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私たちの生活は大丈夫?〜日銀総裁人事から考える

日銀の黒田総裁の後任人事が難航している。

2月10日(金)、政府が後任候補を国会に提出することになっていたが、前日になって14日に延期した。

と思ったら、10日(金)植田和雄氏を起用すると発表した。

スッタモンダという印象は否めない。

後任人事難航から見えること


2022年春頃、かつて"ミスター円"と言われた元大蔵省財務官の榊原英資氏は、「次の日銀総裁は雨宮さんで、就任後2回利上げすることが決まっている」と言っていた。

本来なら2022年12月の時点ですんなり決まっていたはずだ。

ところがもつれにもつれた。

候補が何人も取り沙汰され、憶測を呼んだ。

12月に黒田総裁は、イールドカーブコントロール(YCC)の上限を0.25から0.5に引き上げた。

急激に円高にふれた。

この過剰反応は、もしYCCをやめた場合、市場がどれほど反応するのかを想像させた。

引くも地獄、進むも地獄。

日本銀行総裁に打診されるという事は、本来なら大変光栄な事だろう。

雨宮氏は東大卒業後日本銀行に入行した、日銀生え抜きのエリートだ。

長い間、コツコツとキャリアを積み重ね、遂にトップになる。

断る理由なんて、普通は無い。

ところが漏れ聞こえてきた噂では、『頑なに固辞している』と言うことだった。

2/5「雨宮氏に次期総裁の打診をした」という報道が流れたが(わざと流したんだろう)、当日にご本人がお断りしたらしい。

市場は雨宮氏なら安心する。

雨宮氏は黒田路線を継承し、緩和政策を続けると思われていたからだ。

政府は何とか雨宮氏にやってもらいたかったように見える。

周りを固めて断れないようにしようと、打診の報道を流したり、、、、、

これらのゴタゴタを見ていて思った事

やはり日本銀行はかなり危ないのではないか

雨宮氏はとても賢い。

この10年でボロボロになっている日本銀行。

その総裁を今引き継いだら、万が一の事態になった時、責任者は雨宮氏だ。

何とかなりそうならば、当然引き受けるだろう。

という事は、、、

今後、日銀破綻もあり得る???

アベノミクスの責任者たちが、泥舟からみんな逃げちゃうように見える。

どうなっちゃうのか

私達庶民が人生をかけてコツコツと貯めてきた、個人資産1000兆円。

まさか政府は新紙幣発行を機に、この1000兆円を狙ってる?
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政府の借金も1000兆円。

金利を上げれば、政府の借金の返済額が増える。

日銀にもしものことがあれば、国債乱発で予算を組むことも出来なくなり、借金返済ができなくなる。

今は、国債の返済費用を新規国債の発行で賄っている。

つまり新しい借金で前の借金を返している。

動くに動けない感。。。

新規国債のほとんどは日本銀行がお金を刷って買う。

まるで打ち出の小槌のよう。

本当はもう続けられない。

でも少しでもコントロールを間違えば大変なことに。

円の価値は大暴落するだろう。

日本国債の格付けは下がるだろう。

日本にしか住んでいないから大丈夫?

いや去年我々は経験済みだ。

海外に行かなくても、超円安と原油高によりコストプッシュインフレが起きて、不景気なのに物価が上がり、日本人の生活は益々厳しくなった。

もしもの時は、去年どころの騒ぎではなくなる。

そんなの考えすぎだって!と思いたかったが、

雨宮氏によって、日本銀行の現実はかなり厳しいとわかってしまった。

今すぐに大変なことにはならないけど、日本の将来がとても不安。。。

チェック機能がない日本

私は日本という国が好きだ。

清潔で丁寧で人と人の距離も程よく、食べ物も美味しく体に合っている。

だけど

昔からお上には逆らわないという従順な国民性ゆえ、政治家が勝手にできてしまった。

世界一の借金大国。

日本国債の50%以上は日本銀行が保有。
日本株の最大株主は日本銀行。

いつの間にこんなことになったのか。

日本はチェック機能が働きづらい。

「野党は批判ばかり」というセリフを百万回聞いたけど、野党は与党の暴走を批判するのが仕事のはず。

”提案型野党”とかいう謎のワードまで出てきて、こりゃダメだと絶望を感じた。

日本の教育ではディベートというものはない。

黙って先生のお話を拝聴する。

自分の意見をグイグイ発言する子は、浮いてしまう日本の教育。

現実は、

たった一つの真実でも、右から見たのと左から見たのだと、全く違って見えるなんて事は山ほどある。

絶対的な正義なんて本当は存在しない。

だからたくさんの意見を出して、ちょうどいい所を見つけていくために話し合う、それが必要なはず。

人数が多い政党が決めたんだから、文句を言うな。嫌なら対案を出せ。

乱暴すぎる。。。

それで突っ走ってきて、もう誰も止められないところまで来てしまったのかも。

そういえば以前イタリアで、難破した船から船長が一番先に逃げ出したって事故があったような。

私がやってること


私の資産なんて大した額ではない。

でも長年かけて、ちょっとずつ貯めてきた大切なお金だ。

スッカラカンになったら困る。

だからせめて

『一つのカゴにたまごを盛らない』(分散投資)

これはやっている。

例えば全財産が銀行預金のみだと、預金封鎖されたらもうおしまい。

だから、株式も買っておく。
もちろんインデックスファンドを積立で。
ファンドも種類を分ける。

日本円だけしか無いと、万が一ハイパーインフレになったらあっという間に価値がなくなる。

少しずつドルも積立で買っておく。
そのドルで米国ETFも少しずつ積立で買う。
ETFも数種類に分ける。

ゴールドも積立で購入。
暗号資産も時々ちょっとづつ買う。

不動産はインフレに強いと言われている。
借金もインフレ時は有利だ。

でも

5〜6年前に香港に行った時、不動産バブル真っ只中だった。

普通の1LDKが8000万円と言っていた。

ところが政変が起こって、富裕層は皆イギリスやシンガポールに出て行ってしまい、今香港の地価は大暴落しているそうだ。

30年前日本のバブル崩壊でも、不動産投資をしていて逃げ遅れた人は沢山いた。

この先行き不透明な時に、不動産投資は危ないと思う。

日銀新総裁はこのまま植田氏に決定しそうだ。

誰に決まっても、どうか慎重なハンドリングで日本銀行の操縦をして、何とかうまく軟着陸させて欲しい。






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