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ホットな恋

12月某日

??)今日もさみぃな……

白井○○、喧嘩以外興味が無い戦闘狂であり人から「悪魔」と呼ばれている

○○)ふぁ〜寝みぃ…

オレはいつも通りの時間に自宅マンションのエレベーターに乗った

??)あっ、乗ります‼️

そう言って女子高生が急いでエレベーターに乗った

○○)何階?

??)えっと、10階に………ってあっ

○○)ん?

オレは相手をよく見ると同じ制服を着ていた

○○)同じ制服……1年か?

??)は、はい1年の富里奈央で、です……

○○)富里ね(そう言えば知り合いがボリューミーな女の子の後輩が居るって言ってたな)

奈央)あの、白井……先輩ですよね?

○○)知ってんだオレのこと

奈央)は、はい……その友達が学校に悪魔の人が居るって聴いてたので……

○○)悪魔で浸透してんだオレのこと

その時ガタンっとエレベーターに異変が起きた

奈央)きゃっ……

そのまま富里はオレの胸にぶつかった

奈央)いたた………って

○○)いってぇ……ん?

富里の顔が近くにあった

○○)大丈夫か?(よく見たら整ってんなコイツ、あと分からんけどなんか当たってんな……)

奈央)ご、ごめんなさい‼️(か、顔近い………)

○○)別にいいけど、お前怪我は?

奈央)だ、大丈夫です‼️

○○)ならいいけど……つーかエレベーター止まってんなこれ

奈央)えっ、嘘……

富里は急いで階層のボタンを押したり緊急のボタンも押したが反応が無かった

奈央)ど、どうしよ……(怖い先輩と一緒だなんて生命いくつあっても足りないよ〜(˘•̥⧿•̥˘ ))

○○)焦んなよ、時間経ったら誰かが動くだろ

奈央)そ、そうですよね……(もうどうしたら良いんだろ💦)

○○)とりあえず座っとけよ立ちっぱはしんどいだろ

奈央)は、はい……(先輩案外優しいんだ……)

○○)なんだ人の顔ジロジロ見て、なんか付いてんのか?

奈央)い、いえ‼️(あ、あんまり見ないように努力しよ)

数分後

奈央)くしゅん‼️(さ、寒くなってきた……)

○○)ほらよ、これでも羽織っとけ

オレは着ていたブレザーを富里に渡した

奈央)で、でも先輩が逆に……

○○)後輩が先輩の心配すんな、今は自分の体調だけ心配しとけ

奈央)は、はい……(以外にも私の事心配してくれてる……なんだか怖いって思わなくなちゃった)

○○)ふぁ〜(寝みぃ……)

その時富里が俺の袖を掴んだ

奈央)や、やっぱり先輩も風邪引いちゃダメだと思うので……その…

そう言って富里は向かい合わせに俺の上に座って抱きついてきた

○○)なんだ急に(変なやつ)

奈央)こ、こうすればお互い寒くならないかなって……

○○)何故に向かい合わせ、普通に横とか背を向けるとかあんだろ

奈央)そ、その…なんと言いますか……こうすると落ち着くので……(な、なに変なこと言ってるの私は)

○○)そういうもんかね……まぁいいけど(恥ずかしくねぇのかコイツ)

数分経っても何も変わらなかった

しかし変わったことと言えば後輩の富里が現在進行形でぐっすり寝ている事だ

奈央)ん…………

○○)どうしたもんか………(抱きつかれてる状態でやることねぇし超暇)

奈央)しぇんぱーい………

○○)寝言かよ笑

奈央)カッコよくて………だいしゅきでしゅZzzzzz

○○)だいしゅき?大好きの言い間違えか……って

何つったこいつ

大好き?誰が?

先輩って俺だよな

オレのことが好きってことなのか?

○○)意味わかんねぇ………

その時、ピカっと電気が付いて徐々に色んなものが作動した

○○)起きろ富里、エレベーター動くぞ

奈央)あれ?先輩?なんで?

○○)お前、オレに抱きついたままぐっすりと寝てたぞ

奈央)そ、そうなんですか!?は、恥ずかしい……

○○)どーでもいいけど、そろそろしたらエレベーター動くから準備しとけよ

奈央)は、はい‼️

後に3分後見事にエレベーターは動き始めて一旦ロビーに戻された

管理人さんからは大きな謝罪と迷惑金として3万円を寄越した

オレと富里は勿論断った、誰だってミスはあるってな

あれから数週間後
自室

○○)大好きっか………

オレはあれ以来富里の「大好き」という言葉に心がモヤモヤしていた

別にオレは富里が好きとか嫌いだとか正直よく分かっていない

だが、オレに近づこうとする奴らは居なかったせいかふと富里との時間が恋しく思えてしまった。

○○)よく分からん

オレはスマホで「恋の定義」について調べた

恋とは、相手のことが気になったり相手との時間が恋しくなったり、相手のことを知りたいという探究心からくるもの

自分では気付くのは遅い、そして決定的なものは”その人のことばかり考えている為その人以外のことには何も欲するものが出てこないのである。

○○)欲するものがない……

オレは深く考えた、確かに富里のことは気になってはいるしあの時の時間が恋しくなっているのも事実

そしてなにより、喧嘩をあまりしなくなってしまった。
きっと富里のことばかり考えすぎているのだろう

○○)マジか、恋してんだオレってば………

○○)………覚悟決めるか

次の日
1年生廊下

○○)富里ってそう言えば何組だ?

男子1)お、おい悪魔の白井先輩が居るぞ‼️

男子2)な、なんであの人が1年生の階に居るんだ!?

女子a)あの人が白井先輩らしいよ

女子b)見た目通りやっぱり怖い😱

○○)おい、ちょっといいか?

女子b)は、はい‼️(きゅ、急に来た‼️)

○○)富里奈央ってやつ、何組か知ってるか?

女子b)と、富里さんなら多分4組……です

○○)そうか、悪いな邪魔して

女子b)い、いえ‼️(あ、あれ?あの人ってあんな感じな人なの?)

4組教室

○○)ここか……

オレは普通に教室のドアを開けた

男子a)お、おいあれって悪魔先輩じゃ……

男子b)な、なんでオレたちのクラスに?

○○)そこのお前

男子b)は、はい‼️

○○)富里居たら呼んでくれ

男子b)と、富里さんを?

奈央)あっ、先輩?

○○)居たか富里

奈央)わ、わざわざどうしたんですか?(廊下がなんか騒がしかったの先輩だったんだ)

○○)今日暇なら放課後屋上に来い、いいな?

富里)屋上?わ、わかりました……

○○)んじゃあな

オレはそのまま教室に戻った

女子c)屋上って、奈央ちゃん先輩に何かしたの?

奈央)何かって……エレベーター止まって寒いからって抱きついたぐらい?

女子d)絶対それじゃん‼️あっ、でも屋上ってなったら告白じゃない?

奈央)告白?先輩が?そんなわけないよ〜(そんなわけ、ないよね?)

放課後、屋上

○○)ふぁ〜寝みぃ

奈央)あの先輩?

○○)来たか富里

奈央)はい。

○○)実はな、エレベーターの1件の時お前が寝言いってたんだが

奈央)ね、寝言?

○○)よく分からんが、「先輩大好き」とか言ってたぞ

奈央)えっ!?(うそ、私本音言ってたの!?は、恥ずかしい〜)

○○)そんで、ここからが本題なんだが

奈央)え?(寝言が本題じゃない?)

○○)あの1件以来、富里と会えない時間が寂しくなったり喧嘩がつまらんようになったんだ

奈央)つ、つまらない?

○○)オレは富里のことしか頭に無いらしい

奈央)え、えっと……

オレはふと富里のことを抱きしめた

奈央)先輩?

○○)オレ今もまだ恋とかよく分かってねぇけど、富里の隣に居てぇから……

○○)……富里奈央、”オレの彼女になってくんねぇか?”

奈央)先輩………あの‼️

○○)なんだ?

オレはふと抱きしめるのを辞めて富里の顔を見た

その時、富里は少し背伸びをして唇を交わした

奈央)先輩の初めて、奈央でいいなら全部もらいます

○○)………あ〜つまりは?

奈央)もう知ってると思いますけど、あの時の先輩の優しさやカッコイイ所に私は惹かれて先輩のことが大好きなんです

奈央)私も……先輩の彼女になりたいです。

○○)………あのよ富里

奈央)奈央って呼んでください、彼氏特典です

○○)……あの奈央

奈央)はい、何でしょうか

○○)もう1回抱いていいか?

奈央)いいですよ、○○にだけの特別特典です

オレはまた奈央を抱きしめた

奈央)先輩、私は先輩とデートしたいです

○○)映画館とか?

奈央)いいですね、その後は先輩の家に行きたいです

○○)何すんだ?

奈央はふとオレの口に指を当て

奈央)秘密です♡




こうしてオレは奈央と付き合うことになった、巷では悪魔を手懐けた女神として人気者になるんだが
それはまた別の話

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