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大人に“ならない”僕

「お前そんなのも出来ないの?」
「⚪︎⚪︎って◻︎◻︎だよね〜」

僕のいる学校ではよく聞くフレーズだ。
多分あまり珍しいことではないだろう。
他人が自分より劣っているところを探し、見つけ次第叩く。
これは、学校だけなく、SNSを使っているとよく見かける。

別に自分はそんな事はしていない。
そんな奴と一緒にしなでくれ。

本当にそうだろうか?

僕はそうではないと思う。もちろん、他人と比べないで生きている人もいるだろう。
しかし、それは極少数だと思う。
みんな心の中では他人と比べていると思う。
年収、外見、持ち物、身長、体重、テストの点数や、偏差値など、
そして、自分より下を見つけると、「やった!」、「よかった。自分よりも下がいる。」
そう思っているのだろう。

しかし、それを表に出さない。
口に出さない。

それが大切で、それが一歩大人になる事なんだと思う。

僕も周りより自分は優れている。大人な考えだ。と思う時がある。
しかし、それは当然で自然な事だと思う。
なぜなら、人は実際に失敗した時に成長すると思うからだ。
僕がこれからも時々周りと比べ、自分が優っているところを棚に上げ、相手が劣っているところを徹底的に叩くことがあるだろう。
しかし、いつか失敗する。
いつか、全く非の打ち所がないような人が現れるだろう。その時僕は屈辱で心が埋まるだろう。しかし、その時、僕は初めて一歩大人になったった。一歩成長するだろう。
だから、僕はこれからも変わらずに生きていく。これからも、自分勝手で幼稚な自分であり続けるだろう。


今回は以上だ。

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