シナリオ補正! ユーロ、9月は売られない?四半期決算アノマリーと市場心理は相反する 24/8/18
Yan氏で~す。
インパクト!!!
昨日から今日の間にフォロワーが1名増えました。フォローしてくれた方ありがとうございます。テクニカルよりファンダ分析を重視しています。また、オセアニア通貨多めですが今後共によろしくお願いいたします
では先にいつものようにダイジェストです
今回は前回記事の続きになり、ユーロの四半期決算に伴う売買パターンの仮説を検証し、銀行間取引金利が下がる特性を踏まえて、9月上旬から9月中旬のユーロ動向を予測しています。過去のデータ分析では売りですが、近況のユーロ高とオプション市場の状況から、ユーロが9月上旬から中旬にかけて売られる可能性は低いと現時点では考え、ショート戦略は不利であると結論付けています。但し、アメリカ雇用統計の結果を見てからもう一度考えることも考慮しています
ユーロの四半期決算に伴う売買パターンがあるという仮説を、データ分析と市場観察に基づいて検証しています。ユーロ圏経済の現状と今後の見通しを考える上で役立つかななんて思っています(笑)
という訳でダイジェストはここまです
ここからは本文です
今回は、企画をいうわけではないのですが、
前回書いた記事の続きになります
この記事です(この記事人気がないのですねなぜ?(笑))
欧州企業第三四半期決済に絡みユーロドルの動きを追いかけて、ユーロを売るを主軸に考えた内容です
私はこの記事の中で、今年は利下げ局面で、企業四半期決算の際にユーロが2週間前には一旦売られるという結論をしています。
月末に向けて戻っているのも解ると思います
あれから約3週間たって、改めて情勢が変わったなと思います。
本当にユーロは売られるのかは怪しいと思う節が多く出てきています。
前回の記事を書いた後に、8月2日にアメリカ雇用統計でドル売りが加速したのも要因です。
ここでチャートです
前に書いた記事では四半期決算前の2週間前の15日にEURIBORが大きく動いているのが解ったことで、ユーロを売るシナリオでしたが
EURUSDは上昇気味だというのも解ります
昨日の書いた記事では、ユーロは有利になりつつあることも踏まえて、ユーロの動きを考えてみます
さて、この記事の中で、輸入を取り上げています
ユーロスターで詳しく内容を見てみます
8/16 発表24年6月分
ユーロ圏とEUの貿易黒字に関する記事です。
世界の他の地域との商品貿易について説明しています。 2024年6月、ユーロ圏の貿易黒字は223億ユーロとなり、2023年6月の180億ユーロから増加しました。 ユーロ圏から世界の他の地域への輸出は、2023年6月と比較して2024年6月に6.3%減少しました。 輸入も8.6%減少しました。
このページには、ユーロ圏とEUの貿易黒字に関する詳細な統計データが含まれています。 貿易黒字は、輸出が輸入を上回る場合に発生します。 これは、ユーロ圏とEUが世界の他の地域よりも多くの商品を輸出していることを示しています。 貿易黒字は、ユーロ圏とEUの経済にとって良い兆候です。 これは、これらの地域が競争力があり、世界の他の地域との貿易で利益を上げていることを示しています。
主なポイント:
輸出(黄色の棒):
2023年7月から2024年3月まで、おおむね横ばいで推移。
2024年4月に大幅に増加したが、その後は減少傾向に転じ、6月にはマイナス成長となっている。
輸入(青色の棒):
2023年中は輸出を大きく下回る水準で推移、つまり輸入の減少幅が輸出より大きかった。
2024年に入ってからも減少傾向が続き、6月にはマイナス20%近い大幅な減少となった。
全体的な傾向:
2023年後半から2024年前半にかけて、輸出は比較的堅調だったが、最近は減速傾向。
輸入は2023年後半から大幅に減少し、2024年に入ってもその傾向が継続。
輸出の伸び悩みと輸入の大幅減により、ユーロ圏の貿易収支は改善傾向にあると考えられる。
考察:
輸出の減速は、世界経済の減速やユーロ高の影響などが考えられる。
輸入の大幅な減少は、エネルギー価格の低下や内需の減速などが要因と考えられる。
貿易収支の改善はユーロ圏経済にとってプラスに働く可能性があるが、内需の低迷を反映している可能性もあるため、注意が必要。
まとめ:
このグラフは、ユーロ圏の輸出入がここ一年でどのように変化したかを示しており、特に輸入の減少が顕著であることを伝えています。
記事から考えると、輸入が減ったのはユーロ高になります。最近これもユーロが強い要因なのかもしれないです
ただ、考察で書いてあるように
国内でなんとか処理できているのか、輸入しなくとも消費が落ち込んでいるのか、それても原油安で輸入量は同じでも金額が減ったのかとかだと思いますが、輸入がゼロになるわけではなく、どこかで実需のユーロ売りがあるはずです。
直近1年だけでは無理がありますので
約5年遡ってみます
重ねて考えても、22年以後はユーロが売られる傾向は発見できないです。
通常は、6月末はユーロは強いはずで、半期の決算でレパトリエーションが発生するのを狙った方が早い可能でがあります
その前に仕入れでドル買いをするという仮説でもあるのですが、どうも、月単位の輸入では、これ以上はわからないです
週単位の輸入量なんて、日本に住んでいる私では、調べようがないので手が出せません。
そこで、2018年から2023年までの
3月、6月、9月のユーロの動きをもう一度確認します
各年の3月、6月、9月、の上旬から中旬にかけてユーロが売られているかをもう一度検証です
2018年から2023年までのEUR/USD週足チャートを再度分析し、3月、6月、9月の上旬から中旬にかけてユーロが売られている傾向があるかどうかを確認します。
仮説です
四半期決算の月末はレパトリがあるので、ユーロ高に振れるはずです。その前に仕入れで輸入が多くなると考えます。となると上旬から中旬にかけてユーロを売ってドルを買うと考えました
分析方法
各年の3月、6月、9月について、月初から第3週目までの期間におけるEUR/USDの週足終値の変化を調べます。
下落した週の数をカウントし、上昇した週の数と比較します。
下落した週の数が上昇した週の数よりも有意に多い場合は、その月にユーロが売られる傾向があると判断します。
考察
3月、6月、9月の上旬から中旬にかけて、ユーロが売られる傾向があるという仮説は、部分的に支持されます。
特に、9月には6年間のうち5年間でユーロが売られる傾向が見られ、統計的に有意な結果と言えます。
3月と6月については、売られる傾向が見られる年もありますが、そうでない年もあり、明確な傾向とは言えません。
ユーロが売られる傾向が見られる月でも、その程度は年によって異なり、必ずしも大幅な下落ではありません。
結論
今回の分析からは、9月の上旬から中旬にかけてユーロが売られやすい傾向があることが示唆されました。しかし、3月と6月については明確な傾向は見られませんでした。
で、今年はちょっと違う気がします
24年3月
第1週 上昇
第2週 下落
第3週 下落 トータルで行って来い
24年6月
第1週 下落
第2週 下落
第3週 下落
ただ月末には全戻しに近いかたちでユーロ買いでした
利下げ期待からの先行買いなのかもしれないですが、今年の流れでは
9月はユーロは売りと書きたいのですがなんかね
ドル側の事情も考えると、ドルの利下げ織り込みがどうなっているのかがポイントになります。また24年9月6日の金曜は雇用統計があります
日程的には、ユーロ売りは今年は大分不利な状況になってきたなとも感じます
そこで、オプション相場を見てみます
9月18日分になってしまいますが
9/18期日だと、コールオプションとプットオプションのインプライドボラティリティの差が小さい場合は、市場参加者がEUR/USDの将来の価格変動について、上昇と下落どちらの可能性も同程度に考えていることを示唆しているように見えます。スマイルカーブは形が良く見えるとなると、大口はどちらにも転ぶと考えているようですが、1か月前よりは、ユーロが買われるのではないかと若干傾きが出てきたのも解ります。
これは面倒ですね。本当にユーロはメンドクサイのが多い
9月9日の2週間前と1週間前も確認しないといけないですね
ユーロ売りのシナリオを考えているのですが、
好調と言えるユーロを叩くタイミングがかなり狭いように感じます
9月6日発表のアメリカ雇用統計が良い結果なら当然にユロルは下がるのでそこでトレードしないで、終わりになりますが、もし悪い結果でユロルが上がるなら、明けて週が変わった9月9日の月曜の動きを見てから判断になるまでショートシナリオの可能性が低くなってきました
アノマリーはいつも発動するわけではないは解っていますので、
無理はしない。シナリオ通りに進んだ場合のみ、エントリーする
そんな気持ちで引き続き、監視します
そんな感じです
あとがきです
今回は短めの内容ですが、時間が掛かりました。職場からの電話が休みなのに絶えない一日でした。まぁしょうがないと思いつつ、記事を書いては消しての繰り返しでまとめた形です。
後は資料を集めたので、資料回を書けたら書きます
以上です
宣伝
NOTEフォローは100人でYOUTUBEデビューを考えています
モチベーションアップにもつながりますので
こんな記事ですが、フォローをお願い致します
ついでにXもお願い致します。
よろしくお願いします。
#やん #ヤン #Yan氏 #Yan #ファンダメンタルズ #fx #アメリカ #ユーロ #経済 #政治 #ECB #watch #FED #EURUSD #EURGBP