障害があってもなくても、誰かのために動こうとしてくれること
今日は職場の小学校の音楽発表会の鑑賞に行ってきた。
電車、バスを乗り継ぎ、小一時間ほど、一歳になる三女を連れて出かけた。
3人目になるので、お出かけの大変さはわかっているつもりだが、必ず予想していなかった子どもの様子に振り回されることはある。
今日のお出かけも電車に乗ってすぐ、まぁまぁ混んでいる車内でベビーカーに乗る三女がぐずり始めるという事態に。
こりゃ抱っこだな、と思っていたら、近くにあやしてくれる救世主が!
多分20代くらいの青年だった。
三女の顔の前で手を振って気を引いてくれたり、名刺ケースを振って音を出してあやしてくれた。
三女はぽかんとした顔で見つめていて、あやしてもらっている間は大人しくしていた。
青年は名刺を差し出し、「子どもの写真で缶バッチを作ったりしてるので、良かったら遊びに来てください。」と言っていた。
知的障害のある方の通所施設の名刺だった。
小さい子に慣れた様子だったのは子どもと関わることがあるからだったのか、と納得。
子連れだと肩身が狭い思いをすることも多い電車の中で、関わろうとしてくれた気持ちが嬉しかった。
音楽発表会も無事終わり(音楽発表会中は大人しくて良い子だった三女)、帰り道はさすがにお腹が空いたのかやはりグズグズしだす三女。
とりあえず座って、お腹を満たせそうなパン屋さんを発見!
食べられそうなものをとりあえず買い、席へ急ぐ。
食べている間は機嫌良く、そして愛想良く、近くのおじさま、おばさまに手を振りまくっていた!
帰り際、パンがなくなったことが不満だったのか癇癪を起こす。
そうすると手を振りまくっていたおばさまの1人が声をかけてくれ、私が準備をしてる間に三女に話しかけてくれた。
構ってもらえて再び機嫌が良くなり、帰る気になったようだ。
階段しかない入り口からベビーカーを運ぼうとしていたら、先ほどのおじさまが今度は手伝うと言ってくれる。
ありがたくお願いし、何不自由なく駅まで行くことができた。
人を助けようとする気持ちに障害のあるなしは関係ないだろう。ただ、その人を助けたいという気持ちがあるかどうか、だ。
電車やバスでたくさんの人に出会うが、関わろうとしてくれる人はわずかだ。
助けてくれた人たちに感謝して、私も次はどこかで返せたらなぁと思う。