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専業デイトレーダーになるための板読み入門6 基本のキ「板は変化で読む」

ここから具体的に板の読み方を解説していこう。

よく本やネットでは静止した板の画像を出して説明しているのを目にするけど、ななちゃんはこれはちょっと違うんじゃないかと思っている。
静止した板に意味はなく、板は「変化」で読むものなのだ。

板の変化といってもいろいろあるけれど、最も基本となることが二つある。
一つ目は、「現在の板から売り板より買い板が増えれば株価は上がり、買い板より売り板が増えれば株価は下がる」である。

具体的には図1、図2の通りだ。
売りたい人よりも買いたい人が増えれば上がる。
当たり前っちゃあ当たり前なんだけど、これが基本のキであり「需給の変化」だ。

現在はアルゴの台頭もあって、ほとんどの場合買い板が増えると同時に株価も上がる(下がるのも同じ)ので、これ自体にチャンスは少ない。けれど、これが株価が変動するメカニズムなので押さえておいてほしい。

二つ目は、「株価が上がれば上がるほど、より多くの買エネルギーが必要になる」ということだ。
株価が100円から101円に上がるときに買い板が1,000増えたのなら、101円から102円に上がるときには2,000増える必要があるということ。

買われた株は今度は売圧に変わるため、さらに上がるにはそれ以上に買い板が増えないといけないということ。
株価が上がり続けるには累乗的な買い板の増加が必要だ。これも押さえておいてほしい。

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