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美容師時代に身につけた特殊能力5選

こんにちは!元美容師ライターの福永ももです。10年間で3つの美容室で働いたけど稼げずリタイア。現在は当時の売れなかった悔しさをバネに美容室や美容サロンの文章執筆のお手伝いをしています。

美容師さんって特殊な職業だと思います。わたしは美容師を辞めてから、中小企業のフルタイムや業務委託として働きましたが、美容師の仕事が特殊すぎることにびっくりしました。

今回は、美容師を10年続けたおかげで身についた特殊能力を5つ紹介します。

①喋りながら作業する

美容師って、喋りながらカットやカラーの施術をするんですよ。話に夢中になりすぎて手が止まると施術時間が長引きます。

お店が回らなくなったり大切な施術に時間を割けなかったりするため、手を止めることはご法度です。

「この髪の毛1本、絶対切り残せない!」みたいな緊張感では、全集中のときもありますが、その他は喋りながらでも作業できるようになりました。

②ご飯を食べなくても大丈夫

美容師時代、予約がたくさん入っているとご飯を食べられないのも普通でした。昼ご飯抜きは結構当たり前の世界。というのも、アシスタント(見習い)の時期はちゃんと昼休みがあったのですが、スタイリストになると売上が第一優先だったため「昼休憩を取らない」という選択をしていたのです。

それもあって、わたしの場合はあまり食に執着がありません。
ぶっちゃけ1人なら、食べなくてもいいです。(能力?)

ただ、年齢を重ねた今は、ご飯を抜いてその後どか食いすると体に悪そうなので気をつけないとですね。

③髪の毛の特徴を見つける

人の髪の毛を見てしまう。美容師を辞めて3年になりますが、まだまだ職業病が抜けないんです。

出会った人の髪質や毛の量、色、つむじの位置を確認してしまう。挙句の果てに「こんな髪の毛でこんな骨格だからこの髪型に似合いそう~」なんてシミュレーションしてしまったり。

美容師になったおかげで、その人の髪の毛の特徴を見つける能力もゲットしました。なお、この技は美容師を辞めると全然役に立ちません。

④顔と名前を瞬時に覚える

「美容師さんって、たくさんお客様が来るのによく名前と顔が一致しますね。」と言われますが、本当に徐々に覚えられるようになります。予約が入った段階で「〇〇さんという新規の方が来る」とインプットしてあるので、その方の来店時に顔と名前が一致した瞬間に完全に覚えます。

最初はお客様のお名前を覚えられず、苦労した経験もありますが、時間の経過とともにできるようになりました。訓練でなんとかなるものです。

お顔と名前をすぐに覚える技術は、他の業界でもものすごく役立つと感じました。「数秒しか会ったことのない人の名前よく覚えてるね。」と言われることも多いです。

⑤成果が出ない時間を耐えられる

美容師は技術職なので、一人前になるまでに修行期間があります。一般的にはアシスタントと呼ばれる時期です。お店によってアシスタントの期間やカリキュラムは異なります。わたしの場合は、スタイリストになるまで4年かかりました。その間に無料でカットしたモデルさんは150人です。

スタイリストデビューするまでに、苦しい思いも悔しい思いもたくさんしました。あの経験があるからこそ、大抵のことに耐えられていると感じています。
ライター初心者のときは、ほぼ無給でも「0→1を達成できる!」という思いだけで頑張れました。
大体のことが「あの練習に比べたらマシ」「スタイリストになれたからできる」と思えます。こんな思考になれたことが、美容師時代に身につけた能力の中で1番役立っている能力です。

まとめ

美容師時代のわたしはポンコツ過ぎたので、ぶっちゃけいい思い出があまりありません。
しかし、振り返ってみると今のマインドを作り上げているのは、美容師時代の経験なんだと感じています。

ありがたい特殊能力だと思って、腐らせることなく今後も活用したいと思います。

みなさんも「これもしかしたら職業病かも?」と思うことがあれば、コメントでぜひ教えて下さいね!

では今日はこのへんで失礼します。


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