見出し画像

バキ童と岡田斗司夫の100万人越えの共通点

Youtubeコラボの感想です。
敬称略で失礼します。
敬称を略す理由もこの記事を読んで貰えばわかると思います。御三方のファンからの考察になります。

御三方のYoutubeはよく見るので嬉しい!と思う反面、コラボの初見ではいつもの様な楽しさは感じませんでした。
それは内容のせいではなく、視聴者である私自身が緊張してしまったからです。


1.ぐんぴぃや岡田斗司夫は私の中に


まずバキ童と岡田斗司夫の動画の面白さの共通点は、本人達に同化できる点だと思います。

誤解を招かないように言いますが、バキ童のように私が面白いわけではなく、岡田斗司夫のように私の頭がキレるわけでもないんです
それでも見てる間は、仲間でもなく、友達でもなく、その人本人に成り済ます感覚です。

番組内で岡田斗司夫がぐんぴぃのソロ生放送をお勧めしていましたが、やるならぐんぴぃ自身が本当に個人的に好きな物だけをやってほしいですね。無理にやれば視聴者側からはノイズになってしまう恐れがあります。

なぜなら、おそらく同化できるということは、互いに極めて個人的なコトではないと不可能だと感じます。

仲間内のノリだけではダメですし、視聴者にすり寄るようなのもダメです。擦り寄ってるのを感じた時点でそれは、私自身とは違う証拠になってしまうので。いわゆる脳にあるミラーニューロンは結構繊細に働くものだと思います。あくまでこちらが無意識に重ねてしまうのがポイントだと思います。

もし、ぐんぴぃを他人として捉えて、視聴者側が優越感に浸るみたいな構造になってしまうと、すぐに飽きられてしまうと思います。
視聴者はぐんぴぃに同化していれば、ぐんぴぃ自身が楽しんでいる間は飽きる事はないし、仮に童貞を卒業しても、自分の事の様に喜べるんだと思います。自分自身のことなので裏切ったなんてことにはならないのです。
裏切られたと感じる人が居るとすれば、それは最初から利用者であり、単にピエロだとみなしていた、そのうち飽きる人なので無視しておけば良いと考えます。

2.今回のコラボが楽しめなかった理由



今回のコラボがいつものように面白く感じないのも、3人に同化していくと、岡田斗司夫とバキ童の間の距離感をまるで自分の事のように感じてしまい、リアルな気まずさまでを感じてしまうんですよね。
いつもの調子が出せてないのでは?とか、今のはわざとらしかったか?とか余計な事を私の中の土岡が考えて苦しくなったりと…ノイズが増えてしまったのです。
あくまで私の中の土岡が気まずかったのであり、土岡さん本人はどう感じたかは分かりようがありません。


もちろん、いつもの様に気楽に楽しめないのも含めて、コラボはファンとして嬉しいです。
人間、基本的には自分の事は好きでいたいので、同化している状態では、ある程度の事は肯定的に解釈できてしまうのでないでしょうか?

ともすると私は、そこまで楽しめなかったからこそ、迷わず"いいね"を付けて、動画へのコメントは過剰なまでに肯定的な絶賛を書くことになるのです。
今回の動画にある絶賛コメントの羅列をみると、ファンの多くはこんな気持ちだったんじゃないかと勘ぐりたくなります。


またバキ童や岡田斗司夫のインテリ部分の共通点が好きだから私がお二方に同化できるわけではありません。
10年以上前、ニコニコ動画や2ちゃんねるが勢いのあったころにいた"永井先生"も私は当時かなり同化していたと思います。かなり破天荒な私生活を晒していた方です。そして永井先生は今でも私の中に潜んでいます。

同じようなポジションの有名人で"加藤純一さん"は知名度は高いでしょうが、私個人はあまり同化できていないので、同化するには自分が置かれているタイミングや環境が大きく影響するのだと思います。

コラボ動画の中で、視聴者層のことを"ファンとか利用者"と表現されてましたが、そう言う意味では同化してしまうのは多くはファンなのでしょうが、同化する人にはアンチもいると思うんですよね。それは同族嫌悪のような感覚が強いのではないでしょうか。ファンもアンチも似たもの同士だと思うことが多いです。

3.同化とは?をまとめると


同化とは本人に成り済ますこと。
視聴者が同化するには、仲間ノリだけでも、擦り寄りもダメで、ごくごく個人的なモノを発信すること。
同化するためのノイズは出来るだけ減らすこと。
(自ら違和感のあることは発信しない)
同化を心地よく思えればファンになるし、同族嫌悪を抱けばアンチになること。
また同化する深さには、視聴者側の極めて個人的な環境や状態が影響すること。

バキ童への同化は、性別問わず小さな童貞おじさんを自分の心に飼っている人が多いのかな?と想像しました。理性的で紳士的でもある童貞。

良くも悪くも、自分自身との共通点を見つけてしまう人間の本能をうまく刺激しているのだと思います。普段は意識してなかった面であればあるほど、それを自分の中に見つけてしまうと心地よくなるのかもしれないです。


4.バキ童の友達は俺の友達



同化したら視聴者自身=ぐんぴぃであり、土岡なので、バキ童の友達は視聴者の友達でもあるんですよね。そこのバランス感覚が絶妙に上手い。
みんな大好き"町田"は視聴者の友達なんです。
その町田には視聴者が同化しないところが、ミソなんです。あくまで町田は自分の友達であるところが心地よいのです。

最初から馴れ合いだけをやっては、疎外感を生むだけであり、如何に視聴者と配信者を同化させた上でみんなと仲良くやるかが重要だと思うのです。バキ童の今後のファミリー(友達)展開は、バキ童の人気を保つ本質をついていると思います。

岡田斗司夫の自慢だけを側から見てしまえば、鼻に付くわけですが、岡田斗司夫に同化したらあれだけ気持ちいい人格はなかなかないですよね。
人生相談もあれば、独自の広いオタク知識で擽ぐる知的好奇心、全て岡田斗司夫個人そのものであり、それを全開で出してくれているところに、人間の同化する本能を刺激してくるのです。
こんな誰の得にもならなくとも、自分の考えを晒すだけの記事を書くのも、私の中の岡田斗司夫のおかげでしょう。

以上、最初に敬称略としたのは、バキ童も岡田斗司夫も同化した自分自身でもあるので、"様"や"さん"を付けるのはどことなく違和感があり、略しました…という話でした。

岡田斗司夫さん、ぐんぴぃさん、土岡さん、いつも楽しい動画を提供してくださりありがとうございます。それでは!

土岡さんのnote見てます。


いいなと思ったら応援しよう!