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【登山レポート】8座目:霧ヶ峰
もう2024年も終わりに差し掛かっているが、今更ながら昨年の登山記録の続きを書いてみることにした。
自分の思いを文章にするのはとても難しく、恥ずかしいけれど、このnoteを読んでくれる方へ、私が登った山の魅力が伝わればいいなと思う。
昨年(2023年)の10/7、長野県中部にある「霧ヶ峰」を訪れた。これが2023年に登った最後の山となる。霧ヶ峰の簡単な紹介と登山記録を残しておく。
某会社のエアコンブランド名になっているが、霧ヶ峰は実在する火山だ。
長野県中部、諏訪市・茅野市にある高原を指す。
麓にある諏訪湖から、明け方の上昇気流で湿った空気が流れ、霧がよく発生する。これが名前の由来だ。「山」というよりは緩やかな丘陵で、見晴らしのよい草原が広がっている。
周囲には観光道路の「ビーナスライン」が通っている。高原を走る見晴らしのよい道路だ。ドライブやツーリングで多くの観光客が訪れる。
白樺湖~ビーナスライン
前日千畳敷カールを訪れたあと、茅野市の白樺高原まで移動し、白樺湖湖畔のホテルに宿泊。
10/7当日は快晴。湖の奥には百名山の蓼科山が見えた。蓼科山は別名「諏訪富士」と呼ばれる、円錐形の火山。白樺湖越しに見ると本当に富士山のように見え、奇麗だった。いつか登ってみたいという気持ちがわいてきた。
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ここから観光道路・ビーナスラインを通り、車山の登山口へ向かう。
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道中、展望台である「富士見台」に立ち寄る。
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ここは名前にあるように富士山をはじめ、日本アルプスや八ヶ岳を望むことができる。運よくこの日は快晴で富士山まできれいに見ることができた。遠くからでも富士山を見ると何か感動するものがある。朝早く起きてこの展望台に訪れた甲斐があった。
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霧ヶ峰最高峰・車山
車山肩の駐車場は空きがなく、やむなく展望リフトを利用することにした。二本のリフトを乗り継ぎ山頂へ。
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リフト終点から歩くこと数十秒で車山頂上に到達。お手軽に百名山最高峰に登ることができて、少し拍子抜けしてしまった。
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蝶々深山
最高峰に登る目的は果たしたものの、これだけでは物足りないので、周囲をハイキングすることに。
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まずは「蝶々深山」へ。山というより小高い丘のような場所だ。
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緩やかに数十分登り山頂に到達。先ほどの車山山頂や、次に向かう八島ヶ原湿原が望めた。気軽に登れるので、ハイキングを楽しむにはちょうどよい場所だと思う。
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八島ヶ原湿原
続いて八島ヶ原湿原へ向かうことに。湿原の周囲には木道が整備され、周回が可能だ。近くに駐車場もある。
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湿原の中にはいくつか池がある。そのうちのひとつ、八島ヶ池からは湿原全体と車山を一望できる。季節の色づきと青空がきれいで、秋を感じられる景色だった。
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もう一度車山山頂へ
湿原の周回を終え、車山肩までやってきた。先ほど使用した展望リフトの復路リフト券が残っているため、もう一度車山山頂へ向かうことにした。ここまで結構な距離を歩き疲れていたが、もう少し。
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車山肩にはロッジやレストランがある。こちらから車山山頂へ行くことも可能で、観光客も気軽に登っている。
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30分ほどで再び山頂に到着。
車山神社などを再び訪れ、霧ヶ峰の登山はこれにて終了。
「登山」というよりも「ハイキング」だったけれど、百名山にふさわしい、すばらしい景色の連続でとても楽しむことができた。起伏は少なめで歩きやすく、登山初心者におすすめされる百名山として納得だった。
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2023年の登山は、これで一区切り。
夏に思いつきで始めて、とても楽しくて、数か月の間に8つも登ってしまった。どこも山頂からの景色は本当に素晴らしくて、日ごろの悩みやストレスも吹き飛んでしまう。そして各地の山を訪れていると、登ってみたくなるような山がさらにいくつも見つかった。2024年も各地を訪れ、登山を楽しんでいきたいと思う。