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趣味の絵本棚 2

こんにちは

元保育士の芋野餡子でございます。

今回の私のお気に入り絵本は

『わにわにのおふろ』
小風さち:ぶん
山口マオ:え
福音館書店


です。
わざわざ好きだと書くのもはばかられるような大人気シリーズです。

ちなみにこの『わにわにのおふろ』は、現在全5冊出版されているわにわにシリーズの第1作目でして、その後
『わにわにのごちそう』
『わにわにのおでかけ』
『わにわにのおおけが』
『わにわにとあかわに』
と続いています。

当時、初めてこの絵本を本屋さんで見つけた時は興奮しました。
まぁ私がワニ好きだということもあるんですけども。

一見コワモテのわにわにが、お風呂にお湯をためておもちゃで遊んであぶくを飛ばしてシャワーをマイクに歌までうたい、ちゃんと身体を拭いて風呂上がりにはジュースを飲む。
なんとも愛らしい。
そして全ての絵が味わい深く温かい雰囲気の木版で描かれているところもたまらない。ちょっと力の抜けたタッチがなんとも言えません。

保育で読み聞かせをしていた時は、子どもたちと一緒に身体をクネクネさせながら声をあわせて「ぐにっ ぐにっ ぐにっ ぐなっ」とやるシーンが楽しかったですねぇ。
わにわにが歌う場面では、私の「うりうりうりうり」に続いて、子どもたちが「オーイェー」という掛け合いも盛り上がりました。頭に洗面器被ってるんですよね。
ユーモアだなぁ〜

保育園から外部に行く研修で、小風さちさんの講演というのがありました。
なんと素晴らしい研修でしょうか。

小風さんのお話では、わにわには“ミシシッピワニ”という種類のワニで、あかわには“メガネカイマン”なのだそうです。
また、「子どもは、リアルである必要はないが、リアリティーが無いと本を閉じる」「文章は上手い下手では無い。自分の目と脚を使って書く事が大切」「物語は自ら生まれようとする。作家はただの媒体になる」等とお話してくださいました。

ふーんなるほど…と言いたいところですが、私にはまだよくわからない世界です。
いつか自分にも、「なるほどこういうことか!」と腹に落ちる日が来て欲しいものです。

緑とピンクの組み合わせってかわいい

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