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25日目。にゃんこ

 スマホポチポチなので、誤字脱字誤変換はご容赦を。ごきげんよう。私です。

 25歳の頃って何してたかなあ?
 実家を出て、ペット禁止の部屋なのに猫を飼うことになって、一度引っ越しして新しい家にも馴染んだ頃かな?

 父が猫嫌いで、実家は一軒家の持ち家なのに、犬とかインコとかミニウサギとかシマリスとか飼ってても、一番飼いたかった猫はなかなか飼えなくて。

 父に、誕生日に何が欲しいか聞かれて、猫飼いたいと言ったら、そうかって言ってたから、やったー! と思ってたのに、誕生日過ぎに我が家にやって来たのは柴犬の子犬。いや犬も好きだけどね? でも猫が来ると思ってたんじゃん?

 とはいえ、我が家で初のわんこだったので、可愛がって最後の旅立ちまで一緒だったけどね。

 じゃあ猫はどうして飼ったかっていうと、父が単身赴任で週末しか帰ってこなくなった時に、友人が子猫を拾って貰い手を探してて。数匹いるうちの一匹を引き取って、父にだけ内緒で飼い始めたのが一匹目の猫。
 初めての子猫は、まだ目が開いたか開いてないかくらいの赤ちゃんで、一週間持たないかもしれんと言われてた。大地震の後、半年くらいしてから帰ってこなくなってそれっきり。

 実家を出てしばらくは猫無し生活だったんだけど、耐えきれなくなって、とあるペットショップで差し上げますコーナーにいた子猫をもらって帰ってきてしまって。この子が人生2匹目の猫。
 飼う準備はなにもしてない、でも準備してからまた来た時には、もう他の人に貰われてった後とかになりそう。なのでその場で即決してお持ち帰りした。それくらい、この子がいいと思った。
 乳飲み子サイズを育て上げられたんだから、こんな風に自分で餌を食べられるくらいの大きさなら余裕やろ、って思ったのはある。

 実際、めちゃくちゃ大きく育って、後少しで17歳ってあたりで慢性腎不全で旅立った。大嫌いな掃除機を越えさせてやろうと抱き上げた私の手を、パニクって本気蹴りした時の傷痕は、今も左手にくっきり残っている。

 お前が逝ってしまってから、もう12年も経ったんやな。月日が経つのはほんまあっという間やな。

 この手の傷が皺に埋もれて見えなくなってからそっち行く予定なので、その時はちょっとくらい抱っこさせておくれよ? 抱っこあんまり好きじゃないの知ってるけど、ちょっとでいいからさ。1分くらいは欲しい。
 3匹目はめちゃくちゃ抱っこ好き猫だったから、きっとお前はずっと肩に乗っててくれそうね。もうしばらく先の予定だけど、待っててくれたまえ。

 そして、今は似たような色柄をした4匹目の子がベッドの上ですやすや寝ている。お前は私がヨボヨボの婆さんになってもそうして横で寝ててくれ。
 5匹目のお前は、一番長生きしそうな顔してるけど、野良子出身は油断大敵やからな。気をつけて一緒にお婆ちゃんになろな。

 
今宵は徒然なるままに、猫遍歴のさわりだけ。
それではおやすみなさい。

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