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CPIが発端?RBAは利上げするのか? 24/5/5

Yan氏で~す。
インパクト!!!

今回はオージーです
過去最高に長い内容です。それだけオージーは転換点にいるのではないかと思います
調べていてめっちゃ難しくメンドクサイです
RBAメンバーの苦労が解ります(笑)

先に結論を書いておきますが
利上げしてもおかしくはない状況ですが、しないと思います
ならオージ―は買いかというと、確かに買われる状況ですが、不確定が多すぎると思います。
 現状のオージーを理解しておくだけでいいのではないかと思います。
ウォッチ歴が長いのであれば判断できる方もいるのでしょう。そんな人以外はトレードはおすすめできないです


今週の経済指標でも確認しておこうっていつものルーティンでカレンダーを見る
明日の5/6は、イギリスと日本が休みか~
5/7はオージーだなとユーロ系とポンド系が多い~
5/8、小休止的な感じか
5/9、BOEですね
5/10、UKのGDPと今週の主役はポンドだなっと
その前にオージーの政策金利だけでも分析してみましょうって簡単に考えたのが昨日の夜。データーを集め初めて、いろいろと見直していたら
今回はというか、政策金利までの流れが複雑化しているではないですか(汗)
 利上げ観測が出ているのは、4/24CPIが予想より上だったからってのは知っているのですが、数字だけ見ていると通期では減速しているようにも見えて私はあまり意識していなかった。
 というか日本人は円安と日銀介入に目が行っている間にスルスルと強くなったイメージです

なるほど
AUDのCPIがそこまで強かったか~?
で見直しました

24/04/24 1期CPI

 各社の予想はばらばらだったのですが、3.4と3.5が予想が多かったようです。それが3.6%の上振れです。
 ただ、前回の前年四半期よりは確実に低下している。
これの資料だけ見れば予想よりちょっと上だと思うだけです
 FEDのパウエルさんならバンピーだというレベルなのに?
これがなぜ利上げに繋がるのかというのが疑問になります

 では細かく調べてみましょう。
まずはCPIの深堀になります
RBAつまりオーストラリア中央銀行のHPで確認です

24/4/24 の統計になります

統計からの抜粋 項目別

ああ、トリムね(これは米国でいうところのコアって考えます)
年平均が4%なのですね。その他も色々と高いのが解ります
全体的には下がったのですが、ハウジングが全然下がりませんね
 それと教育が意味不明に高い。確かに勉強にお金を掛けるという記事があったのは覚えているのですが、ここまでだと思わなんだ

ブルームバーグ 4/24

 この結果からだと、ブルームバーグの記事ではまだ利上げを見て取れません。年内の利下げがなくなったとしか書いていませんでした

4/26状況が一変します
 この記事に「利上げ】の文字が確認できます
ロイター 4/26 

記事の日時がおかしいのは時差なのでしょうか?
4/25はオージーは休場だったはずですが
細かいことはよくて
4/26は生産者物価指数PPIは予想通りだったので利上げ観測を後退はさせず補強した形になります

う~ん。この時点でまだCPIが高くなったのかは解りませんし利上げを補給するとは思えないです。

4月28日にABCニュースでこんな動画が上がります
これかな? 最大の要因は

英語版なので内容をまとめました
ウォーレン・ホーガン氏インタビューの要約

概要

  • インフレ抑制のため、RBAは年末までにキャッシュレートを5%まで引き上げる可能性がある。

  • 景気後退を招かずにインフレを下げるためには、経済は軟調に留まる必要がある。

  • 政府による第3段階の減税は、景気回復にプラスの影響を与える一方で、インフレを悪化させる可能性がある。

  • 来年の予算では、政府は財政規律を維持する必要があるが、生活費危機に苦しむ国民への支援も行うべきだ。

  • 住宅市場は堅調だが、金利上昇の影響で今後下落する可能性がある。

  • 金利は長期的に高止まりする可能性が高い。

  • 世界的なインフレ高進を受けて、RBAは今後も利上げを続けるかもしれない。

詳細

  • ウォーレン・ホーガン氏は、Judo Bankの首席エコノミストであり、オーストラリア経済に精通した人物として知られている。

  • 彼は、RBAがインフレ抑制のため、年末までにキャッシュレートを5%まで引き上げる可能性があると考えている。

  • 景気後退を招かずにインフレを下げるためには、経済が軟調に留まる必要があると彼は述べている。

  • 政府による第3段階の減税は、景気回復にプラスの影響を与える一方で、インフレを悪化させる可能性がある。

  • 来年の予算では、政府は財政規律を維持する必要があるが、生活費危機に苦しむ国民への支援も行うべきだと彼は提言している。

  • 住宅市場は堅調だが、金利上昇の影響で今後下落する可能性がある。

  • 金利は長期的に高止まりする可能性が高いと彼は考えている。

  • 世界的なインフレ高進を受けて、RBAは今後も利上げを続けるかもしれない。

インタビューの重要点

  • インフレ抑制のためには、経済成長を抑制する必要性がある。

  • 政府による景気刺激策は、インフレを悪化させる可能性がある。

  • 金利上昇は住宅市場に悪影響を与える可能性がある。

  • 世界的な経済情勢は、オーストラリア経済に大きな影響を与える。

まとめ

ウォーレン・ホーガン氏は、オーストラリア経済はインフレ抑制と景気後退の回避という難しい課題に直面していると考えています。 政府とRBAは、これらの課題に対処するために慎重な政策判断が必要となります。


どうやらワードが出てきました。RBAが追い込まれていると住宅系と世界的なインフレ懸念になるようです。
 後で出てきますが当然にアメリカを意識しています。
インフレだけでいえば欧州は落ち着きというか利下げ観測が出ているほどです。中国はデフレ。この時点ではアメリカはインフレ対象だったのではないかと思います。またオーストラリア独自の要因があるのでしょうね

脱線しますが住宅事情を見てみます
先ほどのCPI解説ページからもう一度抜粋です

オーストラリア 賃料

賃料の高止まりが解ります。折れ線が綺麗に上を向いています。なるほどねこれだと利下げはキツイかもしれないです
この要因は移民だそうです。アメリカと同じ状況なようです
人口の割合ですが
オーストラリアの人口は、2023年9月30日時点で26,821,557人でした。

  • 四半期の伸び率は17万2700人(0.6%)だった。

  • 年間増加率は65万9,800人(2.5%)でした。

  • 年間の自然増加数は11万1,000人、海外純移動数は54万8,800人でした。


人口に対しての海外生まれの割合

住宅の供給が追い付いていない?。これだとインフレ下がりません

この人達がちゃんと働けているのかも調べました
4月24日のCPI前に雇用統計が4月18日あってこの結果です
ABSからになります

表だけ抜粋になります

4/18発表 3月雇用統計

雇用されている人が、マイナスです。前回のマイナスは2024年1月だったので3か月振りを考えるとそこまで重要視されていないのか?
労働時間も減っているし、失業率もやや上がっているって雇用者が減ったのだからしょうがないのか?

話を戻しますが
先の動画のウォーレン・ホーガン氏はオーストラリアでは超著名なウルトラVIPだそうです。なんでもRBAの利上げ幅まで当てた凄い方
この方が動画の中でこんなこともいっているのですね

誰も見たくない絶対的な経済的惨事に陥ることです、ええと、 私たちは」 インフレの大きな転換点を迎えました
金利が長期にわたって高くなるということを意味します これが市場と投資家が対処している現実であり、私たちのコミュニティに住む私たち全員が永久にそうしなければならない現実です 悪い方向に進んでいるから、 最終的にはある程度の金利緩和が見られるだろうし、今年利上げするなら 来年利下げすると思うが、利下げするとしてもおそらく 現在の水準か、
おそらく3.5分の水準までしか引き下げられないだろう」 これまでの安値に近づくことはありません。
だからこそ、人々が寒くて厳しい日差しの中で、これが 今後3年から5年にわたって自分たちにとって何を意味するかについて、かなり厳しい決断を下すことが重要です。
ええ、良い点と何を 見ていますか? 海外では、海外の話が実際 に私たちをこの方向に押し上げているのです。私たちが米国で見ているのは、 経済が勢いを取り戻し、インフレが加速しつつあるということです。私たちは 彼らから約6か月遅れています

4/28ウォーレン・ホーガン氏 インタビューから

重要な場所だと思う箇所は太くしました
この方もアメリカを見ているのですね。3.5%までしか下がらないとも指摘しています

で、この翌々日にAUDの小売りですが
 これがまた、面倒な結果なのですね
これです
ロイター 4/30

なんと予想外のマイナス0.4と落ち込み
ああ、ちなみにオーストラリアでは月2回小売りがあり速報と確定になります。確定ですね。しかも前回も0.3から0.2に下方修正付き

この結果、見事にスワップ市場は、手のひら返しですと書きたいのですが
この結果にも関わらず、利上げ観測巾が後退する程度、利上げの文字が残るのですね。どうしても市場はAUDの利上げをさせたいのか?
でこの記事
ロイター 4/30

凄いですね
オーストラリア。
毎年、自然人口増加と移民で人口増加。資源も豊富。この大陸もなんでも揃うのですね。工業品はアメリカと中国からが多いようですが貿易的にも黒字でもあるし、食料事情も悪くないのが、国として強い証拠なのかもしれないです。

 ついでに貿易も見ておきましょう

主要品目


輸出入相手国

輸出の約30%が中国。次に約20%が日本です。日本はサイゼリヤ需要ですね(笑)アメリカは3.7%くらいですか
解りにくいので
1位 中国 29.4%
2位 日本 19.9%
3位 アセアン 12.5%
4位 韓国 8.9%
5位 台湾 5.0%
6位 インド 4.9%
7位 EU 4.5%
8位 北米 3.9%
後はその他

やはり中国依存度が高いですね

では輸入を
1位 中国 26.8%
2位 アセアン 18.1%
3位 EU 14.0%
4位 北米 11.2%
5位 韓国 6.5%
6位 日本 5.9%
後はその他

これでは円でのオージは万年負けで大変キツイですね。(もっと日本車を売りなさい)
 EUとアメリカが機械製品をうまく売りつけているのが解りますね。
前にも書きましたが、オーストラリアはアメ車が多いようです

この貿易相手から考えても、物価高の海外要因ってのは、中国依存であるなら、他の国よりもマシなはずです。EUとアメリカがCPIが治まるならそれなりに下がるのも早いのではないかと思えるのですがね

オージでの一連の流れは、日本では4/29の160円からの介入と5/2FOMC直後の介入であまり意識されていないようですが
5月1日から3日までAUDの指標は悪化のものが多いです
で、5月3日の住宅ローンが2.8%って前回は1.5%から増。
これは何を意味するのでしょうか?

5/1~3 AUD指標

建築系の指標が軒並み悪化というのは買う人が少ないのか?

さて、この住宅に関してですが
昨日、ABCニュースでこんな記事が出ています
ABCニュース 5/4

簡単にいえば、
住宅ローンを組みたいなら、高収入でお金持ちになってから
住宅ローンで苦しんでいる人が増えている。
それでも不良債権は0.85%と大変に低い
それは融資法のおかげで、それを改善するのはリスクである
みたいな感じだと思うのですが、現地の不動産事情が合間に見えるないようです。(これはオーストラリアに住んでいないと理解は難しいかも)
要は、住宅ローンがネックなようです

さぁこんな中
ウォーレン・ホーガンさんは再び経済インタビューでABC経済番組に出席をします
ABC 5/3

翻訳を全文入れます(表記がおかしいのは許してください)

ここから【

ウォーレン市場と借り手は 我々の利下げではなく、あなたが 今年3回の金利上昇と呼んでいる一連の金利に期待を寄せている、それは多くの人が あなたが間違っていることを願っていると思います、そうそう、そして私はそう思います 私も間違っていることを願っています、

私たちのコミュニティでは、特に 多額の住宅ローンを抱えている人や市場に参入したばかりの人たちに対して多くのプレッシャーがかかっているからです、でも、RBAは経済全体を確実に安定させるために金利を調整する必要があります 生活費危機を乗り越えるためにインフレを下げるのは、もちろん現時点では適切な場所であり、私のモデルと 分析が形成されつつある方法は、

RBAが他国を下回っているように見えるということです。
中央銀行の金利は4.35% にありますが、それでは仕事が果たせないという現実的なリスクがあります。

インフレが完全に下降していると完全に確信したいのであれば、金利をもう少しだけ引き上げる必要があります。 その理由は次のとおりです。 今年の経済にはいくつかの良い兆候が見え始めていますが、 まだ初期段階であり、これは単なる予測ですが、 8月の理事会までに、その証拠が得られるのではないかと心配しています。 実際、経済成長は彼らにとって少し強すぎます。例えば、今週の小売統計はパンデミック以来最悪だったようですが、私 たちは減速を示唆するいくつかの証拠を持っています。小売業が さらに悪化するのは難しいようです。実際、あなたもそう思います。
 RBAは ここで経済が崩壊するのを覚悟していると思っているが、実際はそうではなく、それがまさにこの狭い 道全体のことなのだ、なぜなら歴史を見てもどの経済も我々のような大きなインフレショックから脱却した例はほとんどないからである』 これまで景気後退はなかったが、今回の長期にわたるソフトランディングでそれを達成しようとしているところだが、もちろん 3月の小売業の弱い数字は、軟調だったことについては仕方のないことだが、 うーん、これが続けば景気は回復しないと思う 利上げの根拠は、 それが我々が見極める必要があることのようなものだから、今年を通じて経済の需要は軟調であると言う必要があるし、そうすればインフレ圧力は軽減されるだろう。 なぜなら、肝心なのは企業が利上げを乗り越えることができないからだ。 景気低迷によるコスト圧力が影響しているので、豪準備銀行が失業率を最低水準まで下げたいとしている記録上の率について話し始めるには、今後数か月間小売業が改善するのを確認する必要があると予想している。 4期半ば 明らかに多くの人が失業するだろうということは、インフレ調査に関する RBAの仕事が完了する前に何が起こる必要があるかということだ、

それが人々の失業を必要とするかどうかはわからないが、 うーん、4と1までは到達できると思う 今後1年ほどで半分は失業者になるだろうが、 雇用はあまり増えない、なぜなら 現時点で人口が大幅に増加しているからで、実際に雇用を破壊する必要はない、ええと、 そしてもちろんそれが実際に不況の話なのだが 全て大規模な 雇用喪失と雇用の大幅な減少が見られるとき、それは一種の悪い不況の結果をもたらす場所です、雇用を停滞させるだけで失業率は最大4とA2に達することができます 1年のうちの市場市場はわかっています彼らはそれを念頭に置いていると思いますが、現時点では そのようなことが起こっているようには見えません。2024 年の最初の 3 か月で月平均 25,000 件の新規雇用があり、 これまでのところその多くはフルタイムで、 もちろんこれは、過去 20 年間の長期平均である月間約 17,000 人をはるかに上回っています。 したがって、実際に我が国の雇用市場は好調であり、人口が大幅に増加しているにもかかわらず、 失業率は依然として 4 %を下回っており、
これが私が考える重要な要因の 1 つです。-

3回の利上げ要求を知っていることを考えると、彼らが金利について仕事を終えていないのではないかと心配しています、

中小企業の破産と 支払い遅延の大幅な増加を示すデータはどのようになっているのですか、ああ、その要求に至るまでのデータはすべて指標だからです 混乱する 経済の、それが、本当に、長い低金利の後に何が起こっているのか 、その後のこの驚くべき好転は、 インフレが進行し、金利が大幅に上昇しているため、うまくいきませんが、 多くの企業が影響を受けています。 世帯や世帯は、数年以内に金利が大幅に上昇し、キャッシュレートがゼロから4、5年になるとはまったく予想していませんでしたが、その数字は

まだ比較的小さいため、現時点では 初の破産者が発生しています。 Asic への企業は、年間約 12,000 のペースで過去 10 年半ばの水準に戻っていますが、オーストラリアには約 260 万のビジネスがあるため、その 割合は非常に非常に低いということを念頭に置いてください。金融危機は企業にもあり、家計にもありますが、 もちろん RBA は経済全体に注目しており、現時点では、これらの個別の 危機が実際に対照的であり、家計部門と企業部門の両方の非常に強力なバランス シートと全体のバランスシートを比較しています。 家計に関しては経済は かなりうまくいっている 住宅ローンを抱えている人や賃貸人が一番それを感じている人たちだと思うけど、 不動産市場には大きな問題もある あと

3回の 利上げが彼らの住宅価格にどんな影響を与えるか影響があると 思います えっと、マイナスの影響もあります供給の話の下にこれがあるので、これは今後数年間で私たちのコミュニティにとっての 主要な経済的課題の1つだと思います

ええと、それは住宅価格が高止まりすることを意味します 需要はあるだろうし、それは維持されるだろう

が、もし最終的に 今年2回か3回の利上げをしなければならないとしたら、それが短期間ではあるが、市場を逆方向に押しやらないのか私には理解できない。もちろん、一部の 市場は他の市場よりもうまくいくだろう 西オーストラリア州クイーンズランド州は かなり回復力があると思う 南南オーストラリア州は悪くない 新南西部 ビクトリア州は軟調なので、利上げは住宅価格を下落軌道に乗せると思う が、私は考えている 5%の下落のようなもので、それは昨年 末の状態に戻っただけなので、家計のバランスシートを大きく狂わせるわけではなく、経済全体を狂わせるわけではありません。

 隣国のニュージーランドは深刻な不況に陥っているようです。 金利が上昇し、失業率が上昇し、 支出が減少し、消費者信頼感が低下し、 ニュージーランドとの関係が悪化するというシナリオに陥っていることに気づきましたか?

RBIは注意深く監視しているでしょうし 、もちろん我々も同様です。深刻な不況は見たくない ニュージーランドは インフレで停滞しているようなところだと思う ええと、それはそれで、彼らは利下げしたくないのです、インフレはまだ高すぎるのに、 経済はそれほど成長していないからです住宅価格も大幅に下落しましたが、私たちはそうでは ありませんでした。

その道を進む必要はないと思います。 彼らは少し異なる問題を抱えていると思いますが、もちろん、もし私たちがそうなるようであれば、 住宅価格は20%下落するだろう失業率は5%に上がるだろう RBAはクイックマートを削減するだろうが、

私たちの経済は 実際にはかなり良く持ちこたえているとは思えない

ウォーレン・ホーガン お 時間を割いていただきありがとうございます レイチェルに感謝します

】まで ABCニュース より抜粋し翻訳です

という内容です。
一応まとめ直しました
概要

  • オーストラリア経済は今後数ヶ月間、金利上昇とインフレ圧力の影響を受ける

  • RBAは景気後退を回避するために金利を引き上げているが、失業率上昇の可能性もある

  • 住宅価格は下落する可能性が高いが、家計のバランスシートに大きな影響を与えるものではない

  • ニュージーランドは深刻な不況に陥っているが、オーストラリアは同じ道を歩む必要はない

詳細

  • ウォーレン・ホーガン氏は、Judo Bankの首席エコノミストであり、オーストラリア経済に精通した人物として知られている。

  • 彼は、RBAが今年の残りの期間にさらに2回の利上げを行うと予測している。

  • 利上げは、家計部門と企業部門の強固なバランスシートによって相殺される可能性があります。

  • 住宅価格は下落する可能性が高いが、5%程度にとどまるだろう。

  • ニュージーランドは、金利上昇とインフレ率の抑制により、深刻な不況に陥っている。

  • オーストラリアはニュージーランドと同じ道を歩む必要はなく、景気後退を回避できる可能性があります。

インタビューの重要点

  • 経済は今後数ヶ月の間に困難な時期を迎えている可能性がある。

  • RBAは景気後退を回避するために措置を講じているが、これらの措置にはリスクが伴う。

  • 住宅価格の下落は避けられそうにないが、家計にとって壊滅的な影響を与えるものではない可能性がある。

  • オーストラリアは経済危機を回避できる可能性が高いが、注意深く状況を監視する必要がある。

まとめ

ウォーレン・ホーガン氏は、今後のオーストラリア経済は不確実性が高いと見ている。RBAは景気後退を回避するための措置を講じているが、これらの措置はリスクを伴う。住宅価格の下落は避けられそうにないが、家計にとって壊滅的な影響を与えるものではない可能性がある。オーストラリアは経済危機を回避できる可能性が高いが、注意深く状況を監視する必要がある。

これはウォーレンさんの考えです

この方は、利上げを8月から初め、年内に合計3回利上げが必要だと言っていますが、RBAボードメンバーではないです。
このインタビューで重要なのは
・オーストラリアは雇用が絶好調であること
・住宅にはなんかしらの下落要因を与えないといけないということ
・小売りの下落は一時的だということ
・ニュージーランドは苦しんでいるってこと
が解ります

となると少なくともAUDが強かったのも納得です
そしてニュージーが吹っ切れないでグタグタしているのもよく解ります

さてここでウォーレンさんが小売りが限定的な下げでこれ以上下がらないのではなんて思っているのは何故でしょうか?利上げして強引に買い物をさせたくないというバイアスではないかと考えてしまいます

小売りの反動は3月にオーストラリアで世界的な歌手テイラースウィフトさん効果だったと政府が堂々と書いています(笑)

解りやすく書いた記事

この中で、生活コスト高騰の影響は依然として大きく、支出を抑えているとの文字があります

既に、買い物をしない人が増えているのではないでしょうか?

物が高ければ、人々は買わないのか、それとも、来年はもっと高くなる前に買い物をするのか?。今回は利下げ局面が見え始めている現状で、一般の方が、好んで買い物をするとは思えません

政策金利のお話に戻すとみんかぶFXが今回の見所

短い文書ですが、これだけだと要略です。日本から見るとこんな感じなのでしょうね。実際に当日での対応には深堀した上記の記事が生きると考えています

次に要人発言があったかどうかのですが、
2件だけ確認できました
2月16日
ハーパー豪準備銀行(RBA)委員
「さらなる利上げの必要性を排除できない」

もしかしたら、これが今回の利上げ期待の原点かもしれないです
続いて
4月2日 ケント補佐(この方時期メンバー候補者)
「現在の貸借対照表の概要に変更はない」

の2件だけです。

では最後に前回のRBA議事録ではなく声明を見てみましょう

インフレは低下しているが、依然として高い。高インフレはオーストラリア国民全員に損害を与えるため、インフレを下げることが重要です。理事会の金利決定は、インフレ率が目標レンジの2~3%の中間点に徐々に戻ることを裏付けている。
全体的な需要は依然として供給を上回っていますが、経済はより良いバランスに向かって進んでいます。

金融政策は需要の伸びを鈍化させる方向に働いている。インフレ率の上昇、金利の上昇、納税額の増加により、人々は支出を削減するようになりました。労働市場の状況は緩和しつつあるものの、完全雇用に比べれば依然として厳しい状況にある。

全体的な評価としては、需要は依然として経済の財やサービスの供給能力を上回っており、インフレに上昇圧力がかかり続けているということだ。
国内および海外の経済成長は鈍化すると予想されます。

来年も成長率は低水準にとどまると予想される。インフレが低下し、実質所得が増加し始めると、消費の伸びは今後数年間でパンデミック前の水準に戻ると予想される。

労働市場の状況はさらに緩和すると予想されます。

生産性の伸びが長期平均付近まで上昇すると仮定すると、労働市場の状況は引き続き緩和し、完全雇用の持続と目標水準のインフレとほぼ一致すると予想される。

インフレ率は2025年に2─3%の目標範囲まで低下し、2026年には中間点に達すると予想されている。

サービスのインフレ率は依然として高く、徐々にしか低下しないと予想されます。ここでも他の多くの国でも、物価のインフレは予想よりも早く低下している。これは、需要の鈍化と、パンデミックによる供給混乱の緩和が価格に波及したことによるものです。

24年の利下げ幅少ないのはこのあたりから来たのでしょうか?
だとすると、利上げって言葉が出ても致し方ないですね

さぁ今回調べた内容が全て出ました
ここからは私の判断です

 データーは確かにインフレの高止まりを示しているのが多い。だが、確実にCPIは下がってきている。それが遅くとも25年までかかろうがです。 
 スワップトレーダーの憶測は経済指標の良しあしで上がったり下がったりしていたのだが、利上げ期待から利下げ期待までは小売売上指標が悪くとも悪化しなかった。これはインフレが強いと判断している人が多いのか?
 オーストラリアで超有名な経済評論家は3回利上げが必要であると繰り返し報道している。RBAからのコメントの記事が発見できなかった。悪い材料が少ない。
 5月7日の政策金利発表が13時30分。その2時間前に小売売上高が出ます。既にRBAメンバーは知っているはずです。
 RBA総裁のブロック氏はややタカ派の印象があります。利上げ憶測が出たのもその辺にあるのではないかと思います。
 もしかしたら利上げの方向で動いていたのかもしれないですが、5月3日のアメリカ雇用統計が、狂わせた可能性は多いにあると思います。
著名な経済学者もFEDを意識している。もしかしら利上げには細心の注意をなんてややハトになっている可能性もあります。
 アメリカの風邪はリスクオフ。
オフに弱い資源国通貨。中国との貿易が3月好調で、中国の回復が明確なら利上げのありかもしれませんが、中国自体の経済が不透明であり、まだあぶない報道が多いのある。この中で経済拡大を見越すほどRBAメンバーはバカではないと思います。また中国から何か教わっているのであれば、中国は買いって判断もできます。その場合は回りまわってユーロも買いになるのですが、これは違うお話ですね。もし利上げするのであれば、そんなストーリーもできるくらいインパクトのあることです。
 一つ書き忘れましたが所得税の減税が考えているようです。生活費向上により国民負担の軽減のために。ソースです
NNA アジア 4/29

これがもし消費力の下支えとなり小売りが維持されるのであれば、確かに利上げが必要になると思います。
この状況ではRBA面々は難しい判断を迫られているのでしょう。
中国経済が不透明なことと先に出したアメリカ雇用統計の結果を考えても、今回はタカ派発言で済ませたいのではないかと思います。
 結果を見てからでもトレードは間に合います。
 内容を理解していれば、声明文を読んだ後にどうするかを考えておくのがよいかと思います

 タカならオージー買いトレンドが続きます
ハトなら巻き戻しがあるのですが、これは押し目になる可能性があります

豪ドルの先物を見てください

豪ドル先物

全て今のレートより上です。
豪ドルが強いって思っている人が多い証拠になります

個人的には豪ドルは強いが、イマイチ買う気にはなれない
ロングするならCPIの発表があった24日か
小売りで大きく下げた30日の日押し目買いだったのではないでしょうか。

ここはオーストラリアの現在を学んだと思って、次の機会を待つのでは上策だと思います
それはAUDを売る戦略まで待つのかとも思いますが・・・
 現時点でのオージの強さを解説しました

今回は大変長いのですが
いかがでしょうか!

トレードはチャンスがある時に、もしくは自分が解る時に


あとがき
なんだかな。現時点で一番長い記事です(笑)
 ポンドを調べる時間まで費やしても、オージーが今難しい位置にいると解ります。
庭弄りをAM中に終わらせて、昨晩の資料集めと午後はまとめに時間がとられた。毎日見ていなかったツケですね。
専業になれば、毎日見ているのだろうね。それは4月30日にオージーを買えたのでないかなんて欲深いことを考えてしまうです。

今回の収穫は
1,オージーの現状
2,オーストラリアではVIPなウォーレンさんの存在
3,ABCニュースは解りやすい

そんな感じです(笑)

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