【想いを綴るvol 73: 何気無い時間】

なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ!

アンパンマンのマーチより

昔からこの歌詞が問いにしている答えを探してきました。幸せとは一体何なのか、それをずっと考えて生きてきました。

仕事で必要とされる事でしか、自分自身、生きている価値が見出せなかった日々。

仕事で役に立つようにと、毎晩ワールドビジネスサテライトを録画して朝までに視聴。ガイアの夜明けやカンブリア宮殿などのいわゆる経済番組を視聴する習慣、ハーバードビジネスレビューなどのビジネス書を読んだりして、とにかく仕事の会話に困らないように努めていました。

雑談のためにも、話題のドラマや映画、バラエティ番組などを観ていました。嗜むためではなく、情報を得るための試聴になってしまっていたと思います。

平日、日中は仕事をしていないと落ち着かない精神状態。風邪で休んでいる日も、日中9時から18時まではメールや電話が気になって眠れなかったり身体が休まらない。やっと18時を過ぎると罪悪感無く眠ることが出来るというマインドでした。

サラリーマン時代、残業代というのをもらった事がありませんでした。10時始業の会社に朝5時に行こうが、業務の関係で朝方4時まで働こうが、上司と付き合って会合に出ようが全く関係ありませんでした。
有給休暇という休暇も使った事がありません。そもそも自分にその権利があるのかも分からない状況でした。会社は休めない。だから、自分に与えられた休日になると体調を崩してしまい、出勤日までに何とか治すというのがお決まりのパターンでした。

あらためて文字にして客観視するとあり得ないですね。そんなにダラダラ働いても効率は上がらない。働いている時間が長い事で安心していたという全く理解出来ない状況の中で生きてきたのだと思います。つい最近まで、何なら今年の3月までは、記させて頂いたようなマインドで生きてしまっていたと思います。

誰かに必要とされたい。
とにかく不安で、仕事など何かをしている時間のみが意味を持ち、何もしていない時間が不安であると感じて生きてしまっていたのだと思います。

世界一愛している人に出会い、人生の目的を見付けた私にとって、ダラダラ働く事は何も意味が無いと心から思えるようになりました。

彼女と時間を共に出来る食事の時間。
食事が終わり、お茶を飲んだりデザートを食べたりしながらゆっくりとお話する時間。
ベッドに横になり抱きしめたりキスをしたりしながら愛を語り合う時間。

この時間が尊くて、大切で、楽しくて、素敵な時間であるかを日々感じています。
本当に幸せな時間で、生きてて良かったって感じてます。

今まで、強迫観念のように自分を追い込んでいたのがバカみたいと素直に思える程に、彼女と過ごす事が出来ている今の時間は最高に充実しています。特別な事は必要無い、何気無い時間が本当に大切ですっごく幸せだと知る事が出来ました。

愛するあなたへ
いつも素敵な時間を一緒に過ごしてくれて本当にありがとう。
お互い不器用で、自己犠牲を強いて生きてきてしまったからこそ、2人で一緒にいて安心して過ごせることにすっごく幸せを感じています。

2人で幸せになろうね。何気無い時間を大切にして、笑顔でいられるようにしましょう。大好きです。

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