【官能小説#会話】
(官能小説を投稿しています。SM、フェチシズムが苦手な方、18歳未満の方は閲覧はご遠慮ください。)
「しばらく出かけて来るから、しばらくそのままでいなさい」壬生は逆海老縛りのかたちのまま床に転がった奈保子の左右に割られた恥丘に指を当てながら縄をずらすと、パンティーストッキング越しに恥部に指を這わす。
いや!奈保子が頭を仰け反らす。
「良い子にしてるんだよ」そう言いながら壬生は部屋を出て行った。
…
(まさか…)このまま…奈保子は最悪の事態を想像した。
(も×××う…もう、限界…)奈保子が観念したそのとき、ドアが開いた。壬生だった。
「壬生さん、ほどいて…は、早く…」
「…」壬生は黙ったまま、奈保子のいましめを解いた。
…
「まさに危機一髪ってところだったな」トイレから出てきた奈保子に壬生が言った。
「ひどいわ…」
「構わないだろう…羞ずかしい姿を見られることで濡れちゃうきみなんたからね」
「そ、そこまでは…」奈保子が目を伏せる。
「おいおい、『虐めてください』って言ったのはきみなんだからね、オレはいいんだよ、やめたって…」
「いやっ、そんなこと言わないで…」
「じゃ、オレのどんな辱めにも耐えられるよね?」奈保子が頷く。
「可愛いね…」壬生が奈保子に唇をあわせる。二人はしばらくの間、唇の貪りあった。
…
「これを着けてくれないか」壬生がかばんから取り出したのはネイビーカラーのボディーストッキングだった。
「これは…」
「ボディーストッキングだよ。きみが好きなストッキングだよ」「これを…」
「ああ、全裸のまま着けてくれ」
「なんだか、恥ずかしいわ」
「何言ってるんだ、これで全身をストッキングで覆うことができるんだ、望むところじゃないか」
「え…え、わかったわ」奈保子はパンストを脚から抜くと全裸になる。ボディーストッキングを取りあげると片脚ずつ通してゆく。ナイロン地に包まれる感覚に全身の皮膚が泡立つ。
「手伝ってくれないかしら」奈保子は壬生に背を向ける。
「ジッパー上げてちょうだい」
「よし」壬生が言われるとおりにする。
「どうかしら…」奈保子は両腕を胸の前に交差させながらしなをつくる。
「いいよ。いやらしい格好だ、羞しめ甲斐があるよ」
「いやだ…恥ずかしい」奈保子が覗き込むような目つきをする。「両手を背中にまわして」奈保子は胸の前に組んだ両手を背中で組む。壬生が両手首を縄で縛る。
(はあ…)奈保子が声を漏らす。
「ベッドにうつ伏せになって脚を開くんだ」奈保子は言われるままにする。壬生は両脚首をベッドの両端に括りつける。
「何するの?」
「…尻を突き出すんだ」
「えっ?」
「いいから、言われたとおりにするんだ」
「恥ずかしい…」奈保子が膝を立てると尻が突き出る格好になる。
「いやらしい格好だ」壬生が奈保子の尻を両手で回すように撫でる。ナイロン地を手のひらがサラサラと擦れる音が響く。
「どうだね…」
「なんだか、いやらしい気分になってきちゃう…」
「『いやらしい気分』ってどんな気分だね」
「なんか…」
「なんだね…」
「いやだ…言わせるの?恥ずかしい」
「そうだよ」
「いやよ…」
「そうか…オレが確かめやる。もっと尻を突き出して股を開くんだ」
「…わ、わかったわ」奈保子の秘部がいやというほど露わになる。「×××が丸見えだ、どれ…」壬生がそこに指をあてると亀裂に沿ってゆっくりと動かす。
(はあ…)
「もう濡れてきたぞ、奈保子はいやらしい女だなぁ…」壬生はそう言いながら柔らかく、執拗に秘部が撫でる。
(はあ…はあ…)奈保子が下半身をくねらせる。
「ああ、せっかくのストッキングがび×ょ×ち×だ、こんなに濡らす奈保子はいけない女だ…折檻してやる」
「せっかん…」
「そうだ、お仕置きだ」壬生はベッドから降りるとかばんをまさぐる。
「これから、お仕置きだ」鞭と蝋燭を持った壬生がベッドの脇に立った。
「いやだ、何それ!?どうするつもりなの…」
「見ればわかるだろう…」
「せっかんって、そういうこと?」
「ああ、最初からわかっていたくせに…役者だなぁ…きみも」
「痛いのと熱いのは…ちょっと…」
「やめてもいいんだよ…」
「…いじわる…せっかんして」
「最初からそのつもりだったんだろ。まあいい、もう一度尻を突き出すんだ」
「…」
「いいだろう…そして『はしたない奈保子を折檻して』と言うんだ」
「奈保子を折檻して…」
「よし!」壬生が突き出た奈保子の尻に鞭を打ちつける。
うっ!奈保子が上半身を仰け反らす。
「このくらいで大げさな…まだ大して力は入れてないぞ」
「つらいわ…」
「呆れた女だな…演技することで興奮の度合いを自ら上げてるなんて…こんなM女初めてだよ、しかもこんなに美人でスタイルも良いとなると、なかなかいるもんじゃない…」
「もういいから…早く折檻して、『変態女!』って言いながら、もっと強く…」奈保子が尻を突き出す。
「しょうがないな…この変態女!」
うーっ、さすがの奈保子も苦痛で顔を歪める。
「もっと、もっと!」苦痛のせいで口の端から漏れる自身の唾液にまみれた顔を肩越しに壬生を睨みつけながら奈保子が訴える。
うっ!気圧された壬生が狂ったように鞭を奈保子の尻に打ちつける。
うーっ、打たれるたびに全身をのたうたせていた奈保子が動かなくなった。
「おいっ、大丈夫か!?」唾液にまみれた奈保子の頬を壬生が叩いた。
「…」奈保子が目を開く。
「大丈夫か!?」
「…ええ、気持ち良かったわ…」
「正気か!?」奈保子の瞳の奥に宿った狂気に壬生は恐怖すら覚えた。
「…まだ、終わっていないわ、蝋燭で虐めて…」奈保子は挑むような目つきで言った。
「ちょっと疲れた…休ませてくれないか…」壬生はベッドの傍らに置いた温んだビールを飲み干した。
「きみの貪欲さには驚くよ。どんなプレイもOKなんじゃないか?」奈保子を覗き込むように見る。
「…そんなことないわ、プレイつまり遊びでなくちゃ、それと相手に対する安心感がないとね…」
「遊びと安心感ね…」
「わたしの場合は、だけど…凄いひとだと拷問みたいなこともOKなんてみたい、下手したら死んじゃうよね…」
「どんなこと?」
「首絞めとか、針刺しとか…」
「ああ、それはオレにもムリだな、人殺しはご免だよ。きみの限界は?」
「うーん」奈保子が腕を組む。
「やったことないけど、ビデオでみて、ちょっと興味あるのは…」奈保子が薄く笑った。
「何だよ?もったいぶるなよ…」
「うーん、恐いけど…木馬、三角木馬」
「ああ、あれね…でもあれは元々は拷問の道具だよな」
「…そうなんだろうけど、なんかプレイのレベルでなら…」
「どれだけいかれてるんだ…きみは、オレにはムリだな、ほかのひとに頼みなよ…オレは蝋燭までだ。さあ……」
つづく…?