アウェイ福岡戦レビュー

5勝2分1敗の3位で迎えた第9節、アウェイ福岡戦。
DAZNでは「福岡に1度も勝ったことがない」と何度も言われたけど、そんなことは無いぞ。

…でもリーグでは勝ってないので、隣県ダービーを制してもう一度ギャフンと言わせたいですね。それでは試合を振り返ります。

【戦前予想】
前節の横浜FC戦を見ると、福岡はサイドからつないでくるサッカー。でもこの日は荒天予報なのであまりあてにならないかと。
テクニックのあるドゥドゥの突破には注意が必要だと感じながら、大雨で田んぼサッカーになるのを密かに期待。

【前半概況】
レノファは後ろから繋ごうとするが、福岡の中盤のプレッシャーが強くて前線へのパスが引っかかる。
後ろでボールを持っても、福岡FWのスピードを警戒してか最終ラインを上げきれず、攻撃が前線の5人任せに。
前線5人にボールが渡っても攻め急ぎがちでブロックに引っかかり攻めきれない。

結果、後ろと前線が分断し、数的優位でフィニッシュまで持ち込むことができずに、相手陣内に押し込めることもできなかった。いわゆる「主導権を握る」ことができない展開。

この日は裏狙いを徹底していたようだが、前線5人にボールが入った時に攻め急がず、ボール保持して後ろの押し上げを待っても良かったかも?

前半パス成功率76%は悪くないが、攻撃の要所でパスを通させてもらえていないところを後半改善できるかが課題と思われた。

(トピックス)
14分 山下が下りてビルドアップに参加→三幸→前から高木へのロングフィード
→プレスのかかる中盤を省略した良い形。強風だけどもう少しこの形を使っても良かった?(現地行ってないので適当)

45分 左サイドの裏を取った大崎へ、三幸からゴール手前ハーフスペースへのスルーパス
→高木が相手SBを後ろに引っ張ってできたスペースに大崎が外回りで侵入し、決定的チャンスの一歩手間までいった。複数人が連動してブロックを破る良いプレー。

【後半概況】
瀬川out坪井in。ヘナンの左SB移行はスムーズで、これまで狙われやすかった左サイドの守備的補強オプションの形が見えた。
しかし、攻撃が上手くいっていないこの試合、1点ビハインドでの状況判断としては正しかったか?試合終了間際では選手交代を使い切りスクランブル攻撃ができなかったので。(結果論)

後半も概ね前半と同じく福岡の中盤プレスがきつくて攻めきれない展開も、選手交代を活かしていくつかチャンスを作ったレノファ。

福岡はドゥドゥ、イヨンスを中心にファールをもらいにいってセットプレーからチャンスを作る。前半の先制点や49分のドゥドゥが外したビッグチャンスなど。

(トピックス)
55分 オナイウ→高木からのカウンター。
→最後にスピードダウンしてフィニッシュまでいけない。64分の小野瀬も同じ。1対1なら決めきるけど、複数人が連動したカウンター攻撃が今シーズンまだ成功しない。これを習得すればかなり武器になるはずが、もったいない。

57分 池上が中央でワンタッチでのチャンスメーク。
→前半にはなかった展開で、昨年の福岡戦のよう。池上はボランチの位置まで下りて前線につないだり、トップ下の位置でラストパスに絡んだりする役割で、ちょこまか走って攻撃を活性化。

62分 大崎のミドルシュート。
→惜しくもバーに当たったが、攻撃のバリエーションを広げる。もっと普段から打って行けば、相手DFが警戒して回りの選手をフリーにできるのでは?

83分 高木が左サイドをドリブルで単独突破からアーリークロスに大石飛び込む。
→スピード落とさない早い攻めで相手DFを慌てさせることができた。インサイドMFに入った大石だが、オナイウを追い越してCF的な動きもこなし、選手起用の新たな可能性が見えた。

【まとめ】
シュートも少なく点差は2-0で完敗だが、完全に崩される場面も少なく、試合運び次第では互角以上の戦いができたのではないか?

以上、自分なりの分析で課題といいとこ探しをしてみました。
アウェイでは全てが上手くいく訳ではないし、まだまだ経験値を積む段階のレノファ。今後の成長に期待しましょう!

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