商品たち!動かず: 小麦、鉄鉱石、ガスの現状と見通し 24/8/9
Yan氏で~す。インパクト!!!
今日はカナダ雇用統計があるのですが、間に合いません。
ストック記事になります多少の化率
最初にいつものダイジェストです
小麦: 中国の小麦輸入増加の可能性はありますが、世界的な供給過剰感は依然として強いと考えられます。ウクライナ情勢や天候などの不確実性も残るため、価格上昇には慎重な見方が必要です。
鉄鉱石: 大手鉱山企業は100ドルでも採算が取れるものの、中小鉱山企業の撤退や中国の景気刺激策などにより、供給がタイトになる可能性もあります。価格動向は、中国の政策や世界経済の動向に左右されるでしょう。
ガス: 欧州のガス貯蔵率は高いですが、ロシアからの供給不安やアジアの需要増加など、価格上昇リスクは依然として存在します。今後の供給状況や需要動向を注視する必要があります。
要は
商品市場は、現在、小麦、鉄鉱石、ガスともに大きな動きはなく、様子見の状態です。
中国の小麦生産状況、鉄鉱石価格の100ドルライン、ガスの秋以降の動向など、様々な要因が今後の価格動向に影響を与える可能性があります。
ここからは本文です
商品。コモディティー3銘柄の現状を簡素に
最初は小麦のお話です
Xでポストした
ロイターの記事ですが、
8/2
中国最大の小麦生産地である河南省が豪雨と洪水に見舞われ、農業に大きな被害が出ています。中国の劉国中副首相は、地方当局に対し、被害を受けた穀物の生育回復や作付けのやり直しを指導するよう要請しました。河南省は中国の小麦生産量の約3分の1を占めており、収穫量が減少すれば、中国は海外からの小麦供給拡大を求める可能性があります。
この記事の前に
こちらの記事を読んでください
MOOMOO 小麦ミニニュース
8月のニュースに先のロイターの記事が更新されていません。
なぜだかは知りません。それで7月の報道をまとめると
最近、小麦市場では供給増加の兆候が見られます。フランスでは豪雨の影響で小麦の収穫量が減少する見込みですが、アメリカでは在庫が増加し、輸出販売高は減少しています。また、台風「ベリル」による降雨で、玉米や大豆の先物価格が下落しています。これらの要因から、小麦価格は下落傾向にあります。
になります。以前、調べた時は、確かに供給過剰でした
ウクライナとロシアが戦費を稼ぐために、格安でも売っているのも以前調べています。
このあたりを考えても、小麦が上がるには、それ相当の理由が必要なのですね
中国のもしかしたら発言では、火力不足だったのか?
ではアメリカの全米小麦協会のレポートです
2024/8/2 一応は最新です
https://www.uswheat.org/wp-content/uploads/HR-240802.pdf
PDFですね。この記事をまとめます
全体的な状況
HRW (硬質赤冬小麦): 収穫の約75%が完了。テスト重量は引き続き良好で、一部の地域で雨による低下が見られる。タンパク質含有量は9-14%とばらつきがある。
SRW (軟質赤冬小麦): 2024年の収穫に関する最終週報は7月26日に発表済み。
SW (軟質白小麦): 収穫が加速しており、冬小麦は36%、春小麦は10%が収穫済み。初期データでは、前年と比較してタンパク質含有量が低く、テスト重量が高い平均的な収穫が見込まれる。春播き小麦は、高温乾燥の影響で収量低下とタンパク質含有量増加が予想される。
HRS (硬質赤春小麦): サウスダコタ州、ミネソタ州、モンタナ州で収穫が進行中。ミネソタ州とノースダコタ州では高収量が期待されるが、ノースダコタ州西部とモンタナ州では高温乾燥の影響で収量が減少する可能性がある。モンタナ州では、タンパク質含有量が高く、ガラス質が濃い小麦が予想される。
デュラム小麦: モンタナ州でテスト収穫が開始。ノースダコタ州では高収量が期待されるが、西部では高温乾燥の影響で収量が減少する可能性がある。モンタナ州では、高温乾燥の影響で収量低下とタンパク質・HVAC含有量増加が予想される。
気象条件と病害虫
HRW: 高温で乾燥した天候が続き、一部の地域で降水確率あり。生産者は、縞さび病、小麦縞モザイクウイルス、ハバチなどの病害虫の発生を監視中。
SW: 高温乾燥状態が続き、一部の地域で降水確率あり。病害の発生報告は散発的。
HRS: 高温乾燥状態が続く見込み。生産者は、春に高温多湿だった地域での葉面病害を監視・管理中。
デュラム小麦: 高温乾燥状態が続く見込み。
その他
各小麦の種類について、サンプルのテスト結果や品質データが詳細に記載されている。
収穫状況の進捗は、USDAの週間作物進捗レポートと業界筋の情報に基づく。
追加情報として、各州の小麦委員会や穀物生産者団体のウェブサイトが紹介されている。
結論:
2024年の米国小麦収穫は、概ね順調に進んでいるが、一部地域では高温乾燥の影響が懸念される。特に、春小麦やデュラム小麦では、収量低下とタンパク質含有量増加の可能性がある。今後の天候と病害虫の発生状況に注意が必要である。
収穫量も良好なので、アメリカから中国への小麦輸出が広がる可能性がありますね。ドル高要因か?。小麦価格が上がるか?
引続き何かの大きなニュースを待ちます
続いて、鉄鉱石です
ものすごくマニアックなサイトを見つけました
The TEX Report 24/7/29
すごいですね。偶然見つけたのですが、すばらしいサイトです
このサイトのレポートで7/29分の記事があり読みました
まとめるとこんな感じ
鉄鋼市場:
宝山鋼鉄がサウジアラビアの厚板合弁事業に10億ドルを出資。
クリフス社が9月の熱延鋼板スポット価格を50ドル値下げ。
アセリノックス社の第2四半期業績はストライキの影響で大幅減益。
中国の鋼材相場は7月第4週に大幅下落。
インドの6月の鋼材生産量は前月比1.2%増の1206万トン。
鉄鉱石市場:
ヴァーレ社の2024年上半期業績は、連結純利益が59%増の44.6億ドル。
リオティントとアイミウムがカナダにバイオカーボンの合弁会社を設立。
西オーストラリアのオンスロー鉄鉱石プロジェクトが全容を現す。
ミネラル・リソーシズ社の2024年度鉄鉱石出荷量は1800万トン。
先物鉄鉱石価格は7月26日時点で779.00元 (約107.44ドル)。
台湾の鉄鉱石輸入量は6月に15%増の175万トン。
その他の市場:
石炭市場では、アーチ社の4~6月の石炭販売量が減少。
鉄スクラップ市場では、2023年度の国内鉄スクラップ消費量が減少。
合金鉄市場では、中国のステンレス鋼大手である江蘇徳龍が危機的状況。
鉄鉱石市場の動向:
鉄鉱石価格は、中国の鋼材需要の減退や、ヴァーレ社の好調な業績による供給増加懸念などから、下落傾向にあります。しかし、世界的な脱炭素化の流れや、インフラ投資の増加など、鉄鉱石需要を支える要因も存在するため、今後の価格動向には注意が必要です。
簡素にまとめると
鉄鋼市場は、中国の景気減速や原材料価格の下落など、厳しい状況が続いています。鉄鉱石市場も、供給増加懸念から価格が下落傾向にありますが、世界的な需要は堅調に推移すると予想されます。
今後の見通し:
鉄鋼・鉄鉱石市場は、世界経済の動向や中国の政策、脱炭素化の進展など、様々な要因に影響を受けます。今後もこれらの要因を注視し、市場の動向を把握していく必要があります。
難しく書いていますが、
現時点では、しばらくは横ばいではないかと思います
あとは先日書いたこの記事からですが
抜粋です
ロイター 8/7
一見すると値段が上がりそうなタイトルですが、これが曲者で、内容をよく読むとこんな感じです
中国の7月鉄鉱石輸入、前月比5%増も予想を下回る
中国税関総署の発表によると、7月の鉄鉱石輸入は前月比5%増の1億281万トンとなった。
鉱山会社が6月の出荷を増やしたことが要因だが、市場予想は下回った。
アナリストは、価格下落により中小鉱山会社の出荷意欲が減退したと指摘。
インドからの出荷は7月に20%近く減少し約277万トンとなった。
鉄鉱石価格は7月に7%下落。猛暑や豪雨が建設活動を妨げ、需要が低迷した。
1-7月の中国の鉄鉱石輸入は前年同期比6.7%増の7億1400万トン。
記事の内容から、以下の点が鉄鉱石の価格を下げる要因として考えられます。
中国の需要低迷: 猛暑や豪雨により建設活動が妨げられ、鉄鉱石の需要が低迷していることが述べられています。中国は世界最大の鉄鉱石消費国であるため、その需要の低迷は価格に大きな影響を与えます。
中小鉱山会社の出荷意欲減退: 鉄鉱石価格の下落により、中小鉱山会社が採算割れを懸念して出荷を控えている可能性があります。しかし、大手鉱山会社は生産効率が高いため、ある程度の価格下落には耐えられます。結果として、市場全体の供給量は大きく減少しない可能性があります。
インドからの出荷減少: インドからの鉄鉱石出荷が減少していることも、一時的な供給不足感を和らげる可能性があります。
これらの要因から、現在の鉄鉱石市場は供給過剰気味であり、価格の下落圧力が強いと考えられます。ただし、今後の中国の経済政策や天候状況、他の鉱山会社の動向など、様々な要因によって価格が変動する可能性もあるため、注意が必要です。
この記事は短いのですが、ここまで話が集約されているので注意が必要です。
鉄鉱石も引き続き監視です
つづいてはガスです
欧州のガスのストック状況です
夏ですので当然に問題ないです。これではガスの値段は上がりません
中東がきな臭いですが、今の時点では問題ないようです
ガスは秋をすぎないと動きが出てこないようです。
この記事も気になりますね
ロイター 8/7
何にせよ、ラニーニャ現象待ちなので、本当なら何も起こらずにこのままガスは安いようが世界的にはいいのかと思います。
というわけで、商品で私が追いかけている3銘柄は
残念ながら、そのまま監視ってことになります。
そんな感じです
あとがき
短めの記事ですが、追いかけている商品三部作です(笑)
サムネ画像はZガンダムの恋人たちを改造して作ろうとしたのですが、なんか難しかったのでやめました(笑)。
そのなごりで、 【 商品たち 】 です
商品は難しいですね。気にはしているのですが、今は日経の225のOPがいいのかもしれないです。
日本株は調整なら9月限はコール狙いをしたい。その後はプットでも考えたいとも考えています
アメリカ景気後退懸念。これは致し方ないにしても、全ての投機仏が一方的な下げにはならないはずです。過去にも一旦は踊り場があるはずですが、そこで、エントリー出来る根性があるかですね
以上です
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