コメダ珈琲というものがいかにモンスターなのかを考察する
最初に断っておくが、これは文句でもなければクレームでもない。
ただただコメダ珈琲の凄さを考察するだけの話である。
ただ私も飲食店経営者なので、
点数がつく口コミ媒体は嬉しくないが
直接のクレームは大歓迎なので
あえて店名などは言わせてもらう。(どうせ誰も見てないしね)
今日私はいつものように
コーヒーを飲みながら本でもと思い
志免町にある「九重珈琲」に向かった。
ここの店舗には2回ほど訪れたことがあった。
正直コーヒーの味が美味しくないとは思っていたが
居心地が良いので
他の飲み物でいいやと来店した。
入った瞬間嫌な空気だった。
「いらっしゃいませ」の声もなければ
お客さまも少ない。
スタッフは女性100%で
おしゃべりがだいぶ弾んでいる。
席につきメニューを眺める。
ここはカフェにしてはメニューが多く
パスタやオムライスなど
オペレーションの重たそうな、食事物も多い。
腹も減っていたので
あえてオペレーションの重い
オムライスと誤魔化しのカフェオレを注文した。
程なくしてカフェオレがきた。
そしてオムライスを待つ。
やはり仕事柄料理が何分で来るのかと計算してしまう。
流石にオムライスは
オペレーションも重たいし
見るからに調理経験のなさそうなスタッフたちだ。
15分、下手したら20分はかかるなと思った。
まあ時間もあることだし、ゆっくり待つかと本を読んでいると
ものの5分でオムライスが来た。
!!!!! 嫌な予感がした。
これが実際の写真だ。
見た目は普通に綺麗だった。
そしてまず野菜を一口…
やはり冷たい!!!
そしてデミグラスソースもぬるい。
肝心のオムライスも当然ぬるい。
嫌な予感が当たった。
この時点でネタができたと思ったので
ネタのためにクレームでも言ってみようかと思ったが
スタッフはまだ若いし
ここが居抜きで出たら
うちの会社でやろうと思ったのでやめておいた。
やはり私はコメダ珈琲がいいと思い
ドリンクもほとんど口にせず
お会計2000円を支払って
今この駄文をコメダ珈琲で書いている。
そして同じFCであろうコメダ珈琲は
本当に全てが安定している。
店舗数はコメダ珈琲が100倍以上あるにも関わらず
なぜこんなことになってしまうのか
それはやはり
商品力と仕組みの差
多分九重珈琲は
メニューで他のカフェと差別化を図ろうとしたのだろうが
そのためにはある程度調理作業ができるスタッフを置かなければならない
今回のようにソースがぬるいなどの良し悪しは
金髪ギャルのスタッフでは判断できないであろう
多分彼女たちはなぜ私がほとんど残したか
わからないだろうし、興味もないと思う
恐ろしいことだ。
自分の店舗でこんなことが起こるかもしれないと思うと
本当にゾッとする。
コメダ珈琲のメニューは多分高校生でもできるオペレーションで
作られているはずだ。
高校生が作ってもまずエラーが出ない商品を
値段そこそこで提供する。
これがいかに難しいか。
はっきり言って
オムライスの味はそんなに悪くなかった。
値段も高くないし
仕組みさえちゃんとできれば
立地を考えても
もっといい店になると思う。
店舗展開をして売上が下がったり
新店舗がうまくいかない理由の
大きい理由の一つだろう。
カフェ業態は難しい
客単価が低い上に滞在時間が長い
滞在時間が長いので席数が多く必要になるため
初期投資が無茶苦茶高い
最近は大手もこぞって参入しているため
競争も激しい
そんな中で最強を誇るコメダ珈琲は
やはりモンスター!!
未だに増収増益で昼間はウエイティングがかかることも多い。
まだまだ店舗数は増えることでしょう。
ボディブローのように
翌日の胃袋を胃もたれで破壊するカツカリーパンを食べながら
カフェ界の井上尚弥だと再認識した1日でした。