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23新卒デザイナー5人が語る!研修で感じたモヤモヤと、解消して気づけたこと
こんにちは!マネーフォワード23新卒デザイナーです。
この記事では、23新卒研修でモヤモヤ考え込んでいたことと、そこから解消できたエピソードについて、23新卒デザイナー5名による座談会形式でお伝えします。これからマネーフォワードの24・25新卒にエントリーされる方のお役に立てると嬉しいです。
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研修について
今年の新卒研修では、約5週に渡り、自社アプリである、マネーフォワード MEの機能改善を行いました!
1週目:PdM(プロダクトマネージャー)にヒアリングをし、研修のゴールの定義とインタビュー設計。
2週目:マネーフォワード MEのユーザーにインタビューを行い、課題の探索。
3週目:課題の深掘りのために、追加でインタビュー。プロトタイピングに入る。
4週目:中間発表でフィードバックをもらう。ユーザーテストをして何度も改良しながらUIを作成。
5週目:PdM、CDOのセルジオさん、社内のデザイナーに向けて発表!
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機能改善ワークと同時進行で、社内デザイナーによる特別講義を複数回開いていただき、デザインする上で重要な考え方を学びました。
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感じたモヤモヤ1:グループでデザインする難しさ
ゆん:みんな研修中に色んなもやもやを感じていたかなと思うのですが、まずはグループで進める上でのもやもやを話していけたらな〜と思います。
あかりん:この5人は思考のタイプが全然違ったね。早く結論を出して進めるのが得意な人と、より深く考えることが得意な人がいるから、最初はそれを理解するのが難しかったね。
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一同:確かに〜
さえさえ:5人で議論している時、自分は一つの物事に対して色んな考えが思い浮かんでくる性格で、すぐに結論を出せないことにモヤモヤしていたな。
あかりん:わかる。早く結論を出せないことが悪いことなんじゃないか?って自分は思ってしまっていたんだよね。自分は結構議論止めて「それってどういうこと?」って聴くタイプで、議論を止めるたびに罪悪感があったな。
さえさえ:ゆんとさくやんは思考が速い方だと思うんだけど、どう?
ゆん:自分的に速い思考だって思ったことないな笑。皆の役に立ってるかもやもやしてた。皆の意見も良いし自分の意見も良いねってなるから収束が苦手なんだよね。
さくやん:私はとりあえず思ったことをばーっと話してしまう。議論を前に進めたい時はまとめたり発言するけど、みんなが考えていそうな時にそれをすると皆の思考を制限してしまうんだなって気づけたかな。後半はスピードを抑えて意見を拾っていくことを意識できたと思う!
さえさえ:2人とも自覚はあんまりないみたいだけど、アウトプットが早いのは確かだよね。インプットして、それに対する発言が早いなと思っていた。
どうやって解消できたか1:互いの性格の違いをポジティブに考える
もえか〜:あかりんは議論を止めることをずっと気にしてたね。「止めちゃってごめん」ってよく言っていたと思うんだけど、その気持ちが変わったタイミングってあったの?
あかりん:みんなが「俯瞰で見てくれてありがとー!」って言ってくれた時かな。議論を止めて確認することで一回冷静に考えられるんだなって気づけたし、自分の行動をポジティブに捉えられるようになったな。
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ゆん:優しい世界。#Teamworkだ
さえさえ:研修の夕会で「実はこう思っているんだ〜」って胸の内を明かせたから、自分の気持ちに対してリアクションをもらって、自分の考え方とか進め方は悪いことじゃないってもやもやが解消できたよね。
さくやん:私とゆんが解釈をばばっと話している間に他の3人が咀嚼して、そこから違う視点に気づけたりしたよね。そう考えると5人のバランスは結構良かったと思う。
さえさえ:確かに、2人が色々話してくれている間に自分は考えていたかも。
さくやん:悩んでいるサインを出すのは、もえか〜が得意じゃない?
もえか〜:そうなのかな?さくやんと議論している時に若干ずれたなみたいなタイミングがあって、そこで振り返るんだけど、その時にずっと話してくれるからどこで解釈がズレたのか気づけたし、段階踏みながら認識のずれを正していけたのが良かったな。
私は悩んだ時「なんかな〜」とは言えるけど、ちゃんとした言葉にできないんだよね。
さくやん:なんかな〜の一言を言ってくれるから、もう一回考え直してみようって思えたよ。
ゆん:私とあかりんとさえさえで議論する時も結構補完しあっていたね。私がばーっとまとめて意見を発して、あかりんがテキストに起こして、さえさえが「こういうことだよね」って私の発言を整理してくれる。自分も話しながら整理できたし。図式化・言語化してくれて本当にありがたかった。
さえさえ:私はたたき台みたいなものがないと何にも考えられなくなるから、ゆんが元となる発言を沢山してくれてよかったな。
さくやん:早く進めるのが得意な人も深く考えるのが得意な人も、自分がチームに出来ることを模索して5人で補い合えたね。
感じたモヤモヤ2:アウトプットにも進め方にも「正解」があるんじゃないか、という囚われ
さくやん:研修の初めの頃は、研修の課題をもらう時とかフィードバックをもらう時に、その人なりの正解が既にあって、それに向かっていくべきなんじゃないかとか考えてたな。ゆんちゃんは、「正解にとらわれていたかもしれない」って言っていたよね。
ゆん:そうだね〜。ネガティブなフィードバックをもらう時が辛くて受け入れ辛かったな。
あかりん:自分はプロセスの正解を求めてたな〜。今回の研修はプロセスを自分たちで決める形式だったから、具体的にやることを決めないと動けない状態で。「本質的な課題を見つける」ことよりも「決めた方法をやり切る」ことが目的になってしまっていたな。プロセスをやり切ることで何か絶対的な正解が見つかるんじゃないかって考えちゃって。
さくやん:たしかに。後半は、自分たちで決めて進められるようになったけど、前半は与えられたものをやる!とか、とりあえずやり切る!みたいな。やり切るタイプだったな〜。
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さくやん:もえかは少し違うタイプで、フィードバックを前向きに捉えていたよね。
もえか〜:私は「誰かが正解を持っている」っていう意識があまりなかったな。研修ならではの進め方とか課題の解決案の正解があると思いがちだけど、「フィードバック=方向性の合意をとる」って感覚だから、フィードバックが怖いって思ってなかったのかも。
さくやん:実務チックだね。
もえか〜:そうだね。実務だと思ってた!プロジェクト的な進め方も、研修的な進め方も正解はないと思っていたな〜
どうやって解消できたか2:少しずつ捉え方を変える
ゆん:私はトレーナーさんに相談して解消できたかな。「長い時間をかけて作ったから、自分たちのアイデアに愛着を持ちすぎていたからだよ」って言われたのがとても刺さった。「要件を貰ってから最速で形にして、早い段階でフィードバックをいただいてブラッシュアップすること」が重要だとも教えてくれた。
さえさえ:うんうん。進め方でも、途中トレーナーさんから「自分なら最初にプロトタイプからやりますね」って言われた時に、あ〜それが正解だったんだなと思ったけど、今考えるとそれがあの時の自分ができたことなのか?とも思っちゃう。目的を持って何か試してみて、ちょっと違うな〜とか、見つかりそうもないな〜と思ったらまたやり方を変えるみたいな柔軟さが大事だね〜。
あかりん:手法は手法でしかないっていうか...そういうのもあるんだな〜ぐらいに捉えられたらよかったね。
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さくやん:私は割と後半そのもやもやが解消されてきた感覚があったんだけど、みんなはどうだった?
もえか〜:前半はずっと価値検証をしてたけど、今回の課題は価値がわかったところでアウトプットに直結する情報が取れなくてふわっとしちゃったよね。価値検証と課題探索がごっちゃになってたんじゃないかなぁ。後半は、「課題を見る」ってことが明確になってもやもやが解消されたのかも。
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やって気づいた、学生時代とのちがい
さえさえ:今回の研修は、学生時代の新規事業を作る学び方とは違ってプロダクトの機能改善だったね。学生時代の感覚でインタビューの分析をしていたから親和図法とかKA法が正解だと思っていたけど、機能の改善だからもっと色々試してみてもよかったかも。
さくやん:結果的に私はそれでよかったと思う。行ったり来たりしているように見えて、最終的にはいい感じにいってたんじゃないかな〜と思う。遠回りした経験があったからこそ、ユーザー像が明確にみえたね!
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さいごに
このように私たちは壁にぶつかりながらも、チームで作っていく面白さや、試行錯誤してより良いものを作っていく楽しさに気づくことができました!
1ヶ月の間、社内の方々にはインタビューや壁打ち、講義などたくさんのサポートをしていただきました。本当にありがとうございました!
最後に1人ずつ研修全体を通して得られた学びで締めたいと思います!
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