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アトピー性皮膚炎…ごめんね、お母さんが悪いの
💠生まれた頃から悲鳴をあげるように泣いていた
生まれた頃から1日中泣いていた息子
痒かたのかな
顔が真っ赤で、皮膚はただれて、お薬もたくさんもらったけど、ステロイドを塗ることに抵抗があり、すごく悩んだな
結局、塗っても治らなかった
💠除去食の始まりと睡眠不足
病院で血液検査をして「除去食をしましょう」
と言われ、私は、元々料理が得意でなかったけど
除去食を何時間も掛けて作りました
砂糖の変わりに、かぼちゃや玉ねぎで甘みを出し、小麦なしの醤油を取り寄せて入れたけど、何故か食べない
もう、がっかりと言うか、ゲッソリですよね
それでも体にいい物があると言えば、買いに行ったり、今から22年前は、今みたいに簡単にネットでは買えなかったのも大変でした
そして、夜も眠れなくて苦しそうな息子をずっと抱きしめるしかなかった
💠私を救った先生の言葉
アトピー性皮膚炎のお子さんを持つ方で、なんとかして治そうと思っている方いらっしゃいますか
当たり前ですよね
誰だって治してあげたい
私も県内の皮膚科をかなり回り、なんとかして治そうと必死でした
でも、そんな時ある皮膚科の先生に出会い
「アトピーは治らないよ、年代によって出る症状や出る箇所が違う、だから上手に付き合っていきなさい」
と言われ、あっ、治さなくて良いんだ
上手に付き合っていけば良いんだって思ったらなんだか楽になりました
それまでは、血液検査でダニが出れば、気が狂いそうになりながら、ホコリを掃除したり、食品を買う時は、成分表とにらめっこをしてました
少し、落ち着いてリラックスすることも大事かもしれないですね
それと
「乳幼児は、関節などに出て、4.5歳で喘息になったりすることもある、大人になったら花粉症になったりどんどん症状が変わっていく」
「だから乳幼児の時は、しっかり保湿をして、喘息は命を伴うから、呼吸がおかしいと思ったらすぐ、病院へ行く」
「思春期の時に体からたくさんの油分が出るから一瞬治ったと思うかもしれないけど、治った訳ではない、また大人になると違う症状が出るよ」
とも言われ、それも聞いてまた楽になりました
結局、喘息の発作も起きて入院も2回したけど、なんとか乗り越えました
💠こめんね、お母さんが悪いの
先生からの言葉で一瞬、楽にはなったけど、心配していた集団生活では、アトピーであることで
たくさん嫌なことを言われて泣いて帰って来たこともたくさんありました
もう、こっちが泣きたかった
「ごめんね、お母さんが悪いの」
そう言って、謝ったことも何度かある
でも、今となったら、傷ついたことで、そこから何かを学び、これからの人生に活かせたのではないかと思います
人を傷つけてはダメ
そう学んでくれたかな
結局、22歳になった今も治ってはなく、自分で皮膚科に通い、入浴後のケアをしっかりして過ごしているようです
「治そうと思わず、上手に付き合っていく」
そう思うことも良いことかもしれないですね