オープンラボの体験設計をしてみた私たちのお話
こんにちは!常葉大学3年の中村です。
本日、オープンラボを無事に開催することができました。過去にIn&out lab(旧未来デザイン研究会)をご卒業されて現場で働く先輩方、他大学の先生方、現場で働く社会人の皆さん、他大学の学生さんなど50名近くの方にお申し込みいただきました。本当にありがとうございます。現在、皆さんからいただいたコメントやアンケートなどじっくり読ませていただいています。
このnoteでは、企画・運営を通して感じたことをお話しします。
概要(とても簡単に)
収録した発表と、Miroを公開していますのでよろしければご覧ください!
企画・運営を通しての振り返り
オープンラボの企画・運営を通して、これぞ体験デザインだったな、、、と終わってみて感じます。本当に引っ張る力の弱い部長ではありましたが仲間の3年のパワーが尋常ではないです。特に私は慎重さに欠けるところがあるので、「本当にそれでいい?」「こっちの方が良くない?」と私を野放しにしないところにめちゃくちゃ助けられました。
真似だけじゃない、私たちならではのやり方で
ありがたいことに、現4年生が昨年オープンラボの準備や当日のHow toをファイリングしてくれていたり、slackに「open lab2021」というワークスペースとして、やりとりを逐一残してくれていたりしたので、それを見ながら開催には何が必要かなあと考えることから始まりました。
就職活動やインターンの予定の合間で3年の中でミーティングを重ねながら、
「やばい先輩達去年の今頃広報してる、、、」
「去年はこうやって広報したから今回もこれでやろうか」
と、焦りながら良い意味でも悪い意味でも去年を踏襲するような形で進めていました。でもオープンラボの開催することが目的になってしまい、私たちのゴールが見えなくなってしまっていました。
自分たちは何のためにオープンラボを開きたいんだっけ、誰にみて欲しいんだっけ?スタートに立ち戻り、私たちらしく企画することにしました。
いつも、前部長の聡美さんに「本当、、、不安なんです」と言うと、3年生は3年生のやり方でいいと思うよー」と言ってくれます。
私たちがキャラクターになっちゃおう。ああなんか楽しくなってきた。作っている本人たちが楽しいって思わないといいものってできないんだろううなあと思っています。
左から中村・大橋・貝瀬・堀池
ぶつかった壁と突破
一緒に考えていこうというスタンス
運営の私たち3年生は、これは4人だけでは絶対に成り立たないぞ、とそれぞれのスケジュールを照らし合わせながら、早々に「2年生協力よろしく!!!」と声をかけていました。開催に向けて、広報が必要だったり、グラフィックが必要だったり、、、。3年が必要な要素を考えて、2年生にタスクとして投げて、、、2年生からできたものが送られて、、、。私たちは、よし順調だと思っていました。
でもできたものを見ると、3年生がやりたいことと形に一貫性がないと気づきました。正確に言えば、ここで先生から喝が入りました。
あ〜、これは、私たち3年生は時間がないことを言い訳にして、ただただタスクだけを2年生に伝えて、目的とか気持ちの部分を全然伝えられていなかったからだ。個人がそもそもオープンラボにどんなことを期待しているのかの話が全然できていませんでした。ただただ2年生が下請けになってしまっている。
3年生の心の内を話しながら、そして3年生によって振り回してしまってごめんねといいねがら、2年生がオープンラボにどんなことを期待しているのかを聞き、じゃあそれにはどんな形があるのが最適か定義していきました。みんながやるんだから、みんなで考えていくのが大事。
最終的に2年生のおかげで、広報によって多くの人が集まったり、発表の概要をまとめたnotionによって参加者の方が当日を待ち遠しく思えたり、私たちの世界観を体現したMiroで交流が盛り上がったり・・・と成果につなげることができました。ありがとう!
リンクや発表の概要をまとめたnotion
参加者からの意見が貼られているMiro
4年の荒石さんのところの付箋。す、すごい・・・!
それと、フィードバックの仕方をもっと意識するようになった
フィードバックをする上で、感覚で伝えるのは避けようと思っています。まずは、最終的に目指しているところを伝えて、じゃあそのためには今何が足りないのかが相手に理解できるように具体的に伝えることを心がけました。
今この文面を見ると、なんかちょっと冷たい感じがするな・・・というのは自分の余裕のなさを物語っていますね。フィードバックの仕方はもっと模索する必要がありそう!
楽しい体験設計するために私たちがやったこと
1)細部への工夫を凝らすことを楽しむ
基本的な進行はzoomとMiroで決まっていたのですが、進めていきながらそのよくありがちな体験の中でどうしたら参加者の楽しさを作れるか考えました。
時間に追われている中でも、「ここもっとこうしたらいい感じになるんじゃない?!」をすぐに伝えて、すぐ実行しようとできる私たちの関係性ならではだからこそできたことだと思います。例えば、休憩時間に少しゆったりしたテンポのBGMがあれば発表とのメリハリがつくのではないか、発表前には映画館のようなブザー音があれば発表への期待が高まるのではないか、とか、本当に数秒のささやかなところにこだわることで参加者の方がちょっと綻ぶような瞬間を作り出せた気がします。
2)とにかく事前に、参加者目線でチェック→改善
私たち3年生は当日いかにバグなくスムーズに進められるか、みんなで参加者目線チェックをしていきました。自分たちが普段学んでいるユーザー目線。
例えば、参加者ってどんな流れで視聴して、それに伴って私たちに必要な動きは?想定される課題は?をサービスブループリントで可視化してみる。とか(学んだことをすぐ使いたくなるので・・・)
そして3年生で、zoomを繋いで当日と同じ状態で確認しながら、「この流れで発表が急に始まるのはちょっと居心地が悪いね」「ここで参加者が不明点あったらどうする?」と検証しながら改良していきました。
おかげで、無事大きな問題もなく、進行できました。
最後に
自分たちが学びたいことを学び、それを発表し、ご意見や、参加者の方々のご自身の体験を聞ける場所って本当に貴重だと思っています。私たちは、企画当初、歴代の先輩方にがっかりされてしまうのではないかと怯えていました。しかし、今回多くの方にご感想・ご意見をいただき、少し自信がつけることができました。ミロやTwitterでのご感想を見ながらこっそり涙目になっていました。自信は実践を重ねなければついていかないと思うので、頑張ります。まだまだ安心してみていられないような私たちではありますが、これからもIn&out labを応援いただけたら嬉しいです。
私たちのお話はまだまだ続きます。
あ〜〜楽しかった!^^
個人でも、コメントでもご感想いただけたら嬉しいです。欲しがりですみません・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?