会議の最初に結果をつくる。「行きたいところは？」「どうやって行きたい？」

【今日のセットアップ】
2021.7.17のクリーン　（桝田綾子）

【今日の見どころ】

同じ人でも、いつも同じようにいたいわけではない。
いつもと同じことが、その日のサポートになるわけでもない。

というとき、
例えば会議での参加の仕方も同じ。

バシバシ決めていくより、今日はぐだぐだ話したい・・・
話したら出てくる、話さないと出てこない。
ということもある。

ぐだぐだ話す会議というと、一見ダメな会議に聞こえるけれど
最初にグダグダが必要だ。とわかっていたら
ぐだぐだ話したら、出てくるのです。

今の自分に必要なものから
今日の会議でのゴールにどうやって行きたいか？　を
先に決める。
だからこそゴールにたどり着く。

というセットアップの実例
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クリーン・セットアップとは？
クリーン・ランゲージを使った手法の一つで
プロジェクトや会議のはじめ、
あるいはチームビルディングなどに
QUICKに使う問いのテンプレート（のようなもの）

一人ひとりが、その物事に
どんなあり方を持って臨んでいるのか
何を満たしたいと思っているのかが
メタファーを使って話を広げることで、
はっきりすると言われています

さて、何話すんだっけ今日・・・

日々いろいろなことをやっていると、
打ち合わせの日程だけが決まっていて、
あれ？今日何を話すんだっけ、と
思い出すのに時間がかかることはないですか？。

今日の打ち合わせの私たちはそんな感じでした。


前回はこんな話してたよ。ああそうだこれもだね、と
話したいことを出し合いながら、
だいたい議題の共有ができたところで

じゃあ、何から話す？　といく前に、
恒例のクリーン・セットアップ


実践的なクリーン・ランゲージをやってみていこうと
している私たちの、
実践を重ねることでの体感を
知っていく、そんな意図も込めて
クリーン・セットアップをしました。

でてきたそれぞれのメタファーからご紹介を。

もやもや～っから、「これ」。
工場で試作してるおじさん（ｂｙりんりん）

以下、りんりんのセットアップ

「今日のミーティングが思うようにいくとき、それはNY？」

もやもや～っとしてる中から、「これ」だなって。
（つかんで手元に持ってくるジェスチャー）

もやもやは目の前にあって、「これ」は私の手元にある。

「そのとき、あなたはNY？」

工場で試作してるおじさん。
手元にいろいろ材料があって、組み合わせて・・・
あ、もやもやは組み合わせてる。で、「これ」ができる。

「そのようであるために必要なサポートやリソースは？」

ぐだぐだ～ってとにかく思いついたこと話したい。
いろいろしゃべってる中で、「これ」が出てくる。
しゃべんないと出てこない感じがする。

＝
りんりんの今日のコンディションは
話していることで掴むものがありそう
そこを見ていきたい。
という感じ

つづいてあや子のメタファ

湖がある。どう伝えたらいいか考えてる（ｂｙあや子）

「今日のミーティングが思うようにいくとき、それはNY？」

湖、が出てきた。
湖は左側の目の前にある。
ホログラムみたい。

「そのとき、あなたはNY？」

湖を、ちゃんと描写しようとしてる人。
鏡のように草木が湖面に映る、きれいな……

湖の、どこを伝えるといいなと思ってもらえるか考えてる。
近づいた一部を描くか、全体のビューが見えるように描くか。
散歩コースつくるのか、ちゃぷちゃぷ遊ぶのか。

「そのようであるために必要なサポートやリソースは？」

計画している養成講座の他に、どんなコースがありえるか？
考えたい。コース設計に入れること。
コースを伝えるために、伝える必要のあることがわかること。
一連で伝えること、コース、がつながってること。

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今日のりんりんは、脇道に逸れず、ではなく
寄り道的にうろうろ話がしたい様子。
一方、私は具体的に考えたいことがある。

ということが、クリーン・セットアップの10分でわかりました。
なんとなく、始め方と進め方が決まります。
私の具体的に考えたいことを、うろうろ話すミーティング！

いくつかの「これ」＝原型、試作品は、出そろった？！

私が口火を切って、気になることを挙げていきます。
・今までやってきたこと、いただいた感想や声から、
こんなニーズがあるのでは？
・ここがつながらないと、おもしろさが伝わらないのでは？
・クリーンを学びたい人と、クリーンを楽しみたい人と、
いるんじゃないかな？　伝えることは同じでいいの？

それらについて、”うろうろうろうろ”話す。

すると、出てくるのですよ、
りんりんのいう「これ」という形が。

でてきたものの質感を眺めながら
二人でやっていくこと。
形を変えるもの。
師匠に話して決めること。
人に協力をお願いすること。
など、具体的なイメージなども共有していきます。

どうやって進めるか？　まで決まったものもあれば、
もうちょっと続きを話そう、となったこともあり。
ただ、「これ」＝原型、試作品は出そろった感じ。

行きたいところに行けた、前に進んでる感！！

お読みのあなたは、なんのこっっちゃ？かもしれないですが
クリーン・セットアップで
今日、何をしたいか？　どこに行きたいか？
が、先に共有されているから、
行きたいところに行けたね、という感覚があります。

思い描いた未来があるから
そこにしっかり寄っていく、という感じが近い。



今日の終わりでは、すぐに動けることはあまりなく、
もう少し話をする必要があるね。
と、最短で二人の合う日を押さえて、
打ち合わせは終了したのですが

今日、話されるべきことは話されたね、
と二人とも思っている。

少し前まで、お互いなんで書かないのか、で停滞していた・・・
と考えると、とっても前に進んでいる感覚があります。

おお、ほんと前にしか進んでない！
とすら思います。

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自分が思い描いていることを言葉にしたり
ビジョンをつくっておくと、そのとおりに叶いやすい、は
手帳術や願望実現などで言われますよね。
目標設定の大切さは、ビジネスでも言われます。

クリーンランゲージは、
自分の内的世界に持っている思いを
メタファーを使いながら可視化していくことができる。
クリーン・セットアップを生活にこまめに取り入れることで
自分の行動を変えていくことが出来ます。


毎週１回、自分とミーティングの時間を持つ
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クリーン・セットアップの効果を体験したい方にもおすすめです。
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基本的には、
１回30分のクリーン・セットアップを４回受けていただきます。
週１回がおすすめですが、
お好きな間隔でお受けいただくことも可能です。

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