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終末期医療を考える

13年間、産まれた時から今まで一緒に過ごしてきた愛猫のトラが、腎不全のステージ4であることが分かりました。

基本、トラは放し飼いで、食事や寝る時は家に帰ってくる生活スタイルです。

それまでは食欲旺盛だったのが、先週の日曜日に食欲がないことに気づき(最近は以前よりも食べる量が減ったなぁ~とは感じてましたが)、初めて5日間ほど家に戻らず、、、

雨が酷かった週ということもあったかもしれませんが、金曜日の夜に帰ってきて一安心したのも束の間、目に見えて痩せているのが気になり、やはり食事を与えても口にしない為、土曜日に動物病院へ検査に行ってきました。

カルテに記入した後に順番待ちをして、私の番になって口頭で再度症状などを伝えて、まずは目視で判断できる部分を診察し、異常がみられなかったので血液検査となりましたが、そこで腎不全のステージ4であることが判明しました。

CRE(クレアチニン)の指数で腎臓障害のレベルが分かるということは、自宅に帰ってきてネットで調べて理解しましたが、トラのCREは5.73

クレアチニンの指数
第1期 1.6以下  正常な腎臓の機能がある
第2期 1.6-2.8   軽度の慢性腎疾患か腎不全
第3期 2.9-5.0   中等度の慢性の腎不全
第4期 5.0以上  重度の猫の慢性の腎不全

これを最初に知った時に末期がんをイメージし、かなり落胆してしまいました。(後で少し解釈が違ったこともわかりましたけど)

CREのステージ4の場合、腎臓が20%くらいしか正常に機能しておらず、食欲不振、大量に水を飲むといった症状も当てはまっており、体力温存のために冷たい場所に行こうとしてしきりに外に出たがる、結果、これまでなかった家出状態が数日続いたという理由も理解できました。

診察の時に少し脱水症状、体温も若干低めであったので、おそらくは冷たい場所でじっとしていて数日間は飲まず食わずの状態だったことも想像できました。

現時点では、毎日通院して皮下補液薬の服用一週間続け、再度血液検査をして今後の治療方法をどうするのかを決めることになります。

ただ、この皮下補液は、脱水症状の改善や体内にたまっている老廃物を体外に出やすくさせるのがメインで、点滴のような栄養までは賄えないそうで、体力温存のためには口から食料をいれていかないとダメみたいです。

初日ですが、病院から頂いた数種類の療法食を与えてみましたが、現時点では口にしておりません。

最悪のケースでCREが下がらなかった場合、 今後の皮下補液の継続は痛いだけで意味がないので止めますし、そうなるといずれは動けなくなるとか余命なども考えてしまいます。

猫が一番望んでいる余生を送らせてやりたいですが、今は室内で強制的に留めさせているのを放し飼いに戻して、結果、外で野垂れ死にしても飼い主としては受け止めるべきなのか?とか、そこだけは飼い主のエゴで管理下で外出させるべきか?など、、、

猫のストレス安楽死なども今回とても考えさせられてますが、当たり前の日常はいつまでも当たり前ではなし、愛猫の存在の大きさを痛感した一日でした。

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