恋する後輩マドンナの愛萌さん.8
宮田宅
愛萌)じゃ、じゃあどうぞ先輩……(き、緊張する💦)
○○)お邪魔するね
愛萌母)あらおかえり……って
○○)はじめまして、愛萌さんにはお世話になってます田嶋○○です
愛萌母)あなた〜‼️愛萌が男連れて来たわよ〜‼️
愛萌)ちょっとお母さん‼️
愛萌母)今日はお赤飯ね🎶
○○)あの、よろしければこちら……
俺は手に持っていた袋を愛萌の親に渡した
愛萌母)あら、わざわざありがとうね………って今話題のお菓子じゃない!?
○○)お口に合うかどうか
愛萌父)全くなんだ……って君は?
○○)田嶋○○です、愛萌さんにはいつもお世話になっております
愛萌父)そうか、まぁゆっくりしていくといい
○○)はい、お邪魔します。
リビング
愛萌父)君、歳は?
○○)18です
愛萌父)部活は?
○○)バスケで、一応部長を
愛萌父)愛萌は、どうだ?上手く……その、部活の方はやっているか?
○○)そうですね、彼女はいつもみんなの為に率先してやってもらったりサポートしてくれていて助かってます
○○)それに……
愛萌父)ん?
○○)彼女は、俺の人生を変えてくれた恩人です。
愛萌父)愛萌が人を救う立場になったと……
○○)えぇ、俺にとって彼女はかげかえのない大切な人です。
愛萌父)君は、愛萌のことどう思っているんだ?
○○)最初は、とても優しい子だと思っていました。
愛萌父)今はどうなのだ?
○○)そうですね………これからも仲良くしたいです
愛萌父)………田嶋君
○○)はい。
愛萌父)君に、愛萌のこと任せても良いかな?
○○)はい、おまかせください。
愛萌母)出来たわよ〜‼️
愛萌父)田嶋君は、この後予定は?
○○)いえ、特には
愛萌父)では、今日は泊まっていきなさい
愛萌)ちょっとお父さん!?
愛萌母)それいいわね〜、愛萌の部屋にお布団しきに行かなきゃね
愛萌)もう母さんまで………
愛萌母)あら、愛萌は泊まってほしくないの?
愛萌)そ、そうとは言ってないじゃん……
愛萌母)なら決まりね
○○)ふふっ笑
愛萌)ちょっと先輩、なに笑ってるんですか?
○○)いや、家にいる時の愛萌ちゃんの態度がいつも違って面白いからつい笑
愛萌)先輩まで………
食事中
愛萌母)そういえば、田嶋君のお父様って警視総監なのよね?
愛萌父)警視総監!?
○○)えぇまぁ
愛萌母)ほらあなた、愛萌がストーカーに絡まれてた時
愛萌父)あぁ、あれか
愛萌母)あの時はありがとう、娘を助けてくれて
○○)いえ、あの時はたまたま彼女と一緒に帰ってましたので運が良かっただけですよ
愛萌父)謙虚だね君は
○○)そうですか?
こうして俺は愛萌宅の家庭で楽しく過ごした
愛萌部屋
愛萌)で、ではどうぞ……
○○)お邪魔しま〜す………
俺は辺りを見回した、何気ない普通の女の子の部屋
○○)いい部屋だね
愛萌)あ、あのお先お風呂どうぞ‼️
○○)いいの?じゃあお言葉に甘えて先に入らせてもらうよ
俺はそのまま荷物を置いてお風呂に向かった
愛萌side
愛萌)お布団の準備おっけーっと
愛萌)で、でもどうしよ〜‼️
愛萌)ドキドキしすぎて寝れないよ〜💦
○○)大丈夫愛萌ちゃん?
愛萌)せせ、先輩!?
○○)ふふっ、なに驚いてるの?
愛萌)えっとその………
○○)とりあえず、寝よっか?
愛萌)そそ、そうですね!
就寝中
愛萌)………(や、やばいやばい‼️ドキドキしすぎて寝れない‼️)
私は保健室で起きたことを振り返っていた
愛萌)あの時の先輩、好きかも………
私はそっと先輩の方を向いた
愛萌)(卒業まで、あと3ヶ月っか………)頑張らなきゃだよね
○○)寝れないの愛萌ちゃん
愛萌)先輩………まぁ、はい
○○)俺も、寝れないかも笑
愛萌)先輩も?
○○)愛萌ちゃんまだ俺のこと好きでいてくれてる?
愛萌)もちろんです、約束しましたから‼️
○○)約束っか………(やっぱり俺は君のこと……)
愛萌)先輩?
○○)………俺さ、正直に言うと愛萌ちゃんと付き合った後が怖いんだ
愛萌)宮本先輩ですか……
○○)あぁ、でも俺の覚悟はもう決まった
愛萌)先輩?
先輩は起き上がり私のベットにやってきた
愛萌)え、えっと先輩?
○○)今日はさ……
そして先輩は私の布団の中に入って抱きしめてくれた
愛萌)ちょちょ、ちょっと先輩!?
○○)君の隣で寝かせてくれない?
愛萌)せせ、先輩?(やっぱり先輩は……でも、先輩は)
○○)愛萌ちゃん、俺はいずれ宮本とちゃんとケリをつけるつもり
愛萌)ケリをつける?
○○)今度こそ、俺は君を護るから
愛萌)……分かりました、先輩のこと待ってます
こうして1日が終わった
○○side
放課後
○○)さてと……
優佳)○○、何処か行くの?
○○)おう、過去のリベンジしにな
優佳)分かったけど、負けたら許さないからね?
○○)あぁ、行ってくる‼️
俺は教室を出てアイツにひとつのメールを送った
屋上
○○)ふぅ………
??)こんな所に呼び出してどうしちゃったんだよ田嶋く〜ん笑
○○)お前とケリをつける為に呼び出したんだ柊斗
柊斗)……………そう呼ぶのは中学以来か○○
○○)健寿から聴いた、お前俺の為にやってたんだって?
柊斗)ちっ、アイツ……あれほど言うなって言ったのに
○○)なんでそういう判断にしたんだ?俺はお前を信じてた、いつだって………
柊斗)泣かせたくなかったんだよ、けどやってみたらどうだった逆効果だった。けど、戻れねぇんだよ
○○)お前はあの時と一緒で愛萌ちゃんをも疑ってたってわけか
柊斗)正解、お前が傷付かないよう俺は自らを犠牲にする覚悟だ
○○)けど悪ぃな柊斗、あの子は渡さないつもりだ
柊斗)悪女でもか?
○○)判断するのは柊斗じゃない、俺だ
柊斗)やっぱり、こうなるよな
○○)柊斗、白黒つけようぜ
柊斗)はぁ………俺にメリットは
○○)俺が負けたらあの子は諦めて、部活も辞めるつもり
柊斗)は?
○○)だが、俺が勝ったら愛萌ちゃんは俺のもの。そんでお前は俺に謝る、いい賭けだろ?
柊斗)結局こうなるか………けどまぁ、いいぜ相棒
○○)日程は大会後の週の日曜、俺たち出会いの場所でやろうぜ
柊斗)OK、1on1だろ?負けるつもりねぇから
○○)なもん、おれだって負けねぇよ
柊斗は屋上から去っていった
○○)ふぅ………さてと、心配しなくても俺は負けないよ”愛萌ちゃん”
物陰から愛萌ちゃんが出てきた
愛萌)えへへ、バレちゃった(ノ≧ڡ≦)☆
○○)俺の事そんなに心配?
愛萌)い、いえ‼️そんなことはないです‼️
○○)ふふっ、大丈夫だよ愛萌、俺は負けないから
愛萌)先輩………(やっぱり先輩の笑顔はいつも私を優しくしてくれる)
愛萌ちゃんはそっと俺の頬にキスをした
○○)ま、愛萌ちゃん!?
愛萌)これは、応援の証です。頑張ってくださいね先輩‼️
そう言った愛萌ちゃんは走りながら去っていった
○○)さてと、俺も頑張るかね‼️
○○と愛萌の運命は一体どうなることやら…………
次回へ続く