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しょうがいしゃの友達しかおらんもん

あまりの衝撃にしばらく放置してしまった言葉
とあるとき、とある場所でとある方が発した言葉に相手の方も言葉につまり
「そのことについては、なんの返事もできませんが、遊びに行くのは楽しみですね?」
そう言って会話を終了させた相手方の穏やかな返答が
少し離れてその会話には参加していなかった私の心もホッとさせてくれた。
発言者さんが、どんな意図で言ったのかはわからないけれど。
ネガティブな響きを感じ取ってしまった私。

どんな意図だったんだろう
そして自分はどの立ち位置だったんだろう?


しょうがい
生涯
渉外
しょうがい
ショウガイ

障害者

この字だよな。

グーグル先生に聞いたら内閣府のHPが一番に現れた。

障害者基本法(昭和四十五年五月二十一日法律第八十四号)
第一章 総則
(目的)
第一条
この法律は、全ての国民が、障害の有無にかかわらず、等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのつとり、全ての国民が、障害の有無によつて分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現するため、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策に関し、基本原則を定め、及び国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策の基本となる事項を定めること等により、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とする。

内閣府HP
障害者基本法(昭和四十五年五月二十一日法律第八十四号)より


この法律は
国民みんな、障害がある人も、ない人も
基本的人権をもつ、かけがえのない個人として大切にされるものである


この考えを根本的な信念や価値観、目標や指針として大切にし、この方向性を持って活動や行動を進めていく

国民みんな
障害があるか無いかで対し方、扱い方に差別をつけられることなく
お互いに人格、個性を大切にし合いながら共に生きる世界をつくるため

障害者の自立、社会参加のお手伝いのための計画、実施について
基本原則を決め、国、地方公共団体の責任と義務を明らかにする

そして、障害者の自立、社会参加のお手伝いのための計画、実施について
さまざまな事情を加味し広く大きい視野と高いところからの観点から判断し
計画的に一つ一つの事柄を決めて進めていくためのもの

法律に使われる言葉は難解だ。
漢字できゅっとコンパクトにまとめられ、
なんとなく聞き覚えのある言葉は、自分の経験知識からなんとなくこんな意味かな?と思い浮かべて理解した気になっていた。
ので
自分なりに言葉を一つ一つ調べてみた。
それでもしっくりは来ていない。
ちゃんとはわからない。

朝ドラのトラちゃんのお陰で、私の中で法律が
今までよりは身近になっている。
一つ一つ読み解けば、自分がどんな国に住んでどんな権利や恵みをもらっているのかジワジワと感謝の気持ちがわきあがる。
そして、美しい基本原則とはうらはらな現実も見えてくる。

国民みんな、障害がある人も、ない人も
基本的人権をもつ、かけがえのない個人として大切にされるものである

基本的人権
人が,生まれながらにしてもっていて,だれからもおかされない 権利 けんり

学研キッズネットより

障害がある人もない人もである。

差別をする人は、差別をされてきた人だ
もしくは、当たり前に差別がなされてきた場に居合わせた人だ

被害者、加害者の世界だ

自分を守るために、相手を下げることでしか生きられなかった人
自分を守るために、自分をさげることでしか生きられなかった人

全てわたしだ。

「しょうがいしゃの友達しかおらんもん」
この言葉にショックを受けたのは、私が「障害者」に残念な意味をつけているからだ。
自分も精神障害である障害者であることに引け目を感じているからだ。
躁うつ病と診断され、ハローワークでは障害者窓口を使用させてもらってる
障害者雇用してもらえて、障害者手帳の申請も視野に入れ始めた私。
堂々と胸を張って生きている「しょうがいしゃ」といわれる方々と関わらせてもらえるようになって、
もっともっと自由に生きたい!
心の底から湧き出る願い

そうして、もやもやしながらも
NOTEを見ていたら、こちらの方の記事が目に留まる。

ふわわわわわ!
モヤモヤしていた答えを見せてくれたような記事に感じ入る。
そして、こちらの会社を知り

障害のある人のこだわりや才能を異彩と呼ぶ
自分が自分らしく在り、お互いに価値として認め合う

こんな会社が、人たちがこの地球に日本に存在しているんだ
目の前が開けたような感覚に

己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと
心を燃やせ歯を食いしばって前を向け
君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない
共に寄り添って悲しんではくれない

鬼滅の刃
煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の最後の言葉(一部抜粋)

ふいに煉獄さんの言葉が脳裏を走る

そうだ
わたしなんてちっぽけでなんも知らなくてなんもわかってなくて
やっと
じぶんにウソつかないで生きようときめたばかりの赤んぼうだ
自分の弱さや不甲斐なさなんか知ってる
もうずっと40年以上ずっと一緒にやってきたんだもん
ここからだ

毎回思う、
自分の中の黒い悲しい辛い汚い醜い部分が露見するとゾッとする
恐れおののく
こんな私が外にでていいわけない
またなにか失敗しちゃう
めいわくかけちゃう
こわいこわいこわいこわい
ぎゅーぎゅーおしこめてコンパクトに折りたたもうとする何かが出てくる
けど
いつも
わたしがこうありたいという理想を形にしている人たちが
ふと目のまえに現れてくれる

押しとどめるモノと前へすすめるモノがあらわれたなら
私はもう、一歩前に進もうと思う
思えるようになったんだ

今、この地球でもがき苦しんでいるすべてのひとたち
幸せでウキウキくらしているすべてのひとたち
どちらもなく流れに身を任せ心地よくいきているひとたち
いきとしいけるみんなみんなが
どんな選択をしようとも
そこに祝福がありますように

みんな、じぶんを大切にしていきられますように

『世界中のみんなみんな、障害がある人も、ない人も
基本的人権をもつ、かけがえのない個人として大切にされるものである


この考えをわたしの行動に落とし込んで生きていく。
一つ一つの言葉の意味を、流すのではなく深く味わう
言葉にすると本来の意味から離れてしまう感覚もあるけれど
まずは深く味わってみようと思う。
今まで、なんとなくで流して自分の頭の中だけで終わらせてきたものを
色んな視点で見つめてみたい。

たとえ次の瞬間、世界が終ろうとも
私の肉体の期限がこようとも。

こんなふうに考える機会を与えてくれた、全てにありがとうです♡


上も下もない球体がふわふわ浮いている
それぞれの境界線は心地よく守られ保たれ
多すぎず少なすぎず。。。


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