあったらTwitter@perorinttt までDMを。
では、また次回の記事でお会いしましょう。


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