見出し画像

私が961ライブについて考えていたこと

961 PRODUCTION presents 『Re:FLAME』 追加公演 [Re:FLAME/DUSK] の生オーディオコメンタリーのご視聴をどうもありがとうございました!

とても長くなってしまいますが、
こちらでは、今回開催された961ライブについて私が考えていたことをお話ししようと思います。


まず、コメンタリーでもお話した「アルティメットアイズ」について。


オーバーランク玲音の曲を歌うことになり、美希はどのようにアプローチをするのかを考えた時に

改めてこの曲の歌詞を読んでみると…

「自分の進む道を信じて!
あなたが強くなれることを私は知っている」

「決して希望を失わないで
愛すべきは自分自身
ここに 証を刻め!!」

といった、とても力強い応援歌なのだと気付きました。

では『Re:FLAME』の美希は、誰に向けてこの言葉を送るのか。

夜と朝が重なるこの公演なら、

私はSPの 「過去の自分」に向けてエールを送るのではないかと考えました。

一度目の『Re:FLAME』公演を経た美希なら、それができるのではないかと。

そして

「遠く遠く離れても きっとそこに届くはず
君に逢えるまで走れ!」

「ねぇ どんな時でも 君に逢いたい・・・」

この「君」という歌詞の部分には、プロデューサーへの気持ちを込めています。

自分で選んだこの道を
止まらずに全力で走り続けていれば、

きっとまたどこかで会えると信じているから。


歌い方は「Day of the future」を歌っていた頃の美希と重なるように。

まっすぐで、純粋な。

「Day of the future」よりも全体の音程が低いこともあり、成長して少し落ち着いた美希が
過去の自分へのエールを歌っているようなイメージをもちました。


昼公演「目が逢う瞬間」について。

以前、どのような気持ちで収録をしたのかをこちらの記事に書いたのですが、

今回の追加公演では、美希はまた違った気持ちでステージに立っていたのではないかと思います。

大阪で開催された公演当日、如月千早役の今井麻美さんが会場まで観に来てくださっていました。

会場で実際に「目が逢う瞬間」を美希が歌う中

麻美さんと、
麻美さんと一緒に歌を聴いてくれているであろう千早の存在を感じながら

「もし美希が、千早さんがこの公演を観に来てくれていることを知っていたら」
どんな風にこの曲を歌うのだろうと考えていました。

きっと

敬愛と 思い出と 
自信をもって

自分が選んだこの場所で、
最高に輝いている姿を見せたい。

そのために今 最高のパフォーマンスでステージに立つ。

そんな気持ちで
全力で歌い、踊ったのではないかと思います。



黒井社長とプロジェクトフェアリーについて。


「空」に続くMCパートを収録した時、
現場で色々と質問をさせていただいたのですが、

一番印象的だったのは

「美希達は黒井社長を完全に理解している」
というお答えでした。


そこで改めて、黒井社長とプロジェクトフェアリーについて考えてみました。


『プロジェクトフェアリー』とは

元々「ユニット名」というよりは、そのままの「プロジェクト名」というイメージでした。

『朝焼けは黄金色』で黒井社長が話していた

「俺がプロデュースしているのは、アイドルではなくプロジェクトそのもの」

その言葉通り、
アイドルの個性に合わせるのではなく、

どんなビジュアルイメージでどんな楽曲を歌うのか
全てが決められた

アイドルを売るためのシステム。


そうして始まったはず。

でも『Re:FLAME』では、

美希と貴音と響の意見や、やりたいこともかなり取り入れてもらっているライブになっていると感じました。

それはなぜか。

それは彼女達が

「トップアイドルは孤高の存在であるべき」

という黒井社長の理想を叶えているから。

それぞれがライバルで、
実力を認めつつも自分が一番でありたいと本気で思っていて、

競い合う事で、黒井社長が求める

「見たものの視覚と聴覚を瞬時に奪う 有無を言わさぬパフォーマンスのレベル」を
常に更新していくから。


また、それぞれの孤独も悲しみも
溢れてしまう事はあっても、
説明はしない。

美希もSPで寂しさを経験しましたが、
貴音と響は、
家族のことを考えれば
一人の孤独も 別れの悲しさも
ずっと胸に抱えているはずなのに。


手を取り合うというよりは、
ライバルとして認めているからこそ

背中を預け、前だけを向き
自分の力を最大限に発揮できる。

そして、誰かが躓いた時には

その子のところまで戻っていき
手を差し伸べて一緒にゆっくりと歩くのではなく、

その子が自分の力で立ち上がるまで

その子が戻って来られるよう
体を張ってその場所を守る。

そんな関係なのではないかと思っています。

これまでの美希も
「ミキは、ミキのできることをするの」
そう言って、仲間の居場所を守っていたと思っています。

そうして、

ステージコンセプトにそれぞれのアイドルの個性も取り入れたことで、

『Re:FLAME』は

「ステージありきなのか アイドルありきなのか」

「どっちもだ」

という「理想の回答」に一歩近づいたライブになったのではないでしょうか。

そして、前に進むための

「空」。



プロジェクトフェアリーが、

ただのプロジェクトから

美希、貴音、響の3人のユニット名のようになっていったのは、

プロジェクトフェアリーのことを心のどこかで思い続けてくださった
皆さんのお力だと思っています。


琴美さんと小鳥さんの言葉を借りれば、

気持ちの繋がり。

「応援してくれるファンがいるからこそ
アイドルはアイドルになれる」

「この3人のライブを観たい!」と思ってもらえたからこそ、


夢みたいな

笑顔でステージに立つ三人の
1つの未来をつくってくれた。



本当にありがとうございます。



こうした気持ちの繋がりをよすがに、

765プロでも961プロでも

いつか明るい未来に変わるまで


美希は走り続けるのだと思います。




空で繋がっている



「あなたとみれる夢」に向かって。



最後まで読んでくださり
どうもありがとうございましたっ。

いいなと思ったら応援しよう!