2040年問題
先月、県の社労士会イベントに、
ボランティアとして参加しました。
事前に「誘導係」という役割を伝えられていたので、
会場内で来場者を誘導するなら楽勝だなと高を括っていました。
ところが会場に到着すると、
テロテロのジャンバーにチラシとポケットティッシュを渡され、
街で配るよう指示されました。
これは「誘導係」じゃなくて、
「呼び込み係」じゃないですかーと文句も言えず、
寒空の下に放り出されました。
歳は食ってますが、社労士としては駆け出しです。
ヒエラルキーの最下層の悲哀を感じました。
さて、その時渡されたポケットティッシュ。
手に取ってまず思ったのは、「薄っ!」でした。
ポケットティッシュってもともと、
マッチに代わる宣伝広告品として考案されたもので、
富士銀行が口座開設の粗品として配布したのが始まりだとか。
よく銀行のATMなどに置いてあるポケットティッシュって、
パンパンにティッシュが詰まっているイメージがあったのですが、
今回渡されたものは、ペラペラでした。
ここにも物価高騰の波が来ています。
心優しい私は、
「これじゃあ、貰った人もガッカリするだろうな」と思い、
通行人にティッシュを2個ずつ配りました。
チラシも2部付けましたけどね。
物価高騰は様々な商品に影響を与えています。
以前「カントリーマアムの2040年問題」という記事を目にしたことがあります。
不二家のチョコチップクッキー、「カントリーマアム」は、
1992年には28枚入りだったのが、
2014年には20枚、
そして2024年には18枚と、
枚数が減り続けていて、
このままいくと、2040年には袋の中は空っぽになるというんですね。
そう考えると、2040年にはポケットティッシュの中身も空っぽで、
袋だけになっているかもしれません。
2040年の私は75歳です。
おそらく頭の中が空っぽになっていることでしょう。