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Note:02_愛する妻にCartierを

時計が好き。という男性は多いのでは
ないのだろうか。

自分は30歳になったのをきっかけに、
そこそこ良い時計が欲しくなり
時計好きな方のブログを読み漁るようになった。

元々、時計は好きだったのだが
知るほどに時計の魅力に魅せられ、
今では、人に会った際はまず時計をチェック
してしまうようになってしまった。

時計にハマり、いろいろな時計を
吟味する中で 自分は1つの結論に至った。

それは「良い時計は、妻に持たせよ
という考えである。

多くの時計好きな方は、
ご自身用に高級時計を購入することはあるが
自分のパートナーに自身の時計よりも
さらに高価な物をプレゼントすることは
稀なのではないだろうか。
というか、それが普通であろう…。

しかし私の場合は、そうではなかった。
当時自分の持っていたヘソクリの
30万円で妻に贈る時計を購入したのである。
自分が持っているのは10万もしない
時計であるにもかかわらず。。。

妻へのプレゼントとして選んだのは
カルティエのタンクソロというモデルだ。

魅力が全く伝わらない残念な写真
ぜひ実物を確認してもらいたい…。


妻は自分と同じ年齢で
国立大学理系学部卒業後、
大手工作機械メーカーへ就職し
産後も技術職として働くバリバリの
理系女子である。

自分と違い 時計への興味はなく、
当時は、アップルウォッチの
購入を検討していたようだ。

話が脱線するが、自分はスマートウォッチ
反対派である。
通知が常に見れてしまうので
ただでさえ依存気味な携帯を触るきっかけを
増やしてしまうのが忌避する理由の
1つである。
また、充電器が必要になることも
旅行や長期出張で外泊することが多い
自分からすると、大きなデメリットである。

カルティエへ話を戻そう。

カルティエほどバラエティに富んだ
ラインナップを持つ時計メーカーは
無いのではないだろうか。

特に非ラウンドケースのラインナップが
豊富で、その中でも、タンクシリーズは
知名度が高いためご存知の方が多いのでは
ないだろうか。

妻にプレゼントしたタンクソロは
四角いケースで、シャープな見た目だが
カドは丸みを帯びていて、絶妙なバランス
のデザインになっている。
また、竜頭に施されたブルースピネルが
青針の色とマッチして良いアクセントに
なっている。

いわゆるリケジョで、
見た目も性格もクールな彼女に
これ以上に似合う時計はない。
と自負している。

タンクソロは購入後すぐに廃盤になった。
後継のタンクマストは、正面が
丸みを帯びたデザインとなり、可愛い寄り
な印象を受けるため、タンクソロのデザイン
の方が、妻に合うと感じていたことが
購入の後押しにもなっている。

■時計趣味のカタチ

世の中には、いろいろな趣味がある。

人生のパートナーと趣味を
共有できることもあれば、できない
ことも多いだろう。

特に時計趣味は女性人口が少なく
夫婦間で共有できる事は稀有だろう。

そこで、世の男性に提案したい。
良い時計を妻に持たせる。という選択肢を。

もう少しだけその主張に至った
ポイントを記載したい。

■欲しい時計≠似合う時計


自分が欲しい時計と、自分に似合う時計は
同一ではないと思う。

例えば、ウブロやパネライは人気の高い
ブランドだが、ケースの径が大きい傾向がある。
(いわゆるデカ厚の時計である)
こちらは、手首が細いとアンバランスな印象になってしまう。全体コーディネート次第なとこも
あるが、華奢な体型の方には合わせるのが
難しいと感じる。
逆に太い筋骨隆々な腕に、小径薄型の
ドレスウォッチが似合わないのも明白だ。

だが、趣味のものとなると
似合う、似合わないの判断が鈍ってしまう。
皮肉にも、お金があればあるほど
選択肢が増えてしまい、逆に持ち主に
似合わない時計を選んでしまう
可能性が高くなる、とさえ考えている。

似合うか、似合わないか ではなく、
欲しいか、欲しくないか が選定の
優先になってしまうのである。

それに対して、自分のパートナーへ
時計を選ぶ時には、似合うかどうか
を基軸に時計を探すことができるのでは
ないだろうか。

時計が好きであればこそ、
限られた予算や求められるスペックを
満たしながら、相手に相応しい時計を
選定できる。

時計に造詣が深いほど、
相手のためを思うほど、その選択が
欲しい(贈りたい)時計=似合う時計
となり、幸福度の高い買い物が
できると考えている。

■働く女性は尊い

働く、という事へのハードルは
男性と女性で等しくはない。と感じる。

特に、正社員として就労しようと思うと
「出産」「子育て」というイベントが
労働者としても、雇用者側から見ても
いまだに大きな壁となっている。

例えば、長期の海外出張が必要な業務が
ある場合に、子供がまだ幼いと
断らざるを得ない、という女性が
ほとんどではないだろうか。

25から40歳あたりまでの
いわゆる「働き盛り」と呼ばれるゾーンは
女性にとってしたら全く働き盛りではない。

これは家庭を顧みず、ひたすら労働できる
男性のための言葉だと私は感じている。

「妻が今週は仕事で出張のため残業できません」
もしくは、「〜のため早く帰ります。」
と言えるような環境や考え方が
浸透しなければ、女性が平等に働ける
社会とは言えないと考えている。

話が逸れてしまったが
とにかく、女性が社会復帰して
仕事へのモチベーションを保つのは、
大変だ。という事が言いたかったのである。

産後に職場復帰をするという
決断を下せる女性は、無条件に尊い。

仕事中に身につけることができる
時計というアイテムで、少しでも
モチベーションが上がるのなら、
良い時計を贈らない手はないと考える。

■良い時計を見る楽しみ

良い時計は何度見ても飽きず
それを見ながら、お酒が飲める。という
方もいるだろう。

自分もそのきらいがある。

ただ、おっさんが自分の腕を見て
ニヤニヤと酒を飲む姿は
周りから見て、気持ちの良いものではない。

だったらその時計、妻に渡してみたら
どうだろうか?

妻の腕を見て、ニヤニヤしながら
酒を飲むおっさんの完成である。

少しはマシな印象になったのでは
ないだろうか。ほんの少しでも。

美女と時計を同時に堪能できるのだから
これ以上の幸せはないと、自分は思う。

■終わり

備忘録と銘打って初めた
ブログで、2回目にして急に
読者に投げかけるような記事と
なってしまった。

内容的にも、備忘録とは
かけ離れていると、自覚しているが
今後もこのような投稿が続くであろう。

いろいろゴタクを並べたが
愛妻家が妻にちょっといい時計を
プレゼントした。という話に過ぎない。

毎日、少し嬉しそうに
時計をつける妻を見るたびに
やはり買ってよかったな。と思うのだが
そんな気持ちが薄れてしまわぬよう
ここに記した次第である。

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