「思いっきり甘やかしてから躾をしましょう」の実践例の話。
みなさん、こんにちは。お元気ですか?
今年最初の投稿に「躾をする前にたくさん甘やかしましょう」という内容を載せましたが、今回はその捉え方の具体的な実践例を紹介したいと思います。
あおいとり幼児園では、異年齢保育を取り入れています。そのカリキュラムの中に大きい子が小さい子をお世話するという事を盛り込んでいます。
このお世話の中に「甘やかし」のエッセンスを盛り込んでいます。お世話をする時は前日のうちに担当を決めます。
そして子ども達に
「いきなり言う事を聞いて!と言っても聞いてもらえるものではない。たくさん遊んで、たくさん手をかけて、たくさん頼まれた事をやって、仲良しになりなさい」
という話をします。
御昼御飯のお世話をする為に、朝からせっせと仲良しになる為の下準備が始まります。
小さい子の心をつかむ為には、我慢も必要、相手の気持ちを考える事も必要、知恵も必要。
色々と考えて行動しなくてはいけません。
でも、ここで一生懸命関わると信頼関係が出来て、その後のお世話がすごくラクチンになります。
あおいとり幼児園のお世話は、この
信頼関係を作る
という事がポイントです。
小学校に行く様になると、また、社会に出ると、この信頼関係を作るという今の経験が必ず役にたつと思うので、お世話を通して知ってもらいたいと思っています。
そしておまけ!お世話が大変でくじけそうな子も当然出て来ますが、そういう子に対しては、みんなのお母さん、お父さんはそういう思いをしながら、でも、諦めないでみんなを育てているんだよ〜。だから、頑張りなさい!という風に言って、励ましています。