見出し画像

#知床ゴミ拾いプロジェクト 知床ウトロ学校で海洋ごみのお話をしてきました。

こんにちわ!むらかみです!
12月上旬に知床ウトロ学校で、小学4年生の皆さんに海洋ごみのお話をしました。

小学4年生のみんなが地域のことを調べる中で海洋ごみについて興味を持ってくれたようです。もっと知りたいということで、ゴミプロの活動を知ってくれていた担当の先生とボランティア担当のママさんが声をかけてくれました!

正直、海洋ごみの話は私も勉強中なので、そんなうまく話せる自信がなく😭私たちの活動の紹介と、それを通して知ったことをお話ししました!

調べながら資料作りをしていたので、新しい発見がたくさん〜。メモ書き程度ですが、こんな内容についてお話ししました💁‍♀️

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

私たちがごみ拾い活動を始めたことはヒグマなどの陸の動物たちへの影響を考えてのことだったけど、海にもたくさんの動物たちが生きています。(くじら!シャチ!アザラシ!トド!どんな動物がいるかと聞いたら、小学4年生のみんなはたくさん答えてくれました!)

環境省HPより(https://www.env.go.jp/nature/isan/worldheritage/shiretoko/uiversal/index.html)

海岸には漁具やペットボトル、缶、プラスチックなど、たくさんのごみが打ち上がっています。韓国や中国、ロシアからも流れてくることも。(ロシアのペットボトルを持っていったら、みんな興味津々。)

漁具は海に流れてしまうと「ゴーストギア」と呼ばれるひとりでに漂う漁具となり、海に生きる動物たちを捕まえてしまうのです。(「ゴーストフィッシング」と呼ばれ、身動きが取れなくなった動物は、息が吸えない・食べ物が食べられないことから長い間苦しんで死んでしまう。)

WWF HPより(https://www.wwf.or.jp/activities/project/4446.html)

海に漂っているごみの内、7〜8割は私たちの生活の周りから出ています。(もっと少ないと思っていました!ペットボトル一つをとっても、商品開発→製造→配送→販売→消費という、私たちの手元に届くまででもかなりのごみが出て、正しい処分のルートから転がり落ちる。道路や川に落ち風や水に流され、海にたどり着いているよう。ちなみに海洋ごみの中で漁具が占める割合は10%ぐらい。))

日本財団HPより(https://www.wwf.or.jp/activities/project/4446.html)


私たちの住むウトロは海を目の前にしていて、風が吹くと陸の物が海に行ってしまう。とても簡単に。道路に落ちているごみを一つ拾うだけでも、未来の海のごみを減らすことができます。

不運にも、私たちの住む知床半島は、海流の影響から海洋ごみが多く流れ着く場所であることがわかっています。波が来ればごみを届けてくれる。その時に拾えば、海のごみを少しでも人間の手に戻すことができます。

海のごみを減らすために、世界の海の生き物たちを救うために、私たちができることはあるかもしれません。

そんなことをお話ししました!

あとはものを大事にすることやちゃんと分別して捨てること、リサイクル素材を使った製品(ペットボトルでできた衣類など)を買って使うことなどについても...。

知床ウトロ学校の生徒さんみんな前のめりで発言してくれるので、とても楽しい時間でした!ウトロはすごいなぁ...。
ごみを見てみんなが考えたこと、また聞ける日が来ると嬉しいですね😆🙌


今回お話しするのに色々調べ物をしました。びっくりしたことは、この2年間で延べ400人の方にご協力いただき、45Lごみ袋を合計400袋も拾ったこと(漁具はカウントしてないので、拾ったごみはそれ以上)

みんなの紹介もお話に盛り込みました🙏みんなの住む街には、かっこいい大人がたくさんいるんだぞー!
本当にありがとうございます!

いいなと思ったら応援しよう!