ティンカーベルになりたい
弟たちの面倒をしっかりみる大人なウェンディ
私も下に弟妹がいる。どちらとも歳は離れていて、小学校から向かいの幼稚園に通う弟は道路越しに私を見つけると、ねえねえー!!!と泣きじゃくって幼稚園の先生を困らせていたことがあった。
5年生の時は、妹のオムツ変えていた。
なんで後ろを着いてくるんだとうざがったり、小さなお母さんになったつもりでお世話したり、そんなお姉ちゃんをしていた。内容は変わったけど、もちろん今もお姉ちゃんをしている。
オムツかえたり、道路挟んで向こう側で泣きじゃくられたりそんな頃。
ディズニーのピーターパンを観た。
衝撃。
お姉ちゃんをしてる子に嫌がらせしている子がいる。
自分の感情をむき出しにして喜んで、怒って、笑って、泣いて、はたまた、嫉妬まで。
私、こんな女の子でありたい。ティンカーベルみたいな女の子になりたい。とてつもなく魅力的にみえた彼女になるんだ。
ティンカーベルのことを嫌いな人は一定数いると思う。
というか、リアルに、クラスの同級生なんかにいたらたまったもんじゃないとおもう。職場なんて、仕事にならない。
自己中心的で、子供っぽく、意地悪で、ねっちこい部分があったり、さらに女性の面倒くさい部分盛りだくさん。
だけど、なぜか。いや、だからなのか。
わたしはそんな彼女を魅力的だと思った。
ふと、夫に私ティンカーベルみたいになりたかったんだよねと言ったことがある。
なってるよ。
みなさん、なってました。まさかの即答でした。
私ティンカーベルでした。
この答えが彼にとっていい意味でなのか悪い意味なのかは一旦置いておくとして…。
彼の一言で、私は、パートナーにティンカーベルとして見られたかったんだ。
ティンカーベルの行動をただの嫉妬深い意地悪な女の子ではなく、恋愛対象であるピーターパンへの愛情表現を不器用な形でそれでいて素直に表現している女の子として見ていて、だから、魅力的に感じていたのかと。
振り返ると、友達や家族に対して、ティンカーベルみたいな行動はしていない。(はず…)
確かに、彼にだけ。なんてこった。
私は幼少期に憧れたティンカーベルの行動を真似して、愛情表現をしていた。
でも、自分が1番魅力的と思った行動を恋愛の対象である彼にむけているのは正常だよなと思ったり。
正解かなんてわからないけど
あの頃の私。
あなたはティンカーベルなれるよ。
しかもそれを即答で肯定してくれる
ピーターパンが隣に。
やったね!