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見つけてくれるから

この世には2種類のタイプがいる

他人に迷惑をかけない善人と

迷惑しかかけない面倒臭い人



担任)悪いが○○、またアイツを連れて来てくれないか?

中条○○、堅実で勇敢な人気者

○○)…………分かりました、ちなみに今日のアイツは何かしてましたか?

担任)今日は本を読みながら登校してたのは観ていたぞ

○○)分かりました。


図書室

○○)………ったく、ここに居たか”迷い人”

??)んゆ?なぁんだ中条君か。

○○)いい加減人様に迷惑をかけるのは辞めろ”中西アルノ”

中西アルノ、神出鬼没・迷子になりやすい・謎多き人

アルノ)別にいいじゃないか、君しか私をみつけれないんだし

○○)別の言い方をする、俺の時間の邪魔をするな

アルノ)じゃあ私はこのまま餓死しても良いんだね?

○○)そうやってすぐ拗ねるな………まったく。

こうなったのは俺が進学して2週間が経った頃

過去

先生)はい次、中西………は休みだな

女子1)せんせーい、中西さん今日は普段靴あったんで学校に来てますよ〜?

先生)いや良いんだ、中西は毎回この教室には来ない。つまり、アイツは単位足らずで留年していいと教師内で決定している

○○)………その中西って人なら今アンタの後ろに居るぞ

先生)私の後ろ?何言って………うわっ‼️

アルノ)あれまバレちゃった‼️

次の日

先生)また今日も居ないか……

○○)中西なら理科室の人体模型とにらめっこしてましたよ

先生)何故ににらめっこ?

休み時間

アルノ)やい、そこの君

○○)なんだ?

アルノ)私の邪魔をなんでするのだ?

○○)………俺の時間を費やさない為だ、君が来てくれば授業が円滑に進む。

アルノ)なるほど……じゃあ君にはアルノ見つけ人第1号に任命しよう‼️

○○)断る

これが俺と中西アルノとのきっかけだった

現在

○○)何故毎回教室に居ないんだ君は

アルノ)何故って?逆に聴くけどなんで中条はなんで最初から教室に居ないとダメだと勘違いしている?

○○)は?

アルノ)私は社会のルーツに捕らわれていない自由な人なんだよ

○○)馬鹿だろ君

アルノ)ばっ………馬鹿じゃないやい‼️

○○)いいや、お前は馬鹿だな。

アルノ)な、なんだと〜!?

そんな会話が毎日続く中、ある日変化が訪れた

数週間後

担任)え〜今回だが、中西さんは家庭の都合上お休みになっています。悪いけど中条君、届けものやって貰ってもいいかな?

○○)別に構いませんが?(あの中西って休みって珍しいな)

俺は学校が終わった後、荷物を担任から貰い中西の自宅に向かった




○○)ここが中西の家か

アルノ)ん、中条君かい?

○○)お前に届けものだ、お前……親は?

アルノ)………両親なんて居ない方がマシだよ。

○○)ん?どういう……

アルノ)上がりなよ、説明するから。

○○)あ、あぁ(いつもの中西ではない?)

アルノの部屋

○○)お前の部屋か(何気に女の部屋に入るの初めてだな)

アルノ)私は昔から遊ぶのが好きだった

○○)何言って……

アルノ)まぁ、最後まで話を聞きたまえ

○○)お、おう……

アルノ)鬼ごっこにおままごとや隠れんぼ……この世にある全ての遊びを私は愛していた。


アルノ)父と母と私は、私の5歳の誕生日の時に遊園地で私を捨てた

アルノ)私に残されたのは家と食料と……金と借金だけ。

○○)だからなんだ

アルノ)へ?

○○)それで学校でサボっていいと思ってるのか?

アルノ)うん、良くないことだとは思っても……

アルノ)私はひとりぼっちだと勘違いしていたのに……君が私を見つけてくれるから……ずっとその関係を失いたくなかった。

○○)(親が叶えてくれなかったことを俺が叶えてるからっか………)

俺は何故か不意に中西を抱きしめていた

アルノ)へ?ちょ、ちょっと……中条君?

○○)なんか……悪かった。

アルノ)わ、分かったから……離してくれ(/// ^///)

○○)あ、あぁ………悪かった。

俺は中西と離れた

アルノ)1つ聴きたいんだけど、なんでそんなに私を見付けてくれるの?

○○)………俺の両親は俺の目の前で殺された。

アルノ)‼️

○○)掴めれるはずの距離にある希望や思い出を俺は掴めなかった。

○○)だから、今目の前にある掴めるものは何があっても掴む。俺はそう決めてる

アルノ)ふーん、なんかカッコイイじゃん。

次の日

○○)今日はっと………日曜か(中西の家行くか)

俺は不意に中西の家に向かった

○○)(なんで俺が中西の家に行くと決めてるのだ?)

○○)よく分からな過ぎるぞ……

??)離して‼️

○○)中西?

俺は急いで中西の自宅に向かった

アルノ)なんで私が‼️

母親)お金が足りないのよ〜♡

父親)アルノもいい歳だ、その身体で金稼いでくれないか?良い親孝行だと思ってさ〜笑笑

アルノ)い、いや………(誰か……助けて‼️)

○○)中西アルノ‼️

アルノ)な、中条……君。

父親)誰なんだ君は‼️

○○)あなたがたこそ誰かご存知ないですが……コイツは”俺の女です”俺の許可なく触れないでもらいたい‼️

アルノ)お、女………

母親)私たちはアルノの親なのよ!?許可なんて必要ないわ‼️

○○)………残念ですが、あなたがたはもうコイツの両親ではない。親権破棄されている‼️

アルノ)え?

父親)なに?どういう……

○○)どちらのご両親か分かりませんが、その人に私は事情説明させてもらいあなたがたの親権破棄手続きをさせてもらいました。

母親)な、なんですって!?

アルノ)えっと……

○○)もうお前を縛るものは無い………お前は正真正銘の自由人になったんだ。

○○)もう時期警察がこちらに来ます。大人しく捕まっていて下さい。

2人)く、クソがァ〜‼️/そんなぁ〜‼️


数十分後

アルノ)その……ありがとう中条君、助かったよ

○○)中西アルノ、お前は自由人になったんだこれからはちゃんと教室に来い。

アルノ)………分かってるよ。

○○)それでだ、今まで迷惑をかけてきたんだお返しはするんだよな?いや、するべきだよな?

アルノ)はいはい分かってますとも、何がいいんだい?お金かい?奢りかい?

○○)違う。

アルノ)名誉かい?それとも私の財産か!?

○○)それも違う

アルノ)じゃあ何を求めるんだよ〜

○○)俺が求めるのはお前自身だ

アルノ)わ、私?

○○)お前以外に中西アルノは居るのか?

アルノ)い、いないけど……そ、それってつまり……はさ?

○○)………俺は案外お前との隠れんぼがお気に入りらしい。

アルノ)へ?

○○)俺のそばにいろ、中西アルノ。

アルノ)ふぇ〜///わ、分かった……///

○○)………と、とりあえず‼️これだけは言っておくからな?

アルノ)な、なに?

○○)俺はアルノの味方だ。だから俺を好きでいるなら……俺の所へ来い

アルノ)………ホント、君は見付けるのも見抜くのも上手いんだから……。

アルノはそう言って1歩ずつ俺の元へ近付いた

アルノ)……私は自由人だ、また隠れるかもよ?

○○)その度にまたアルノを見付けてやるさ。

アルノ)カッコイイところあるじゃん

アルノはそう言って俺に更に1歩近付いて頬にキスをした

○○)きゅ、急に何をする!?

アルノ)中条君もそんな反応するんだね笑

○○)きゅ、急にするからだろ‼️

アルノ)ふふっ、じゃあ……”○○”が私を見付けてくれる度に報酬としてキスしてやろう笑

○○)あ、あまり俺をからかうな〜‼️



𝑭𝒊𝒏.

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