えんができたな
仮面ライダーや戦隊シリーズといった特撮ヒーロー番組ですが、私の時代、小学校高学年になる頃には観ていると「まだ観てるの?」って感じで馬鹿にされてましたが、初志貫徹、未だに卒業できておりません。
ただ、さすがに平成ライダーシリーズのゴースト辺りからライダー系は徐々に観る機会が減っていき、戦隊もシリーズで最後まで観るものもあれば初期の段階で脱落したりと、、、
そんな中、久しぶりに超ハマって毎週観てたのが「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」です。
メインライターが井上敏樹さん!ってことだけで毎週観ることを決めてましたが、予想を上回る面白さで最終回まで走り抜けたといった感想です。
これまでの井上脚本の最終回ですと、個人的には「仮面ライダーアギト」が一番でしたが、今回のドンブラはそれに勝るとも劣らない内容でしたね。
正直、どういった着陸で納めるのか?全然予想がつかなかったですが、「こうくるのか!」と感心しちゃいました。
クライマックスまでは、少し切ない哀しい印象を抱いた最終回でしたが、何かに似ていると思ったら韓国のリメイク映画「私の頭の中の消しゴム」の終盤のアレじゃん!って分かりました。
ドンブラのある意味聖地である「屋台のおでん屋」で、タロウとメンバー達が語り合うシーンがリメイク映画のクライマックスの感動場面に似ていたかなっと、、、個人的な感想です。
また、仲間の絶体絶命のピンチに、ドンブラザーズを脱退したタロウが駆けつけて、戦隊シリーズではお馴染みの全員名乗り(このシリーズではこれが最初で最後)とかも熱かったです。
はるかの漫画の使い方も上手でしたね。
はるかは、自身の漫画が原因(受賞→盗撮疑惑で転落人生)で、失ったものを取り戻すため、結果的にドンブラで戦いに身を投じていきますが、彼女の漫画の最新原稿が脱退したタロウを再び戦いの場に呼び戻すって展開も上手かったなぁ~とか思いました。
本シリーズは意図的に明確な敵組織を作らず、ヒーローたちが何のために戦うのか?という部分をオブラートに包みながら進行してましたが、最終回では戦う理由を明確化したメンバーもおり(自分の為に戦うとか)、各々のキャラが紆余曲折を経て自身の進むべく道を見つけたり、人間的に成長したりとかもヒーロー番組的には好きな流れでした。
余韻のあるラストでしたが、時系列的にドンブラの最終回から1年後の設定であるVシネクスト「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」では、タロウの〇〇が復活してメンバーと再会って話みたいですが、個人的にこれはちょっと…、、、
まぁ、2つの戦隊が絡むとか好きなんですけど、最終回のあの余韻がって考えると悩ましいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?