#1:オミクロンver5に冒されて

発覚?

8月1日。出張から新幹線で大阪に16時ごろ帰社。
いつものようにハイテンションで社員やバイトにご機嫌よう。
私は、二酸化塩素を使った製品を開発する中小企業の社長です。
本当は、毒にも薬にもならない自己紹介から始めるつもりでした。。

きっかけは、ノドのわずかな違和感と倦怠感。
抗原検査キットは常備しているので、念のため検査。
10分待つ、はい、陰性。
どうでもいいけど、唾液出すのって意外と大変ですよね。
唾液腺押してもなかなか出ないし。

メールの確認や返信を済ませて、
帰ろうかと席を立ち、ふと抗原検査キットを再確認。
・・・ん?
ごくわずか、
本当にごくわずかに陽性のラインが見える。。
検査10分後では陰性、20分以上経ってから見ると、
わずかに陽性にラインが入っている。これは?

勝利条件

少し悩む。が、陽性だとみなして対応することにする。
最悪の事態はなにか?
言うまでもない。
甘い判断で、感染を家族や社員やバイトたちに広げること。
では、今回の勝利条件は何か?

  • 家族に感染者を出さない。

  • 社員・バイトに感染者を出さない。

  • 重症化・後遺症なく社会復帰する。

初期対応1:除染と連絡@会社

まずは、社内の除染。ひとまず触れた箇所はすべてアルコールで消毒。
といってもたかが帰社して2時間程度なのに、どこに触れたか
すべて把握できてないし、覚えていない。

接触感染リスクは低いが、初期の論文でエレベーターのボタンが疑われる事例があったし無視はできない。
ウイルス汚染された器物からの感染は、最低3日程度はリスクありとみなしたほうがいい。
オミクロンの潜伏期間はだいたい2日か3日。幸い1日は月曜日だったが土曜日に会社に来ていたのでその際に触れた箇所も清拭が必要。

  • 触れた記憶のある箇所は、すべてアルコールで清拭

  • 土曜日と月曜日に使ったもので不要なものはすべて二重にして廃棄

  • 必要なものはチャック袋に入れて、二酸化塩素の徐放剤を同梱して密封

  • 火曜日に来る社員のために、マスクと手袋をポストに入れる

ここまでやって、あとは建物全体を二酸化塩素でくん蒸してしまえばいい。これで触れたけど忘れてる箇所もなんとかなるだろう。
一通り終わって、社員に電話で連絡、19時過ぎ。
…….誰もでねー。そりゃそうです、みんな妙齢の女性。
まぁ想定内なのでメッセージを投げておいて、奥様に電話。
…….出た。よかった。家族ステキ。
事情を話して、ビジホを取るか寝室で隔離するか相談。
この時間だと予約も厳しいので寝室に食事を運んどいてもらう。

子供が5歳、奥様はハイリスク群に該当する事情があり、陽性確定の場合は、ホテル療養一択を決定。

社員からもメッセージが返って来て、とりあえず前後の状況を整理して、明日以降の対応を説明。

最後に会社の3階、2階、トイレ、階段踊り場を自社の二酸化塩素のくん蒸剤を使って除染。一応この製品は防災安全協会の防疫推奨品の認証マークとってます。
けど、そんなことは関係なく何はともあれ、撒き散らした可能性のあるウイルスの排除が最優先。
窓や扉を開けておくと言う手もあるが、防犯上却下。
そもそも付着したウイルスは換気だけでは取れないので両方できるくん蒸剤が多分この場合は最適解。

退社

とりあえず会社は片付けて、使い捨ての手袋とマスクをまとめて持ち出して自転車乗って家路に帰宅。
さて、明日以降どうしましょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?