証券会社の本音
あくまで個人的な印象や感想ですのでご注意ください。
証券会社の本音
株式市場に対していつも好意的に捉えて、値上がりが期待できることについて発言する傾向があります。証券会社の本音としては、金融商品を売買したその手数料が主な収益源であるため、売る際には当然「値上がりすること」について話さざるを得ないといったところかもしれません。これから下がりますと言ったらお客さんは買ってくれません。下がるというと商売あがったりなのです。
実際どんな商売でもこのようなことはあるので、証券会社に限った話しではないと思いますが。
例えば、株式であれば営業マンが日経平均は下がりそうだなあと思っていた場合でも、
「日経平均は下がりそうですが、A株の上昇は期待できそうです。今は全体の指数(日経平均)を見ていないで個別株を見て投資しましょう。」
というような言い方をするかもしれません。
確かに、経済が悪くなり日経平均が下落する中でも、個別株では業績が好調で株価が上昇するケースはあります。しかし、経済が悪化する中で上昇する銘柄を探すのは大変ですし、当てるのも難しいものです。その銘柄を探し当てるのも証券会社の仕事ではありますが、個人投資家は果たして「今」投資をすべきなのでしょうか。
最近では資産残高に応じて手数料を貰おうとする動きが出ており、短期的な投資を勧める必要性がなくなってきていますので、今はこのようなことをしている会社は少ないと思います。
運用会社はどうか
運用会社でも色が出ます。バイアスができる限りかからないように努めているとは思いますが、大まかな印象としては下記のようです。
・株式を中心に運用する会社
株式市場を好意的に捉え発言する傾向があります
・債券を中心に運用する会社
株式市場をどちらかというと否定的捉え、それよりも債券が良いと発言する傾向があります。
ざっくりとした説明では、株式と債券はシーソーのようにどちらかが良いとどちらかが悪いといったことになるので、株式を中心に運用する会社は、債券よりも株式を好意的に捉え、債券を運用する会社は、株式よりも債券を好意的に捉えてしまう傾向があります。
上記でも述べましたが、証券会社同様、株式運用する会社が、「株式は下がります」と言ったら、自分達が運用しているファンドが売解約されては、商売あがったりとなってしまいます。
そのため、運用会社の発言においては、何を中心にして運用しているのか、どのように運用しているのかによって、バイアスがかかっているものと考えて発言をとらえる必要があります。
いずれにしても、投資をする際には必ず自分の意見をもって投資をすることをお勧めします。
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