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宿題する?させる?

小2の長女、この冬休みの宿題への取り組み方を見て感激してしまった。

長女には最難関だと思っていた書き初めを、クリスマスの日には終えていたのだ!!(「書き初め」にはなっていないが、よしとしよう。)

とにかく自分から宿題を「する」ようになったことに成長を感じた。

今までは長女に宿題を「させる」時間が苦痛だった。

1年生のときは、とにかく嫌がってもやらせていた。癇癪と私のイライラがぶつかり、まさに戦いだった。

小学校の通常級の担任として、当たり前のように宿題を出していた側の者だ。

我が子を宿題に向かわせるのがこんなに大変とは…保護者の皆さんに謝りたくなった!

長女は読み書き計算に大きな遅れがあったため、そもそも宿題は難易度が合っていなかった。
「できない」から「やりたくない」という気持ちになっていた。

担任としては、授業の中で取り組んだ内容を定着させるため、最低限できたら良いなという問題をプリント1枚にまとめていた。

教員はあくまで授業の中で、学習内容が定着するようにしたいが、一度問題に取り組んだだけでは十分でない子も多い。だから、その日の学習内容をその日のうちに身につけさせるために、宿題を出す。

それがあっという間に終わる子もいれば、取り組むことが精一杯な子もいるだろう。「できるけどやりたくない」子もいれば、「できないからやりたくない」子もいるだろう。

通常級の宿題は、とても個人の状況に合わせられたものにはなっていない。

だから、その子に合わせて取り組み方を変えて良いと思うのだ。

宿題はやらせなければならないからと、子どもに必死に取り組ませてくれていた保護者もいたに違いない。

でも本来、宿題は無理矢理させるものではないと思うのだ。

あ、これ学校でやった問題だからできるじゃん!→解けた!!→やったー!!

という流れになるのがベストだ。この繰り返しで学習内容が自分の力になっていけば良いなと思っていた。

ただ、長女のように宿題の難易度があっていない場合もあるし、例えば漢字の書き取りがすごく苦手な子もいるだろう。

漢字を反復して書くことで覚えられる子もいれば、逆に漢字が嫌いになる一方の子もいる。

だから、別にそのやり方でなければならない、なんてことはないと思う。大事なのは学習した内容が身につくことだ。

もちろん、担任が〇〇さんはこういうやり方で宿題に取り組んだらどうでしょう?なんて提案できたら良いと思うが、正直通常級でクラスの全員にそこまではできない。

そこで保護者の方には、宿題が我が子に合っていないと思ったら、代わりの方法を担任の先生に提案してみてほしい。

簡単なところで言うと、漢字の書く回数を減らすとか、音読を簡単な文の読み聞かせに替えるなどである。

宿題をしないというわけではなく、代替案を出せば受け入れる教員も多いのではないかと思う。というか、特別支援の合理的配慮のためにはそういった対応も当然受け入れるべきだ。

冒頭の話に戻るが、なぜ今年の冬休み長女が変わったかと言うと、宿題でやるべきことがはっきりわかっていて、彼女ができる内容だったからだ。

支援級で強いのは、やはり個に合った対応をしてくれることだ。

宿題も今学習でできている内容のプリント等を出してくれたので、長女もすらすら取りかかれた。

書き初めに関しては、一年生でやったことがあるという経験から、1人でも書き始められた。

宿題をさせること、それがストレスになっている方は少なくないと思う。

支援級に入っていなくても、子どもが取り組みやすい方法を担任と一緒に考えられたら良いかなと思う。





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