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ブルース
Galileo Galilei の Sea in the darkness
の中の一曲「ブルース」
この曲はめちゃくちゃ好きで、
昔よく嫌な事があった日の帰りの電車や車で
アルバムを通して聞いていた事を
ふと思い出した。
思い出したきっかけというのは、今自分の中でめちゃくちゃハマっている歌手の水槽さんが、noteの記事に書いていたBBHF(前Galileo Galilei) の バックファイヤ、幼馴染にこの曲いいよねって伝えたくてももう人生はとうの昔に分岐している為、共感されないかもしれないという葛藤、共感されないくらいなら伝えないほうがいいと言った記事を見て
自分もふと思い出したという流れである。
このアルバムどうやら世間的にも、本人達的にもあまりよく思っていない?ここら辺は定かではないが、この後に一時的に休止しているので何かあったような感じはありそうだが、めちゃくちゃ好きなアルバムで、ほぼ全曲自分の心に刺さってくる。
そしてこの曲の途中で「このアルバムはクソだ」と言っている。その感覚とは裏腹に自分にとっては「100点満点の最高のアルバム」なんだが、なぜクソだと言ってしまっているのか。
その後の取ってつけたような「ウソだよ」。
なかなかリスナーを掴ませてくれない、
自分の感覚を揺さぶってくる雰囲気のある
バンドだと思った。
ブルースの中の歌詞
愛は紙くずだった
可燃性の乾いた愛は
暗過ぎたあの部屋の中で
ただ唯一の灯りとなって
焦げついてしまうその前に
誰かが水をかけやがった
光を失ったと同時に
君もいなくなってしまった
だからもう いかなきゃいけないんだよ
コレが大好きである。
いや、ブルースの歌詞は一字一句好きなんだが
(「このアルバムはクソだ」以外 )
特に好きな歌詞である。情景が浮かんでくる。
真っ暗な部屋で孤独に住んでいた男にとって
彼女の存在はただ一つの灯りであって
それだけでよかったのに誰かが邪魔をして
彼女も部屋を灯す光も同時に
なくなってしまった
また真っ暗な部屋になってしまった
だからもう進まなきゃならないんだ
電車だろうが歩きながらだろうが、孤独な部屋の中だろうがこの曲を聞くと涙が出てくるのを必死に抑えてしまう。
それくらいグッとくる歌詞である。
ありがたい事に今は昔のような孤独な部屋ではなくなったので、尚更昔の痛く辛い事を
この曲を聞くと思い出してしまうのだろうか。