生まれて初めて買ったデパコスを思い出す
初めてのデパコス
2024年、一目惚れコスメがクレドのクッションファンデだった。今でもときめく最高のパッケージコスメと過言ではない素晴らしさ。
ただただ見惚れてしまい、このデザインを見るだけで、日常の悩みや苦しみが一瞬で吹き飛ぶような美しさ。
何度使っても飽きることのないときめきとワクワク感を感じさせるデザインに、私は財布と通帳を見ては何度も電卓を叩き、クレジットカードを片手にカウンターへ歩き出した。
心躍るような予感とともに、私はコスメカウンターへ足を運んだ。初めての一歩を踏み出す緊張と興奮で、胸がどきどきと高鳴っていた。限定の美しいコスメが欲しくてたまらなかったのだ。しかし、自分の心情をうまく伝える言葉が見つからない。ただ拙い言葉で、心の内を伝えることができるだろうか?
カウンターに立つ清潔感のある店員の優しい笑顔に包まれながら、胸の中に漂う感情を思い切り引き出した。私は限定コスメが欲しいと願い、伝えた。自分自身をより美しく輝かせる魔法の一瞬が訪れることを期待していた。
限られた時間の中で、かけがえのない一つの出来事は、決して忘れられない思い出となり、人生の転機となることもある。コスメカウンターにたどり着いた私の心には、喜びが詰まっていた。日常の小さな幸せを追い求める私がたどり着いたこの場所で、一期一会の出会いを紡ぎだすことができるのか、心からの疑問が湧き上がってきた。
美しいコスメの数々が展示されるカウンターの中で、私の内面が少しずつ変わっていくのを感じた。自分自身に向き合い成長したい。心を美しく、手腕を磨き顔を美しく。
自分自身に向き合い、より美しいコスメを得るに相応しい人間になろうと決意することができる場所、それがコスメカウンターなのだ。限定コスメを手にして幸せを掴む瞬間には、何かしらの哲学的な試行が隠されているような気がしてならなかった。
さまざまな感情が渦巻くコスメカウンターのシーンは、物語性に富んでいる。美しい高級感のあるコスメが私の前に並び、自分自身への投資としての意味を考えさせられる。これを持つに相応しい人間なのか?コスメを通じて高揚する感情や、自分自身を美しく演出することで他者との繋がりを深める喜び、労働で得たお金を一つの幸せに注ぐ幸福感。それらはまさに人間関係や人生の奥深いテーマを凝縮したような存在だ。
コスメカウンターでは美しく、そして優しい店員さんがタッチアップをしてくれた。私の下手なメイクに恥ずかしさと申し訳なさを感じながら、優しい指先はエステを思わせた。コットン一つ滑らせる力加減は、私とは違いソフトタッチで私は全ての技を盗むべく彼女の話を聞いた。
そして私に似合う色味を選んでもらいパウダーを塗った後、店員さんは私に提案をした。
「よければチークも」
あまりにも優しい提案に私は申し訳なさと嬉しさを感じた。私は彼女に話していたのだ。お金に余裕がないためギリギリまで迷っていたこと、それでも諦めきれなくて予約なしでダメ元でカウンターまで来てしまったのだ。
それでも彼女は丁寧にメイクを仕上げてくれて、素晴らしい体験を経験した私は決めた。もしまた心がときめくコスメに出会ったら彼女から買いたいと・・・。
初めてのコスメカウンターでの私の体験は、単なる商品購入だけではなく、人生の深い思索を巻き起こすきっかけとなった。様々な種類・色・質感のあるコスメという繊細な世界に触れ、心の中に眠る深層を探求する旅に出た私。愛がテーマの肌コスメに出会ってしまった私は、精神や外見、生き方を総合した美という永遠のテーマについてこれからも追求し続けたいと思う。
私がコスメカウンターでの一体験を通じて得たものは、言葉では表現しきれないほど素晴らしいものだった。コスメカウンターでの私の心の旅は、私の生活に鮮やかな色彩を添え、永遠の思い出となることだろう。
2025年クレドの春コスメリップについては、いつかまとめたいと思う。