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デートアプリで出会ったあの子、中世ヨーロッパ時代に一緒に戦を逃げ出した仲間(脱走兵)?
なかなか、奇妙なタイトルです。
そう感じたことがあったので、気まぐれに書いてみました。
(もしかしたら削除するかもしれません)
この絵はChatGPTにオーダーして描いてもらって少し加工したものです。
もう二度と会えないのに記憶にこびりついてどうやっても忘れられない人がいます。その人との思い出に苦しんでいますが、少しだけふと思い出したエピソードを打ち明けます。
数回目のデートで一緒にアドベンチャーに出て、出かけた先で終電を逃して一緒に外で一夜を過ごした時のこと。
行く当てもないので、移動しては草むらの上で寝たり、森の中を散策したり、静かな畔で魚が飛ぶ音を聞いたりしながら休めるところを探し回って一夜中、移動しては休む、移動しては休むの時間を一緒に過ごしていました。
何時間も歩き続けて、お互いもう疲れ果てて、
「もうどこでもいい、どこかで休もう」
おしゃれな白シャツもワンピースもお構いなく、二人で砂の上で休むことになりました。
疲れた相手を労って、寄りかかっていいよ、と私。
いいの?重くない?といながら寄りかかる彼。
そして私の膝の上ですやすやと眠り始めました。
疲れた相手を労って優しく肩を摩る。
空の下、何もない大地の上で、ただボロボロに疲れ切った二人が身を寄せ合って休んでいる。洋服も汚れているが気にしない。
その時に、ふと、私たちはまるで中世ヨーロッパ時代の戦争で命からがら逃げて二人で草原を彷徨っては休んでいる脱走兵みたいだな、と思ったのです。
武器も道具も何もない、食べ物も飲み物も持っていない、ただ生き延びるために
傷だらけの体で草原を彷徨い、力尽きて草原のど真ん中で身を寄せ合って休む二人、相手がいるからなんとか持ち堪えている、行く当てもないがせめて相手を労って体をさする。
そんなイマジネーションが頭をよぎった。
実際には出会ったばかりの相手で、何の愛情もないはず。
ただ、訳あって一日一緒に長く過ごしている相手。
それなのに、まるで仲間として何か愛情があるようなシーン。
不思議なワンシーンだった。
それを今日たまたま思い出した。
私の単なるイマジネーションだ。
苦しくなるから、もうこれ以上考えないようにする。
一緒に幸せに生き抜きたかった…と涙が出る。
今世がダメでもせめて来世では絶対に
と、思わず願ってしまうから、もういいのだ。
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