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10日目、ちいさなイキモノたちの話。

 続けることに意味がある、毎日投稿しなくちゃと思いながら10日目になりました。やったね! でも『しなくちゃいけない』と思っているうちはまだまだ継続筋肉が育ってない証拠。ごきげんよう。私です。

 書きたいことを思いつくままに書き始める、基本的にフリースタイルなこのnoteですが、今日は何にしましょうかね? あ、さっき出会って1秒でさよならした、奴の話にしましょうかね。
 そう、不快な害虫どもの話です。
 写真を貼ったりはしないけど、虫嫌いの方や想像力豊かな方、そもそも汚家の話なんて聞きたくもないよって方は、ここで回れ右した方がいいかもしれない。また会う日までごきげんよう。明日も来てね!
 空行でワンクッションかましますんで、どんとこい! って方は下でお待ちしております。













 またお会いしましたね、いらっしゃい。自己責任の世界へようこそ。
 とはいえ、軽い害虫語りなので、大したことないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。今回は今朝起きたことを中心なので、軽く軽く。

 さあ、10日目のnoteを書こうとPC に向かい合ったんですよ。汚家の我が家はPC周りにも雑然と物が置いてあるんですが、その一つに小型のごみ箱がありまして。スーパーで食品を買ったら水漏れを防止したりするために入れる、あの薄手のシャカシャカっとしたビニール袋をインナーに入れてるんですが。

 視界の端に入るそのビニール袋の上で、小さな黒い何かが動いたんです。 

 咄嗟に袋ごとその黒い点を摘まみ、これでもかと力を入れて指先を閉じます。その間0.8秒くらい? 瞬発力すごない? でも摘まんだ先に何もなかったら無意味な速さ。大丈夫、ちゃんと屠れてるはず。でも念には念を入れて、丁寧にすりつぶしておこうぐりぐり。
 そうしてそっと開いた指先のビニール袋には、無事にヤツの遺体が。

君の名は。そう、アリガタバチ君だね。おはよう。朝から元気だったね。もう元気ないねっていうか死んでるね。うん、私が殺(や)りました。

 本来、私は虫が大の苦手でして、1センチもあろう虫とエンカウントしようものなら、動悸が早くなり息がつまり3秒は体が固まります。屋外ならこっちに来ないうちに私が逃げます。夜のアスファルトで暗闇走り抜ける黒々としたGとかは、たとえ靴を履いていても踏みつぶすとかしたくない。だってその靴で玄関入りたくない。

 でも、長い汚家生活を送るうちに、我が家でよく見かけるシバンムシ、カツオブシムシ、アリガタバチといった超小型の虫には抵抗がついて、一匹二匹でうろついてる分にはこうやって指で屠れるようになりました。やったね、強くなってる! 何の自慢にもならない!

 あ、捕獲&滅するには、佇んでいるところをガムテープとかクリアテープとかの粘着質の物で抑え込むのが有効です。クリアテープは殺れてるか確認が容易。マスキングテープはちょっと粘着が弱いので、紙とかくっつきすぎたら困る素材でのみ使います。ガムテは敵のいる素材によってはくっついて剥がれないので要注意。紙とかだったら表面を撫でるようにソフトタッチで捕らえてからそっとテープを畳んでさよならします。必要であればその後メリメリっと開いて、ちゃんと殺ったか確認したりもできます。オススメ。

 シバンムシとカツオブシムシは、甲虫タイプだからか飛行速度はあまり早くはなく、飛行中をバッと握って捕らえられることもあるくらい。だってPCモニターの光に向かって飛んでくることがあるんだもん。そりゃ握るよね? 歩行速度も秒速5ミリとかくらいでちょっとのろくさいです。なのでテープでの捕殺も容易。テープを畳んでぷちッとしたら終了です。なんならテープで天井に直接ぷちッとすることも。あいつら蛍光灯にも寄ってくんで、天井付近で会うことが多いよね。

 でも今朝出会ったのはアリガタバチ。多分シバンムシアリガタバチ……多分。あ、でもカツオブシムシを狩るアリガタバチもいるんですよ。色が黒いからそっちかも? アリガタバチに出会ってからまだ3年くらいだから、君たちにそこまで詳しくはないんだよね。なんせ500種類もいるアリガタバチなので、さすがに同定は出来ていません。やるべきか?
 そんなアリガタバチは甲虫系のやつらよりも動きが速い。飛行してるのを捕らえたことはなく、歩行速度も秒速1センチ以上ある感じ。あっいる! と思ったら、見る間にすすすっと物陰に消えてしまう。物どけてももういない。イリュージョンかな??
 食品への被害はあれど不快なだけの甲虫どもと違って、アリガタバチは人体に物理的な被害がありうるんで、出来れば見かけた奴は100%屠りたいのに難しい。チッ。

 雄には毒も針もなく、羽はあったりなかったりする。
 雌には羽がないけど毒針があって、皮膚を刺すことがある。
 刺されたら痛痒く1~2週間続くとか。
 まだ刺されたことはないんでその程度はわからないけど、こいつは小さくても蜂なので、刺されまくるとアナフィラキシーショックを引き起こすそうです。っょぃ。

 そんなこんなで、今朝仕留めたアリガタバチには羽がありませんでした。雌? 雄? 雄には必ず羽があるっていうんならこいつは雌って言えるんだけど。雌を屠れたならこの先の被害が少しでも減らせたと喜ぶところなんだけど、羽のない雄もいるんだよなあ。それでも未来の被害は少しだけ減らせたはず。うん、良かったことにしよう。よかったよかった。

 未来の被害を減らすなら、徹底的な掃除は必須。でもできるならそもそも汚家になんてならないんだよなあ。あ、物が多い系汚家です。隙間とかいっぱい。じゃあ燻煙タイプで家ごと殺虫すればいいんですが、ペットと暮らす我が家ではそれもかなりハードルが高い。やれば激減or撲滅できるかもしれないけれど、面倒が先立ってしまう。
 でも、ペットがいても使える殺虫防虫剤あたりを使えば、期間限定で奴らを見なくなります。小さいボトルで1000円とかしてて、部屋の四隅の天井とかに60回とかプッシュできる嫌な虫に効くあれ。この夏の体感では1度使えば2週間くらい平穏が保たれました。薬効が薄れてきたか、新たな卵が孵化したのかで、ちらほら出てきたと感じたら、追加でプッシュすればまたしばらく見なくなります。効果を感じる……すごい。製薬会社さんええもん開発してくれましたな本当にありがとう。
 そろそろ残りが少ないので新しいのを買おうかと、近所のドラッグストアで探したら、使っていたメーカーのは置いてありませんでした。他社さんのでも効くかな? 次はそっちを試してみます。
 全国の、家の中に不快害虫が出てイヤな気持ちになって困ってるって方には普通におススメです。少しでも有益な情報になるといいな。

 こうやって、汚家を根本的に解決しないまま対処療法でその場しのぎ出来てしまい、真冬になったら出なくなるのでまた先延ばしになる未来が見える……。

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